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東京影譚 ~エミリア、影を紡ぐ者~  作者: ミルティア


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求めしは力、与えられしは仮面(スマイル)其三

この物語はフィクションです。

この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。


ようこそ、東京の影の中へ。

ここは、光が滅び、影が支配する世界。

摩天楼が立ち並ぶ、華やかな都市の顔の裏側には、深い闇が広がっている。

欲望、裏切り、暴力、そして死。

この街では、毎夜、人知れず罪が生まれ、そして消えていく。

あなたは、そんな影の世界に生きる、一人の女に出会う。

彼女の名は、エミリア・シュナイダー。

金髪碧眼の美しい姿とは裏腹に、冷酷なまでの戦闘能力を持つ、凄腕の「始末屋」。

幼い頃に戦場で、彼女は愛する家族を、理不尽な暴力によって奪われた。

それは、彼女が決して消すことのできない傷となり、心を閉ざした。

今もなお、彼女は過去の悪夢に苛まれ、孤独な戦いを続けている。

「私は、この世界に必要とされているのだろうか?」

「私は、幸せになる資格があるのだろうか?」

深い孤独と絶望の中、彼女は自問自答を繰り返す。

だが、運命は彼女を見捨てなかった。

心優しい元銀行員の相棒、エミリアの過去を知る刑事、そして、エミリアの過去を知る謎めいた女ライバル。

彼らとの出会いが、エミリアの運命を大きく変えていく。

これは、影の中で生きる女の物語。

血と硝煙の匂いが漂う、危険な世界への誘い。

さあ、ページをめくり、あなたも影の世界へと足を踏み入れてください。

そして、エミリアと共に、非日常の興奮とスリル、そして、彼女の心の再生の物語を体験してください。

あなたは、エミリアに、どんな未来を見せてあげたいですか?

…この物語は、Gemini Advancedの力を借りて、紡がれています。

時に、AIは人間の想像を超える unexpected な展開を…

時に、AIは人間の感情を揺さぶる繊細な表現を…

Gemini Advancedは、新たな物語の世界を創造する、私のパートナーです。


この作品はカクヨムにて先行公開しており、こちら(小説家になろう)では遅れて公開となります。あらかじめご了承ください。


ただし、どうか忘れないでください。

これは、あくまでフィクションだということを。

This is a work of fiction. Any resemblance to actual events or persons, living or dead, is purely coincidental.


Ceci est une œuvre de fiction. Toute ressemblance avec des événements réels ou des personnes, vivantes ou mortes, serait purement fortuite.


Dies ist ein Werk der Fiktion. Jegliche Ähnlichkeit mit tatsächlichen Ereignissen oder lebenden oder verstorbenen Personen ist rein zufällig.


นี่คือนิยายที่แต่งขึ้น บุคคล สถานที่ หรือเหตุการณ์ใดๆ ที่ปรากฏในเรื่อง หากบังเอิญคล้ายคลึงกับบุคคล สถานที่ หรือเหตุการณ์จริง ทั้งที่ยังมีชีวิตอยู่หรือเสียชีวิตไปแล้ว ถือเป็นเรื่องบังเอิญทั้งสิ้น


(この作品はフィクションです。実在の出来事や人物、存命・故人との類似はすべて偶然です)


サスキアから手渡された、立派なファイルと、『合宿参加同意書』獲得という最初の試練。

そして、その成功報酬として提示された『特別ボーナス』。

それは、定食屋の昭和の匂いが残る客間に集った『夜組』の少女たちの心に、複雑な波紋を広げていた。

高給とボーナスへの期待、サスキアへの憧れ、そして、親や保護司を説得しなければならないという、重く、現実的なハードル。


その夜から、少女たちの、ぎこちないながらも必死な『作戦会議』が始まった。場所は、バイトが終わった後の定食屋の客間や、時には陽菜と澪の部屋の隅を借りて。階下の保護司夫妻に聞かれないよう、ひそひそ声で、それぞれの状況と『攻略法』を話し合う。


