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紫式部日記 舞夢訳  作者: 舞夢
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『源氏の物語』、御前にあるを、

『源氏の物語』、御前にあるを、殿の御覧じて、例のすずろ言ども出で来たるついでに梅の下に敷かれたる紙に書かせたまへる。


 「すきものと 名にしたてれば 見る人の 折らで過ぐるは あらじとぞ思ふ」

 たまはせたれば、


 「人にまだ 折られぬものを たれかこの すきものぞとは 口ならしけむ めざましう」

と聞こゆ。


「源氏物語」が中宮様の御前に置かれているのを、道長様がご覧になりました。

いつものように、世間話となったついでに、道長様は梅の実の下に敷かれていた紙に、歌をお書きになられたのです。


「梅の実は、酸っぱくて美味しいものと有名なのですが、それを見つけた人が、枝を折ることなく過ぎ去ることはないと思うのですが」

(あなた⦅紫式部⦆は好き者と有名なのです。そうなると、貴方を口説くことなく通り過ぎてしまう人などはいないと思うのですが」


と、くださったので


「梅の実は、まだ人に折られてはいないのですよ、誰が(梅の実のような)酸っぱいものを食べて美味しいなどと口を鳴らしたのでしょうか、本当に、理解ができません」

(私は、どなた様にも、口説かれたことはありません。一体誰が、好き者などと言う、とんでもない噂を流しているのでしょうか、全く理由がわかりません)


この日記のここの部分から、紫式部が道長の「愛妾説」が発生している。

実態は、不明。

信じ込んでいる学者もいるが、確かめようもないし、野暮の極みではないだろうか。

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