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異世界のんびり漫遊記  作者: カイ
第5章 再度、スノービーク〜

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211、頑張って作ったよ!

その時ご飯の炊ける音がしたので一旦中のご飯を別なボウルに移して鞄にしまい、綺麗に洗った後に改めてまたご飯を炊く。

今日はこれをあと2回ほどするつもりだ。

別にご飯を炊くのはどこでも良いわけだから、あらかじめ米を研いで浸水しておけば良いので、その状態のお米の入ったボウルを2つほどラップしてから鞄に入れる。

……あ、炊き込みご飯も作っておこうかな!


俺はそう思って更にボウルで米を研ぎ、お米と水の加減を合わせたあとで昆布だしの顆粒、酒を入れてかき混ぜラップをし、乱切りされた人参と一口大に切った鶏肉も別皿に取り分けてラップをする。

炊く寸前に合わせれば良いので、両方とも鞄に収納だ。


そしてフライパンを綺麗に洗ってリセットすると、今度は生姜焼きを作っていく。

エミリーさんに切ってもらったお肉をフライパンで炒め、焼き色がついたら玉ねぎを投入。

玉ねぎが透明になってきたら、そこに酒、醤油、チューブのおろし生姜を混ぜ合わせておいた調味料を入れて絡め合わせるように焼いていく。

その間にたくさんの皿に切ってもらった千切りキャベツをのせ、焼き上がった生姜焼きを乗せたら素早くラップをして鞄にしまう。

これも大量に作っておいたので、すぐに食べたい時にポンと出せて良いね!


そこまでした時にリッキーから「この鍋、このままで良いのか?」と声がかかり、煮込んだままになっていた寸胴鍋を思い出して慌てて見に行くと、まだまだお水は残っていたので一安心した。危ない、危ない……。


お水を足してまたアクを取ると、別なコンロでもっと小さめな寸胴鍋に水を入れて沸騰させる。

そこに鶏肉、人参、玉ねぎを投入。

アクを取ったら酒を入れ、さらにアクを取ったら顆粒だしを入れる。

少し煮込んだらそこに味噌を入れて味を整えると、豚汁ならぬ鶏汁の完成だ!

それも素早く蓋をした上でラップをしてしっかりと固定すると鞄にしまう。


そこまで作った後にもう1つ空の寸胴鍋を取り出し、煮込んでいた巨大な2つの寸胴鍋からそこへと少しずつ移す。

3つの寸胴鍋にそれぞれカレールー、ビーフシチューのルー、ハヤシライスのルーを投入。

それぞれを手の空いたリッキー達3人にかき混ぜて溶かしてもらう。


「……それにしてもこの時間でこんなに作るとはな。」

「手際がいいわよねぇ〜。」

「……アイツにも見習わせたいところだが、危険だから無理か。」


スコットさん、エミリーさん、リッキーがそんな事を口々に言う。……リッキー、姉さんは無理だよ。


とりあえずそれぞれのルーが溶け切ったところでまた火にかけ、ひと煮立ちしたところで蓋をしてラップで固定して鞄に入れる。

……毎回思うけど、小さな鞄の口に吸い込まれるように入っていくのは驚くよね。


そこまで作り終わると調理器具をみんな洗ってしまい、炊飯器も2度目は早炊きにしていたので炊けていて、またボウルに移した後、洗って用意しておいた炊き込みご飯用の米をボウルから移して具材を乗せ、炊飯器にセットしたまま鞄にしまう。

これは部屋に帰ったらスイッチを入れる予定だ。


あとはお昼が完成するまで部屋に行くことになった。

料理長にはお昼は部屋で皆で食べたいと言っておいたので、3人分も追加で作ってくれることになっている。



部屋へと戻ると、朝3人を連れてきた時と違い外まで声が聞こえてこないので、みんな大人しくしている……と思ったら仲良く3人で俺のベッドで寝ていた。


中で3人を見守っていたセバスによると、ゼフィアがいることによって以前のようにリリーさんがユーリに構うことが無くなったので、終始非常に和やかな雰囲気で過ごしていたとのこと。

そっかぁ、やっとユーリとも仲良くやれるようになったんだね。良かったね、姉さん!


俺がそんな事を思いつつソファーへと向かうと、サイドテーブルの上に先程の炊飯器を乗せてスイッチを入れる。


しばらくすると炊き込みご飯のいい匂いが部屋に充満してきて、空腹が刺激されるようだ。

その匂いにつられてか、3人とも起き出してくる。

まだまだ寝ぼけている3人だが、部屋に漂っているいい匂いに鼻をクンクンしているようだ。


「……いいニオイねぇ。あ、その炊飯器からするのかしら?」


そう言ってリリーさんがこちらへとやってくる。

まだ炊き上がっていないので開けはしないが、食べたそうな顔をしている。


ちょうどその時部屋をノックされ、中に料理をいっぱい載せたワゴンが運ばれてきた。


「そっか、お昼だからお腹空いたのね!」


そう言ったリリーさんはチラッと炊飯器を見て、ニコニコとする。……いや、あれは今食べる用じゃないから!


俺たちは一旦席を離れて壁側へと行き、料理を運ぶのに邪魔にならないようにした。

その間、どんどんと料理がソファーの中央にあるローテーブルに運ばれてセッティングされていく。

多分場所が足りないだろうと思われていたのか、折りたたみのテーブルも持ってきていたようだ。


全ての料理を整えるとメイドさんは退出し、俺たちは席に改めて座る。


「今日、シエルめっちゃいっぱい料理作っていたから、あっちではほとんど何もしなくても良さそうな感じだったな!」


皆で席に座ると食べ始め、リッキーがそんな事を言ってリリーさん達に話してやった。


「そうだな。今も炊き込みご飯を炊いているだろう?あれももう一度炊く予定らしい。他にもご飯を炊いて持っているだろうから、1週間と言わずに相当もつんじゃないか?」


スコットさんのその言葉に、ユーリが嬉しそうに手を叩いた。

そういえばユーリは子竜の姿でもフォークやスプーンを上手く使って食べられるようになっていて、そんなところでも成長を感じられてなんだか嬉しかったよ。


まだみんなには帰ってきてから人化したところを見せてないから、この後見せる時、相当驚かれるだろうなぁ〜。

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