「うちの親? 多分、金の話すれば一発だよ」


最初に口火を切ったのは、意外にも千葉亜美だった。

毛先だけピンクに染めた髪をいじりながら、少し自嘲気味に笑う。


「『なんかよく分かんないけど、金もらえるバイトの合宿? ふーん、行ってくれば?』って感じだと思う。マジ、あたしに興味ないから」


その言葉に、小林陽子も「あー、分かるかも…うちも似たようなもん」と頷く。


「『ちゃんと連絡するなら別にいいんじゃない?』って感じかなぁ。でも、ボーナス貰えるって言ったら、逆に『いくら貰えるの? 少しよこしなさいよ』とか言い出しかねないのが怖い…」


比較的ハードルが低そうな二人の言葉に、高橋美咲と吉田真奈は、深く溜息をついた。

彼女たちにとっての壁は、定食屋の源さんと女将さんだ。


「源さんたち、絶対、ただの合宿とは思わないよ…」


美咲が、不安げに呟く。


「サスキアさんって人に会いたいって言われたら、どうしよう…」

「資料は完璧だけど…あたしたちの説明で、本当に納得してくれるかな」


真奈も、眼鏡の奥の目を曇らせる。


「下手なこと言って、今のバイトまでクビになったら…」

「大丈夫だって!」


陽子が、根拠なく明るく励ます。


「美咲も真奈も、ちゃんと説明すれば、源さんたちなら分かってくれるって! ね?」

「…そう、かな…」

「練習しようよ! サスキアさんに教わったみたいにさ!」


それから数日間、少女たちは、バイトの休憩時間や、深夜の僅かな時間を使い、互いを相手役に、サスキアから渡された資料を読み込み、説明の練習を繰り返した。

最初はぎこちなく、すぐに言葉に詰まっていた彼女たちも、互いにアドバイスし合い、励まし合う中で、少しずつ、堂々と(あるいは、そう見えるように)話せるようになっていった。


一番の難関は、遠藤詩織だった。

彼女は、親に連絡すること自体を、頑なに拒んでいた。

電話番号が書かれたメモを握りしめ、ただ俯いて震えるばかりだ。


「…無理だよ…私には…」

「詩織…」


美咲が、優しく声をかける。


「無理にとは言わない。でも…」

「…言っても、どうせ、『お前のせいだ』とか『勝手にしろ』とか言われるだけだもん…」


詩織の大きな瞳から、ぽろぽろと涙がこぼれ落ちる。

その時だった。それまで黙って様子を見ていた澪が、静かに詩織の隣に座った。


「…電話、しなくてもいいんじゃない?」

「え…?」

「源さんたちに、正直に話してみたら? 親御さんと連絡が取れない状況だって。もしかしたら、保護司として、別の方法を考えてくれるかもしれない」


澪の冷静な、しかし思いやりのある言葉に、詩織は顔を上げた。


「…あたしも、一緒にお願いしてあげるよ!」


陽子が、詩織の手をぎゅっと握る。


「一人じゃ無理でも、みんなで頼めば、きっと大丈夫だって!」

「……うん」詩織は、涙を拭い、小さく、しかし確かに頷いた。


そして、約束の期日。少女たちは、それぞれの『戦い』に挑んだ。

陽子と亜美は、予想通り(あるいは、予想以上にドライに)親からの同意書を比較的あっさりと手に入れた。

だが、その手軽さが、逆に彼女たちの胸に小さな棘を残したようだった。

美咲と真奈、そして詩織は、三人で、深々と頭を下げて、源さんと女将さんの前に座った。

サスキアから渡された立派な資料と、練習した説明、そして何より、「ここで頑張って、ちゃんと自立したいんです」という、彼女たちの(高給への期待も含まれてはいるが)真剣な思い。それを聞いた源さんと女将さんは、顔を見合わせ、長い時間、考え込んでいた。

