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理想郷  作者: Zero_One
一章
28/35

技能スキル

 まあいつか思い出すだろうと思いつつも、夕焼けを眺めつつ定位置へ座っている。

 今日はポルクスがご飯を作ってくれるそうなので、それにも期待しながら例の動く絵を眺めていた。




 ポルクスは物凄く万能だった。

 昨晩の夕食は高級レストランかと思う程素晴らしかった。

 浜辺から偶に紛れ込んでくるモンスターを倒し、海で釣りをし、少し離れた森で木の実や薬草・木材等を採集・収集。

 他にも色々な事をやっている様で倉庫にが充実していた。

 この倉庫はインベントリと同じシステムであり、いくらでも入るのだが何が入っているか分からなければ取り出す事が出来ない。勿論入れた本人が忘れている場合も同じだ。その為何を入れたかとポルクスがその都度管理してくれているので非常に助かる。


 この件がありインベントリに入れて、忘れているものが無いかと思い出してみた。

 あった。完全に忘れていたものを思い出した。


[作業セット+入門書]


 ガートンを出発する前に雑貨屋で目に付いて、それっきり存在を忘れていた。

 絡まれたりピーちゃんと出会ったり色々ありすぎて、それどころじゃなかったと言い訳しておこう。


 ポルクスが云うには、メモ機能を使い拾ったものや買ったものを、一時的にメモをして後で纏めるのが良いでしょうと云う。確かに書いておけば思い出せる。




 作業セットと入門書を取り出し、入門書を読みつつ作業セットを手順通りに準備していく。

 ポルクスの集めた材料に、使えるものがあるか確認していく。幾つかの材料が使える様だ。

 それを見ていたポルクスが、何かを作られるのですかと声を掛けて来る。


 初めてだからどうなるか分からないと云うと、(わたくし)も手伝いましょうと進言してきた。

 スタミナ・ポーションを作る材料が揃っていたので作ってみる。

 用意するもの:[ハズの実][ハリの葉][ウジール草][夜藻津(よもつ)の水]


 夜藻津(よもつ)の水は何の水かと聞くと、この近くに夜藻津(よもつ)と云う草が生えており、夜明け前に雫を垂らすのでその下に器を用意しておけば取れると云われた。

 ポルクス氏マジ有能、と内心思いつつ感謝もしておく。


 作ろうと思い道具を使おうとしたが、作業セットが反応しない。


「失礼ながらウィンス様、スキルをお持ちでは無いのでしょうか。これを作る場合[ポーション技能]が必要となります。」


 驚いたような顔を向けつつ、習得可能スキルを調べる。生産の項目を調べると見付かった。

 ポーション技能[1]

 丁度覚えれる。他の技能も見付かった。


「スキル・ポイントには限りが御座いますので、慎重にお選びした方が良いと思われます。ポーション技能は(わたくし)が持っておりますので、別のものを覚えても良いかもしれません。」


 他に何の生産系技能を持っているのか聞いてみた。


 ポーション技能・魔法調薬技能・鍛冶技能・精錬技能・木工技能・石材技能・農耕技能・家事技能・料理技能・釣り技能・採掘技能・採集技能・収集技能・魔力集約技能・魔力制御技能


 俺の習得出来ないものも一杯持っていた。俺が何か覚える必要あるのだろうか。


「ですが(わたくし)の持っていない技能も御座います。」


 ポルクスが持っておらず今習得できるものは一つしかない。

 *魔鉱技能[1] *上位クラスで習得可能。

 鉱石に魔力を注入し魔鉱石にする。


 この魔鉱技能なら覚えれると云うと、ポルクスの目が若干輝いた気がした。


「流石ですウィンス様。(わたくし)はその技能を習得出来ませんでした。魔鉱技能を使うには魔力集約技能・魔力制御技能が必要です。ですが(わたくし)が持っておりますので、共に作業すれば問題ありません。」


 共同作業の様な事が出来るのか尋ねると、一人ですべての技能を持っている事の方が稀なので二人三人で作業する事の方が一般的だと云う。


「出来ました魔鉱石は、鍛冶技能や彫金技能で使用します。ウィンス様の武器であるナックルならお作り出来ます。」


 丁度武器も欲しかったし魔鉱技能を取ってみた。



 始めは一番扱いやすい粗鉄か軟鉄が簡単だと云うので、暫くはそれで練習をしスキルレベルを上げて行くと良いらしい。

 ポルクスは材料となる粗鉄(あらてつ)軟鉄(なんてつ)と後に必要になる鉄鉱・赤鉄鉱(せきてっこう)黒鋼(くろはがね)白鋼(しろはがね)の材料となる鉱石を取って精錬しておくと云う。


 彼の…ポルクスのレベルは幾つなのだろう。ふとその考えが脳裏を(よぎ)った。




 技能を覚えると手に持つ粗鉄に、MPを消費して魔力を流し込めるのが分かる様になった。

 MPの消費がゆっくりなので一気に魔力を注げない。試しに一気に流し込もうとしたら粗鉄が脆く崩れ去った。時間をかけてゆっくりやろうと決めた。


 粗鉄がじわりと温まっていく。体温より少し温まった所で(ほの)かに周囲が輝く。その状態を維持し続けると輝きはそのままで熱だけが冷めていく。元のひんやりした粗鉄に戻ると成功の様だ。


<粗魔鉄(あらまてつ)>


 と云う物が出来上がった。説明は魔力を帯びた粗鉄。


 これ一つ作るのにMP50も消費した。MPポーション(微)を使い次は軟鉄(なんてつ)で試してみる。


 結果的には成功した。<軟魔鉄(なんまてつ)> 消費MPは65。

 転職していなかったらSPRにステータスを振っていなかったら出来なかった。


 MPポーション(微)が大量に必要だと思ったので、雑貨屋まで行き大量に購入してきた。



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