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紫式部日記 舞夢訳  作者: 舞夢
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いかに、今は言忌みしはべらじ。

いかに、今は言忌みしはべらじ。人、と言ふとも、かく言ふとも、ただ阿弥陀仏にたゆみなく、経をならひはべらむ。世の厭はしきことは、すべてつゆばかり心もとまらずなりにてはべれば、聖にならむに、懈怠すべうもはべらず。ただひたみちに背きても、雲に乗らぬほどのたゆたふべきやうなむはべるべかなる。


さて、今となっては、言葉を慎むことなどは、いたしません。

他人が何と言いましょうとも、ただ阿弥陀仏におすがりして、その教えを習おうと思っております。

もう、この世の中の面倒なことなどは、全く関心がなくなってしまいましたので、出家の身になるのにあたって、もたついていることもないのです。

ただ、(それでも)そのまま世間から離れたとしても、往生の雲に乗る時には、少々の迷いやためらいはあるかもしれません。そこで、少しの迷いがあるのですが。


紫式部が出家を志したのは、37歳(寛弘6年:1009)とされている。

尚、源氏物語において、藤壺の宮は37歳で消え入るように病没。紫の上も37歳で危篤状態(その後蘇生はするけれど)になっている。

紫式部の心中に、この37歳という年齢に、何らかの意識があったと思われる。

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