そして、最後に、源さんが、力強く、しかし温かい声で言った。


「…分かった。お前たちが、そこまで真剣に考えてるなら、信じよう。ただし!」


源さんの目が、厳しく光る。


「絶対に、無理はするな。少しでもおかしいと思ったら、すぐに連絡するんだぞ。いいな!」

「「「はい!」」」


三人は、涙ぐみながら、力強く頷いた。

数日後。五人の少女たちは、それぞれの想いが詰まった『同意書』を手に、再び、あの雑居ビルの三階にあるオフィスを訪れた。

ドアを開けると、受付カウンターで、サスキアが、いつもの完璧な微笑みで彼女たちを迎えた。


「お待ちしておりました、皆さん。…準備は、よろしいようですね?」


少女たちは、緊張しながらも、しかし、以前とは少し違う、確かな達成感を胸に、サスキアに同意書を手渡した。

自分たちの力で(そして、仲間と協力して)、最初の試練を乗り越えたのだ。

それは、彼女たちが『一人の人間として生きていく』ための、ささやかな、しかし、間違いなく重要な第一歩だった。


サスキアは、受け取った同意書に目を通すと、満足そうに頷いた。


「結構です。皆さん、素晴らしい。…では、早速ですが、明日から『合宿』を開始します」


その言葉と共に、少女たちの、奇妙で、厳しく、そしておそらくは人生を大きく変えることになるであろう、『教育』の日々が、静かに幕を開けたのだった。


                    ***


提出された数枚の『同意書』。

それらを、サスキア・デ・フリースは、一枚一枚、指先で丁寧に確認し、完璧な事務処理能力でファイリングしていく。

その間、彼女の表情は、能面のように一切変わらない。

少女たちは、緊張した面持ちで、その手元を固唾を飲んで見守っていた。

自分たちが必死の思いで手に入れた『試練』の証が、どう評価されるのか、不安でたまらないのだ。


「…結構です。皆さん、よく頑張りましたね」


全ての書類を確認し終えたサスキアは、ようやく顔を上げ、穏やかな、しかしやはりどこか温度の感じられない微笑みを少女たちに向けた。

その言葉は、労いの響きを持っていたが、彼女の内心は違った。


(ふぅ…手間のかかる。まあ、この程度のハードルを越えられないようでは、そもそも話にならないけれど。予想通り、全員クリアしたようね。飲み込みは悪くない。…ええ、久しぶりの『新兵』教育としては、まずまずの滑り出しかしら。エミリア様も、時折、面白い『素材』を見つけてくるものだわ)


彼女の脳裏には、かつて、もっと危険で、複雑で、そして非情な状況下で行ってきたであろう、数々の『教育』や『工作』の記憶が、一瞬だけ、冷たくよぎったかもしれない。

目の前の少女たちの奮闘など、彼女の経験からすれば、微笑ましい子供の遊びに過ぎなかった。


「さて、皆さん」


サスキアは、内心の評価を微塵も表に出さず、次の指示へと移った。


「合宿を始めるにあたり、もう一つだけ、皆さんに協力していただきたいことがあります。あなたたちの保護者代わりとなってくださっている、定食屋のご夫妻のことです」

「源さんたちが…どうかしたんですか?」


美咲が、心配そうに尋ねる。


「いえ、ご夫妻に何かあったわけではありません。ただ、あなたたちのことを、大変心配なさっているご様子でした。当然ですよね。ですから、そのご心配を少しでも和らげるために、皆さんに少しだけ、ご協力をお願いしたいのです」


サスキアは、再び、優しい教師のような口調で続けた。


「まず、これから始まる研修…特に英語のレッスンなどは、記録用に、皆さんのスマートフォンで、一部を録音・録画していただくことを許可します。 もちろん、私や他のスタッフ、そして何より『お客様』に関わる情報部分は編集していただきますが、その記録を持ち帰り、ご夫妻にご覧いただければ、あなたたちが真面目に研修に取り組んでいる様子が伝わり、少しは安心なさるのではないでしょうか?」


(…記録? 録画? それを見せるの?)


