ポルクスと畑と
短めです。
羅刹のレベルを上げたい事もあったので、レッド・ベールまで走りながら帰る事にした。
所持スキル一覧を見ると、韋駄天が消えずに表示されているので、韋駄天に羅刹効果が重複するのかもしれない。
あまりに早すぎてゴーグルが欲しいと思ってしまった。脱着のしやすいゴーグルを作ってくれる人が居ないかピーちゃんに会ったら聞いてみよう。
スタミナも上がった為、スタミナポーションを使う間隔も結構ゆっくりになって来た。
正直なところ持久力とスタミナ回復速度とMP減少とMP回復速度が上手くかみ合いだしてきた。
ポーションを偶に使えばずっと走っていられる状態になった。
しかし全速力で走る場合はまだまだスタミナもMPも足らない。
全速力で走ってみたが、目が痛い。風で涙目になってしまい、本当にゴーグルが欲しかった。
結局朝出発して夕方に到着した。前回に比べて滅茶苦茶時間短縮している。
スキルと魔法も上がった。
羅刹1➡6・韋駄天22➡25・MP消費減少13➡16・MP回復力上昇15➡19
風16➡18・時間13➡14・空間10➡14
時間より空間が上がっているのは、ヘイストだと目が…。なのでショートワープをメインに使っていたからだ。
速く走る為に態と遠回りをし、町の外周を走って我が家に到着した。
玄関を開けただいまーー!と入ったがピーちゃんは居なかった。
ポルクスに尋ねると、昨日出掛けてからまだ戻ってないと云う。
ポルクスは畑を耕しており、もう種が植えれるくらいにまで仕上げていた。
「何か植えられるのでしたらお申し付けください。買いに行ってまいります。」
そういうが何があるのか分からないので、俺も明日買いに行くときに付いて行くと伝えた。
翌朝食事を終え戻ってくると、ポルクスが玄関で待っていた。
「キャビルソン様、ご用意が出来ましたら参りましょう。」
そして俺がキャビルソンだったことを思い出す。
呼ばれ慣れていないと一瞬誰の事かと思ってしまうので、ウィンスと呼ぶ様にと伝えたが結局ウィンス様となった。やはり様は外れないらしい。
「私は護衛も兼ねておりますので何か御座いますれば、私を盾にお下がり下さいませ。ではウィンス様、参りましょう。」
野菜種・花種・苗を専門に販売している庭楽園と云う店に来た。
来てみて知ったのだが、ここはプレイヤーが経営している店だった。
「いらっしゃーい。おっプレイヤーさんか。うちは初めて…だよね。」
初めてだと云う事、呼び名は気軽にウィンスで良いと言う事、最近畑を手に入れた事を伝えた。
「基本的に食べられるものを作る人が多いけど、観葉植物や花を育てる人もいるよ。でも畑が手に入ったなら野菜だね。出来た野菜はスキルがあるなら自分で料理しても良いし、買い取りに持って行くもよし持ち込み料理も良し。」
「料理なら多少私が出来ます。」
余った分は売ったりしながら、種や他の資金に回す事も出来る様だ。
季節的な物は関係なく、単純に大まかな気候で偶に作れないものがあるくらいだと云う。
なので俺はジャガイモとトマトを世話してもらう事にした。
それと少しの花の種を買った。種類に関してはポルクスに一任。部屋や玄関を飾って貰う事にした。
そして数日はポルクスのやっている事を、見よう見真似でやってみたりして過ごした。
お陰で呼び方こそウィンス様だが結構打ち解ける事が出来、楽しい日々を過ごしていた。
しかし何か忘れている様な気がする…。




