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吸血鬼物語り  作者: kurokuro
第一幕
10/14

ep 狸

さて、ここで、少し過去話。回想に入る。と言ってもワタシは小説家でも、 ≪専門家≫ でもない。只の、女子高校生。なので、多少大雑把に語っていこう。そもそもの話。察しがいい人はもう気づいていると思うが、数年前の正確には、四年前の失踪事件から、続く話である。そして、その失踪した、子どもというのがワタシである。当時小学五年生だったワタシの生活は、 ≪怪≫ から逃げる日々だった。だって逃げることしかできなかったから。逃げるだけじゃ駄目だった。 ≪怪≫ はずっと、追いかけてくる。なので、隠れる場所が必要だった。そんな時に見つけたのが裏山の狸隠神社である。やはり、神社。そういう悪いものは入れないのだ。逃げては、隠れ。逃げては、隠れ、の毎日。だが、神社にも力がある。限界がある。恐ろしいほどに大きく、見た目は、 ≪カメ≫ だった。 ≪カメ≫ は簡単に易々と神社の敷居を踏み越えたのだ。 ≪カメ≫ の方が強かったのだ。神社よりも。二ヶ月、三ヶ月、もしかしたら、半年かもしれない。ずっと居たのだ。この、町に。居たと言う言い方は少し違う。 ―ハイカイ― していたのだ。この、町を。永遠と。だから、ずっと神社にいた。それぐらいしか、身を護る方法は思い付かなかったから。だから、失踪なのだ。消えたのだ。ワタシは。人知れない神社に勝手に住み着いていたのだ。食料や、水等は、不要だった。なぜかは、理由は、原因は分からないが、要らなかったのだ。生きていけたのだ。そんな、ある日のことだった。一匹の ≪タヌキ≫ がやって来たのだ。そして、ワタシに会釈を、否、参拝と言っても良いのかも、知れない。まぁ兎に角、やって来たのだ。 ≪タヌキ≫ 曰く、狸隠神社は、古くから、この地に在るもので、由緒正しい神社なのだとか。今思えば、その ≪タヌキ≫ は ≪怪≫ だったのかもしれない。喋ってたからね。まぁつまり、言いたいことは、語りたいことは、伝えたいことは、この話はもう終わった話なのである。だから、後日談のようなものである。と言うか、後日談である。そこさえ、踏まえれば、簡単な話なのである。これから、行う調査も、結果も、謎も。すぐに分かる。まぁ勿論。新しい情報何かも、出てくるかもしれないが、積もる話それだけである。只、ミステリー風に言うと、この話は、この、 ≪依頼≫ は後の話に繋がる大事な話なのである。では、これで、ワタシの過去話を、回想を終わろうと思う。勿論。 ≪依頼≫ は始まったばかりなので、真相まで、もう少し掛かるのだが、もし、ワタシが小説家なので在れば、この、話は、残り、一、二話程度で終わらせる程ぐらいである。これで、ワタシの過去について終わらせる。また、何時の日か語るかもしれないが、一旦終了。


第二話 タヌキと少女

次回は過去ではなく、現代に、現在に戻ります。

ちなみに、kuroファミってキーワードについてるけど、kurokuroファミリーって意味だよ。

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