少女たちの間に、戸惑いの空気が流れる。


「それから」


サスキアは、畳みかける。


「合宿中の自由時間(午後五時から七時)には、交代で構いませんから、定食屋に顔を出して、源さんたちにご挨拶と、簡単な近況報告をするようにしてください。あなたたちの元気な顔を見ることが、ご夫妻にとって、何よりの安心材料になるはずです」


一見、非常に親切で、配慮に満ちた提案。少女たちは、「それなら…」と少しだけ納得しかけた。

だが、サスキアは、最後に、最も重要な注意点を、静かに、しかし有無を言わせぬ響きで付け加えることを忘れなかった。


「ただし、その際、お話しして良いのは、あくまで守秘義務に抵触しない範囲のことだけです。例えば、今日学んだ英語のフレーズとか、接客マナーで注意された点とか、食べた食事のメニューとか…そういった、当たり障りのない、『健全な合宿生活』が伝わるような内容に留めてくださいね」


彼女は、完璧な笑顔で、しかしその瞳は冷徹に、少女たちを見据えた。


「お店のお客様のことや、研修の真の目的、報酬の詳細など、契約で口外を禁じられた事項については、たとえご夫妻相手であっても、絶対に話してはいけません。もし、難しい質問をされた場合は? …そう、練習した通り、『申し訳ありません、それはお答えできないことになっています』と、笑顔で、きっぱりと断るのですよ。よろしいですね?」


(これで、よし…と。外部への情報漏洩リスクは最小限に抑えつつ、保護司たちの過剰な介入や疑念も、当面はこれでコントロールできるはず。彼女たち…最年長でもまだ19歳、多くは18歳。 法的には、今すぐにでも、深夜帯を含めた本格的な業務に就かせることに、大きな障害はないのだけれど…とはいえ、精神的にはまだまだ未熟で、脆さが目立つ。この段階で『裏』の深い部分…エミリア様が関わるような、本当の『仕事』に関わらせるのは、リスクが高すぎるわね。焦りは禁物。まずは、この『安全な檻』の中で、語学、マナー、そして何より『情報の価値』の重みと、『組織』に対する絶対的な忠誠心という基礎を、徹底的に叩き込む必要がある。『二十歳』。それが、一つの目安かしら。 精神的にも、そして法的な意味合いにおいても、彼女たちがより『自立』し、我々がより『自由な裁量』で彼女たちを扱えるようになる頃合い。それまでに完璧に『仕上げて』おけば、エミリア様のご期待にも、より確実に応えられるはず。ええ、万全を期すならば、それが最も合理的で、確実なやり方…ふふ、存外、早く『使い物』になるかもしれないわね)


サスキアの、その深謀遠慮など知る由もない少女たちは、「はい…」「わかりました…」と、ただ頷くしかなかった。

サスキアさんの言う通りにすれば、心配している源さんたちも安心してくれるだろうし、自分たちの印象も良くなるかもしれない。

そして何より、この『尊敬できる大人』に逆らうという選択肢は、もはや彼女たちの中には存在しなかった。


「結構です。皆さんなら、きっとうまくやれるでしょう」


サスキアは、満足そうに頷くと、今度こそ、本当に柔らかな微笑みを浮かべたように見えた。


「それでは、明日から、本格的な『合宿』を開始します。期待していますよ」


その言葉に送られ、少女たちは、それぞれの想いを胸に、オフィスを後にした。高給への期待、新しい生活への不安、そして、サスキアという存在への、憧れと、どこか抗いがたい引力。

一方、定食屋の源さんと女将さんは、これから始まるであろう、少女たちの『元気な近況報告』と『見せられる範囲の授業記録』によって、一時的な安堵を得るのだろう。

しかし、その裏で、決して埋まることのない、もやもやとした違和感だけが、静かに、そして確実に、彼らの心の中に積もり始めていくことになるのだった。


                    ***


街路樹の葉が完全に舞い落ちた、ある冬晴れの朝。

エミリアと佐藤が事務所を構える雑居ビルの前には、白いコンパクトカーが停められ、トランクには、表向きの『北海道別荘地調査』のための機材と、長期滞在用の大きな荷物が積み込まれていた。


