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異世界漫遊記 〜異世界に来たので仲間と楽しく、美味しく世界を旅します〜  作者: カイ
第2章 エルフの隠れ里〜

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81、魔法を教わろう! 2

翌日もまた庭へ出て同じ場所へとラーシェさんと向かう。

昨日と同じ場所へと着くと、まずは昨日のおさらいをする。

ラーシェさんは俺にオレンジを渡すと、しばらくしたらオレンジを転移させろと言い残して、転移で姿を消した。

俺は約1分ほど待ってからオレンジをラーシェさんのところへ送る。


するとラーシェさんがすぐに転移してきた。

その手にはオレンジがある。


「素晴らしいですねぇ!1日で『物の瞬間移動』が完璧にできるようになりましたのぉ。では、これの応用で『人の瞬間移動』を始めますかの。」


それからラーシェさんに『人の瞬間移動』の注意点を聞いたが、結局気をつけなければならないのはやはり想像力と集中力なのだろう。

しっかりと「自分という物」を「予定している所」へ移動すると想像し、それを完了するまで継続させる集中力が必要らしい。


まずは自分の姿を思い浮かべ、少し離れたラーシェさんの横に移動すると想像し、魔法を発動させる。

すると物凄く光ったと思ったら、次の瞬間には予定通りにラーシェさんのそばに立っていた。


「凄いですなぁ!1回目で成功させるとは!では、次は自由に少しずつ距離を伸ばす形で練習をしていきますぞ。わしの目の届く範囲でやってみなされ。」


それから俺は少しずつ移動する距離を伸ばしながら練習していく。

たまにルーシェさんと魔法の練習をしている3人のそばに移動してみたりとドッキリも挟みながら、楽しく練習をしていく。

途中「魔力が続かないようなら休憩を取りますぞ。」と言われたが、全然魔力は問題ない。

そう告げるとラーシェさんに呆れた顔で見られてしまった。……解せぬ。


そしてとうとうお昼までの間に、自分を屋敷の中の食堂まで飛ばすことができるようになった。


そのついでに俺は一足早くキッチンに向かい、頑張っている皆の昼食を作ることにした。

今朝はラーシェさんが作ってくれたパンと簡単なおかずだったので、お昼は俺が作ることにしたのだ。


とりあえずローランの街で捌いてもらったオーク肉と玉ねぎ、醤油、料理酒、おろししょうがのチューブ、サラダ油、炊飯器で炊いておいたご飯を取り出し、手早くしょうが焼きを作っていく。

最初に料理酒、醤油、おろししょうがで合わせ調味料を作っておく。


それからまずはコンロにフライパンを置いて火にかけ、熱くなったらそこにサラダ油を入れる。

そこにオーク肉、玉ねぎの順でフライパンへ入れ、ある程度火が通ったら合わせ調味料で味をつける。

肉と玉ねぎを炒めている間にキャベツを千切りにしておいたので、それを炊飯器から大きめのお椀に盛っておいた御飯の上にのせ、さらにその上からしょうが焼きを乗せればしょうが焼き丼の完成だ!

とりあえず完成はしたがまだ皆は来ていないので、とりあえず完成した丼は鞄の中へ収納しておく。


丼だけだと栄養が偏るので、サラダと豆腐とネギの味噌汁を作って鞄に入れた。

サラダに使った野菜と豆腐は山田が購入しておいてくれたものを使ったが、無くなりそうになったら困るのでまた頼まないとね。



それから俺は皆にお昼を作った事を知らせに転移をする。


「みんな〜!お昼ご飯できたよ〜!」


俺が大声でみんなに声をかけると、一斉にこちらへ走ってきた。

もちろん一番はラーシェさんだ。

さすがに転移魔法に勝るものはないよね!


それから揃って食堂へ移動した。

食堂のテーブルの席につくと、俺は鞄からしょうが焼き丼とサラダ、豆腐とネギの味噌汁を取り出して皆に配った。


みんなお腹が空いていたからなのか凄い勢いで食べている。喉、詰まらせないようにね!


しばしみんな無言で食べていたが、少し落ち着いたからなのか少しずつ会話ができる様になったようだ。


「いや〜、いつ食べてもシエルの作る飯は美味いなぁ!」


リッキーさんが誰にともなく呟く。

するとそれに対して皆は頷くことで答えた。


「本当じゃのぅ。シエルくんのご飯は美味しい。とても料理上手で羨ましいものじゃ。」

「ホントですよね、おじいちゃん。自分がギルドマスターをやっている街で一番美味しいと思っている宿の食堂も確かに美味しいんですが、シエルくんの作るあっさりとした食事もとても美味しいと僕も思います!」


……あっさりか?

そんなあっさりだとは思っていなかったが、確かに洋食よりは和食?の方があっさりだとは思う。


「そういえばエルフは肉だけではなく魚も食べるんでしたっけ?」

「はい、食べますよ?この森にも川が流れていますので、そこで魚を釣って食べています。」

「じゃあ夕飯は魚料理を出しても大丈夫ですね。夕飯を作るときにまたキッチンをお借りします!」

「良いんだよ、そんな毎回使うのを言わなくても。気にせず使っておくれ。」


ラーシェさんにそう言われて、俺は「ありがとうございます!」とお礼を言った。

じゃあ今夜は少し時間を取って、何品か作ってみようかな!


みんなで少しお茶を飲んで食休みを取ったら、また午後からの魔法の練習だ。


俺はどうやらラーシェさん的にはある程度転移魔法は使えるとの判断を下されたが、ルーシェさん的にはもっと長距離をできるようにならないと合格にならないらしい。

なので午後からは教師が入れ替わり、俺にルーシェさん、皆にはラーシェさんが教えることになった。


「テストにいきなりローランの街っていうのは酷だから、これから僕が何箇所かローランの街の中継地点になる街に案内するから、そこからここに戻ってこようか。」


そう言ってルーシェさんは俺と手を繋ぐ。


「まずは……ここから一番近い街へ向かいましょうか。」


急に周囲が眩しくなり、次の瞬間には全く違う町の入口に立っていた。


「ここは……どこですか?」


入口から街の中を見ようと近づくと、門番さんが驚いた顔で俺たちを見ていた。

そりゃあ驚くよな、目の前が急に眩しく光ったと思ったら人が立っているなんて。


もっと近づくと門番さん達はビクッと震えたと思ったら持っていた槍をこちらへ構えた。


「お前たち、一体何者だ!?どこから来たんだ!?」


そう言われたので俺が答えようとしたら、先にルーシェさんが答えた。


「いきなり転移してきて驚かせてしまいましたね。僕はローランの街のギルドマスターをしているルーシェと言います。ちょっとこの子の転移魔法のテストのためにここに飛んできたんですよ。中に入りせんので心配いらないですよ。」


それを聞いて門番の2人はホッとした顔をして、持っていた槍を下ろした。


「それなら良いんだ。いったい何事かと思ったが……そうか、あれが瞬間移動の『転移』なんだな。初めて見たよ。」

「ああ、俺もだ。あんな風に移動してくるんだな。……あ、すっかりびっくりしすぎて言い忘れていたけど……ようこそ、スノービークへ!」


……えっ!?

この街って、スノーホワイトのメンバーの生まれ故郷なの!?

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