表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界漫遊記 〜異世界に来たので仲間と楽しく、美味しく世界を旅します〜  作者: カイ
第2章 エルフの隠れ里〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

79/522

73、とりあえずのんびり過ごしてみる!

それから俺たちは、しばらくの間泊まらせて貰う予定の部屋にそれぞれ案内されて、そして俺は今、自分に割り当てられた部屋でユーリと一緒にのんびりと過ごしている。


俺はソファーで横になりながら目を瞑っていた。もちろんユーリは俺の腹の上だ。


そしてその状態でさっきラーシェさんが言っていた「死者がこの世に戻って来る」という言葉を思い出していた。

現在、日本でもそろそろハロウィンの時期になっているはずだ。

なんかあっちの世界とこっちの世界、意外と共通点があるな。

それもこれも過去の異世界人の影響なんだろうか?

それとも……まさかホントに死者がこの世に戻って来る?


ハロウィンって日本では仮装が有名だけど、本来の目的は収穫祭的なものやここと同じように先祖の霊なんかが戻ってくるとか悪霊やいたずら好きな精霊が出るから仮装するとかいろいろあるみたいなんだよね。

ここでもこの時期にそういう収穫祭的な祭りがあるのかな?


ともかく今夜から1週間の間はどんなイベントなのか楽しみだな!

もちろん魔法の練習も頑張るけど、街の中も観て回ったりしたいもんなぁ。


俺がそんな事を思っていると、ドアをノックする音が。

俺がドアの外に声をかけると、リッキーさんの声で「お昼だから一緒に行くぞ〜。」と言われた。

俺は慌ててユーリに鞄に入るよう言おうとしたが、ここではそのままで良かったと思い出す。


「ほらユーリ、一緒にご飯食べに行くぞ。」

『うん!わぁ〜い、ママと一緒!』


ユーリは俺が声をかけると喜んで定位置に抱きついてきた。

ドアの外に2人(1人と1匹)で出ると、そこには他の4人が揃っていた。

5人で階下に行くとそこにはルーシェさんが立っていて、俺たちが来るのを待っていたようだ。

合流するとルーシェさんの先導で食堂に向かう。


食堂に着くと、テーブルにはもうすでに食器が並べられていた。

まだ中身が入っていないのでこれから運んでくるのだろう。


しばらくすると食堂の奥の方からラーシェさんが歩いて出てきた。

そしてテーブルの所に来ると何もない空間に手を伸ばすと真っ黒い穴?が開いて、その中に手を突っ込んだ。

するとその中から大きな鍋やパンなどをスルスル取り出してテーブルの上に出した。

なるほど、あれが異次元ポケットなんだ!

あんなふうに使うんだね!

さっき応接間に来た時はこれを使ってなかったけど、軽い物だったから使わなかったのかな?今回は重いもんね。


どうやらテーブルに置いた鍋の中から皆にスープを配るようなので俺が手伝いを申し出ると、ラーシェさんは「助かりますよ。」と言ってスープをオレに任せ、自分はパンを配りだした。

ちなみにメインのトマトソースがかかっているチキンソテーはルーシェさんが配膳している。


3人でパパッと配り終わると席に着き、食べ始める。

俺を含むスノーホワイトのメンバーが両手のひらを合わせて「いただきます」と言うと、ルーシェさんとラーシェさんが目を丸くして俺たちを見た。


「なんです、「いただきます」とは?わしは長く生きておりますが初めて聞いたのぉ。」

「僕もですよ、おじいちゃん。」


そんな2人に俺のことを話して良いものかと思ってリッキーさんを見ると、ちょうど俺を見ていたリッキーさんと目が合い、頷かれた。


「……実は俺、異世界から渡ってきたんです。そこでは食事の前に『いただきます』、食後に『ごちそうさまでした』と言うんですよ。それをリッキーさん達は一緒にやってくれるんです。」


それを聞いてルーシェさん達はものすごく驚いたようで、口を開けてぽかんとした顔をしている。


「……神竜の卵を孵せるほどの魔力の持ち主だということは分かっていましたが、その魔力が多い理由がまさかの異世界人だったとは。先代の神竜の育ての親は伝説的な英雄だったのですが、彼は神から力を与えられて神竜の卵を孵せるほどの魔力を得ましたが……シエルくんは異世界人ですから、元々の基礎能力やスキルの桁が違いますよね。これはおじいちゃん、教えがいがありそうですよ?」

「そうじゃの、楽しみだわい。それにしてもわしは相当長く生きているが、この目で実際に異世界人を見るのは初めてじゃ。」

「……おじいちゃんの場合は、この街から出たことがないからですよ、多分?」


そんな話をしながら楽しく皆で昼食を食べた。

スープは野菜がたっぷり入って鶏肉も入っているコンソメスープみたいなとても優しい味で、久しぶりのこってりじゃないスープはとても美味しかったよ!

メインも鶏肉のソテーだったけど、この森は鳥がいっぱいいるのかな?


食後にラーシェさんと話したんだけど、今日は疲れを取る為に休みになり、魔法の練習は明日からになった。

なので夕方までは自由時間となり、ルーシェさんが街の中へと連れて行ってくれることになったんだよ!

ルーシェさん情報によると、どうやら今日からの1週間、「死者がこの世に戻って来る」だけじゃなく、やっぱり時期的に収穫祭もかねているらしい。


今回は街中でもユーリを連れて行って良いと許可がもらえたから、とても楽しみだね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