「もぐもぐま」
「もぐもぐま」は発達した頭部を持つ哺乳綱食肉目クマ科ジャイアントパンダ属、所謂ジャイアントパンダに類する生き物です。
身長は成体で約2m前後、体重は軽自動車用のタイヤ1個分です
一番の外見的特徴としてあげられるのが大きな頭部であり、耳に似た二つの突起物がその大半を占めています。
また非常に滑らかな表皮をしており一切毛がはえていません。
口の部位は糸で縫い合わされたかのような模様をしていて開くことは一切ありません。
シルエットだけみればどこかのネズミのマスコットのようですが大きな体格もあいまって非常に危険な存在です。
このパンダは以下の条件のいずれかを満たした人物の傍に現れます。
条件一:将来的目的もなくただただ目の前の生活に追われている
条件二:非常に倹約家で物を消耗することを嫌う
(RPGのゲームとかで回復アイテムが使えない)
条件三:要領が悪く買い物下手である
条件を満たした人物の傍によく「もぐもぐま」は姿を現します。
「もぐもぐま」は基本的にのそのそと移動し瞬発力に乏しいのですが体の色彩を自在に変化する事ができるため、殆どの場合人にみつかることはありません。
カメレオンの持つ保護色のような機能ですがこれは外敵から姿を守るためではなく「もぐもぐま」の特殊な食性に起因しています。
「もぐもぐま」は口を利用した食事を行わない代わりに体中の表皮を使って周囲の色素を吸収し養分にします。
この「もぐもぐま」の色素を吸収するという特殊な食事の作用により周囲の景色は若干薄暗くなります。
なんだかどんよりした空気に包まれるのです。
表皮から吸収された色素は「もぐもぐま」の口の中に集まり「もぐもぐま」の分泌する特殊な体液によって高エネルギー体に変換されます。
この際に口をもごもごと動かしもぐもぐしているようにみえることから「もぐもぐま」と命名されました。
「もぐもぐま」は口に貯めたエネルギーを全て頭の突起物に送ります。
これはラクダのようにエネルギーを貯めているようですが大きな体に回すエネルギーは極少量です。
「もぐもぐま」は長い年月をかけて突起物を肥大化させ養分を蓄えるのです。
因みに「もぐもぐま」はその大きな体の割に短命です。
彼等の殆どが偏頭痛により死亡します。
成長を重ねるにつれてエネルギーをため込んだ大きな突起物の過重に耐えきれなくなっているのです。
貯めたエネルギーを上手く発散出来ればいいのですが「もぐもぐま」はエネルギーを使うのがとっても下手くそです。
一気に必要以上のエネルギーを使ったり、使い切れずに押し潰されたりします。
子供の「もぐもぐま」に耳を支えさせて生活する個体も一定数存在します。
彼等があなたの傍に現れた時、たまには無駄遣いするのもいいかもしれません。
使い方を学ぶこともまた、大事な資産なのですから。




