「アーマード・ジャックズ」
「アーマード・ジャックズ」は頭部に角を持つ小さな亜人種、属にいうところの「小鬼」です。
また「アーマード・ジャックズ」とは個体名ではなくこの「小鬼」の群体を指し示す名称です。
平均体長15cm程度、体重は市販されている牛蒡一本分と同程度とされています。
人間よりも発達した筋力と視力、機動力を持ち容易に彼等の後を追うことはできないでしょう。
また特殊な民族衣装を纏っておりその外見からかつて西洋で悪魔と呼ばれていた存在である可能性も考えられています。
彼等の纏う民族衣装は大きな口を模したスカーフ、全身を覆う黒を基調とした布、及び羽を模した装飾で構成され所謂「黒子」に近い役割を持ちます。
詳しいメカニズムは判明出来ていませんが彼等の衣装には如何なる背景に対しても迷彩効果があると判明しています。
また彼等は基本的に三人編成のチームで行動しており、チーム間での上下関係がないにも関わらず卓越した連携によって行動します。
このことから彼らに対して情報伝達を行う何者かの存在が示唆されています。
「アーマード・ジャックズ」は特定の条件を満たす事案が発生した際、どこからか瞬時にその場に現れ工作活動を始めます。
以下、「アーマード・ジャックズ」が出動する条件です。
条件1:二人の人物がパーソナルスペース個体距離下において会話している時
条件2:一方の人物がもう一人の人物に対して不満、もどかしさを感じた時
条件3: 上記の状態に加えて不満、もどかしさを誘発する発言をした時
以上の条件を満たす事案が発生した際、「アーマード・ジャックズ」は即座に二人の元に現れます。
「アーマード・ジャックズ」は事案の中心人物の周囲を高速で移動し羽のような装飾品をシャラシャラとならすことで音波による催眠を行います。
催眠受けた対象は自身の感情と裏返しの発言を行うように誘導され人間関係のもつれを引き起こすのです。
簡潔に言うのであれば一時的に「天の邪鬼」になってしまいます。
「アーマード・ジャックズ」が何故このような工作活動を行うのかについては様々な俗説が提唱されています。
最も有力な説は彼等の仲間を増やすための儀式であるという説です。
アーマード・ジャックズは個体ではなく複数の個体で形成された軍隊です。
彼等の優れた統率力はもしかすると近くに母体がいるからなのかもしれません。
「アーマード・ジャックズ」があなたの傍に現れたら相当厄介です。
何故ならば彼等は群体、一人追い払ってもいくつものチームが襲いかかってきます。
物理的な被害は一切ありませんが。
彼等は一体一体は非力な小鬼です。
群れをなす前に一匹一匹処理していくことが大事なのかも知れません。
そして彼等が群れで現れた時はひとりで悩まずに誰かに話すことが大切です。
数の暴力はいつだって強力なのですから。




