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理想郷  作者: Zero_One
一章
30/35

今後の予定

この先ストックが結構あったのですが、書き直してストックが一気に減ってしまいましたので更新が遅くなりそうです。

 目が覚めると体が重い。右側が重い。いつの間に入って来たのか、ピーちゃんがくっ付いている。

 両腕を首に回し、両足で俺を挟んでいる。ピーちゃんの目が覚めるまで、完全に動けない状態だ。


 暫く空でも眺めていた。するとピーちゃんの体がビクッとしてモゾモゾと動き出す。

 起きたのかと思い(おはよう。)と声を掛けるも寝ぼけている様だ。


「もーげんかーーい。ウィーちゃーん駄目~~~。」


 どんな夢を見ているのだろうか、と頭を振りそうになったが微動だにしない。


「もう~駄目だっていってるのに~。もう無理~。もうやめて~。」


 何を見ているか不安しかないからさっさと、揺り起こす。


「もう~。駄…目…んんん…。…………お…おは…よう。」


 そう云って枕を顔に抱き、布団に(くる)まってしまった。



 何か恥ずかしそうなので、そっとしておこうと思った為だ。

 暫くすると布団オバケが、モゾモゾとこちらへ向かってくる。



「ねぇ。どこまでが夢でどこからが現実だったの。」


 そんな事を聞いてくるので正直に答える。


「もーげんかーーーい。からが現実かな。」


 力なく崩れ良かったーーと長い溜息を吐いている。一体どんな知られちゃ不味い夢を見ていたかなんて、追及はしない。


 いつも見る事が無い赤面したピーちゃんは、凄くレアなのではないだろうか。

 レアな表情の彼女は可愛く、俺の意識を数秒間奪って行った。



 いつの間にか平静を取り戻した彼女が口を開く。


「ここガートンよね。ここで何してるの。」


 便利屋クエストの繰り返しと言う事と、ずっと連絡取れなかったピーちゃんの方が。俺に話があるんじゃないかと云ってみた。


 早い話がギルド戦争だと云う事だった。

 それなりに大きなギルドなので滅多に仕掛けられないが、仕掛けられると長期になってしまうらしい。

 それでも今回はかなり早く終わらせた方だと云う。

 そしてギルド戦争時は、ギルドメンバー以外との連絡が、出来なくなるそうだ。


 掲示板を見ていたりするとどこ(・・)どこ(・・)が戦争始めたと云う事ですぐわ分かるらしいが、俺は見ていないので知らなかった。しかも俺が転職で出て行ったその日に、宣戦布告されたと言う事だった。



 そんな事だからごめんねー。でも俺の耳と尻尾が恋しくて、最短時間で終わらせてきたと云っていた。

 風さんから内容を聞くのが怖いなあ。朝食を食べていると風さんから着信が来た。


「長い間連絡取れなかったが、何も問題なかったか。それと多分ピーちゃんそこに居るだろ。後で連絡欲しいと云っておいてくれ。最近はどこに居るか分かり易くて助かるな。」


 とそんな事を云っていた。


「…とまあ、風さんがそんな事云ってたよ。」


「後で連絡なら後でいいね。今はウィーちゃんを楽しむのだ。」


 いつもと若干キャラが違うが、俺もやりたい事があるからその間に連絡しておくんだよ。と、いいクエストに出掛けた。




 そしてクエスト218回終わらせ、所持金の確認だけ済ませ宿屋に戻る。



 所持金:14,195,730シード

 便利屋レベル48




 ◆◇◆




「ただいまー。」


 おかえりと云われ風さんにちゃんと連絡したかと聞くと、今回は真面目に連絡していた様だ。


「ウィーちゃんは酷いよ。久し振りにあった私を放っておいて、どこかに行っちゃうんだもん。」


 急に音信途絶えて、急に戻って来てこの言い草である。


「人の予定も考えて物を云おうな。」


 と今後の事もあるので釘をさしておく。




 今後の予定だが、どうするかと云う話が出た。

 レベルがどんどん上げて行くのか。

 スキルや魔法を伸ばすのか。

 まだサブクラスを上げるのか。

 戦闘経験を積むのか。

 行き当たりばったりで楽しむのか。

 ピーちゃんとキャッキャウフフ生活を楽しむのか。


 と、まあこう云った感じである。

 最後のはピーちゃんが勝手に云いだしただけだ。


 個人的にはレベル上げは最後で良い。

 最後のはこれ以上ベタベタされても困る。

 サブクラスはまた今度折を見てやろう。

 スキルと目法のレベル上げをしつつ、戦闘経験を積もうとなった。

 覚えただけで全く上がってないスキルもあるので、俺自身もそうしたかった。



 そして今の俺のステータスで戦えるところは無いかと聞くと、ステータス云々の前に戦い慣れてないのだから、初期街付近から出直しなと笑いながら云われた。



 全く以てその通りなので、ガートンからまだ行った事のないもう一つの初期街のシュバを目指す事となった。

 HP/MP/STポーションは(小)を用意し寝袋のままで良いかと思ったら、二人だからテント買おうと云われ出費が(かさ)む。

 むしろピーちゃん付いてくるのかと思ったので、戦闘に手出し駄目と云っておく。手出しされると全て一撃で消し飛んでいくからだ。


「でも死にそうなら助けるからね!」


 しかしここだけは譲れないそうだ。

 死ぬ前に逃げるだろうと思ったが、敢えてそれは云わないでおいた。

 しかしすぐには出発しないから、一週間ほどブラブラして来て良いよと云っておく。

 何をするかだって?スキルレベル12で止まってしまってる物があるじゃないですか。

 そう魔鉱技能ですよ。あれを上げてポルクス先生にナックルを作って貰うんですよ。


 と言う事でレッド・ベールへ移動し、自宅に置いてある作業セットの所へと戻る。

 不思議な事に特に作業セットを使わないのに、これの付近でないとこの技能は使えなかったのだ。


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