「サスキア、留守の間、事務所と…あと、あの子たちのこと、お願いね」


エミリアは、ファー付きの白いダウンコートに身を包み、隣に立つサスキアに、いつものように軽やかに、しかし有無を言わせぬ響きで告げた。

その視線は、ビルの一階、近日開店予定のジャズ喫茶となるスペースに向けられている。


「お任せください、エミリア様」


サスキアは、完璧な所作で頷いた。


「事務所の業務は滞りなく。そして、彼女たちの『教育』も、予定通り進めさせていただきます」

「ふふ、頼りにしてるわ。…健ちゃん、行くわよ」

「は、はい!」


隣で、大きなボストンバッグを抱えた佐藤が、不安げな表情で頷く。

彼は、これから始まる三週間の北海道出張(しかも、慣れないカーフェリーでの長旅だ)に、期待よりも不安の方がはるかに大きかった。


白いコンパクトカーが、朝日を浴びて走り去っていく。

サスキアは、その姿が見えなくなるまで静かに見送ると、表情一つ変えずに踵を返し、ビルの中へと戻っていった。彼女の、新たな『仕事』が始まるのだ。


そして、エミリアと佐藤が、北の大地で、佐藤曰く『筆舌に尽くしがたい、奇妙で、時に本気で肝を冷やすような体験』を繰り広げている間、東京の雑居ビルの一室では、サスキアによる静かな、しかし徹底的な『英語集中トレーニング合宿』が始まっていた。


場所は、事務所とは別のフロアにある、元倉庫だっただだっ広いスペース。エミリアの指示で、合宿開始までに最低限の生活設備(簡易ベッド、シャワーユニット、キッチン設備)と、学習用の大きなホワイトボード、長机、そして大量の教材が運び込まれていた。

窓は小さく高い位置にしかないが、清潔に保たれ、ここもまた加湿器が静かに稼働し、快適な環境が維持されている。


朝九時から夕方五時まで。

少女たちは、サスキアから支給された、動きやすいシンプルな濃紺の研修着に着替え、この『合宿所』で、英語のシャワーを浴び続けた。


サスキアの指導は、厳格かつ合理的だった。

無駄な精神論はなく、ただ淡々と、しかし確実に、知識とスキルを叩き込んでいく。

発音、文法、語彙、リスニング、そしてロールプレイング形式での英会話。

休憩時間には、英字新聞を読むことや、指定された海外のニュースサイトの記事を要約することが課せられた。店内にBGM代わりに流れるのは、常に英語のニュース音声だ。


最初は、誰もが戸惑い、悲鳴を上げていた。


「もー! 無理! 全然わかんない!」(陽子)

「こんなの、覚えられるわけないじゃん…」(亜美)

「……すみません、もう一度、お願いします…」(詩織)


特に、勉強から長らく離れていた陽子や亜美にとっては、苦痛以外の何物でもなかっただろう。

しかし、サスキアは一切、妥協しない。

できない箇所は、できるようになるまで、冷静に、的確に、繰り返し指導する。

そのブルーグレーの瞳は、常に彼女たちの進捗と集中力を厳しく見据えていた。


だが、不思議なことに、数日が経つうちに、少女たちの間に、わずかな変化が生まれ始めていた。


きっかけは、おそらく、サスキアが巧みに設定した『達成可能な小さな目標』と、それに対する『的確な評価(褒め言葉)』だったのだろう。

あるいは、仲間同士で教え合い、競い合う中で生まれた、健全な競争心だったのかもしれない。


「…読めた…!」


美咲が、英字新聞の記事の意味が繋がった瞬間、思わず小さな声を上げた。

難しい経済用語の意味を理解できた時の、知的な興奮。

それは、彼女が日々のバイトに追われる中で、忘れかけていた感覚だった。


「…My name is Yoko. I like…karaoke and…sweets?」


陽子が、辿々しいながらも、英語での自己紹介を最後まで言い切れた時、サスキアから「Very good, Yoko. 発音も綺麗になりましたね」と静かに褒められ、顔を赤くして俯いた。

その表情には、照れと共に、確かな喜びが浮かんでいた。


詩織もまた、最初は声も出せなかった英会話の練習で、自分の好きな絵について、簡単な単語を繋ぎ合わせて、サスキアに伝えることができた。

サスキアが、真剣にその言葉に耳を傾け、「あなたの絵、ぜひ見てみたいですわ」と微笑んでくれた時、彼女の胸には、これまで感じたことのないような、温かいものが込み上げてきた。

真奈は、海外のニュースサイトを読むうちに、世界の多様な出来事や文化に触れ、知的好奇心を強く刺激されていた。

亜美も、意外なほどの暗記能力を発揮し、単語テストでは常に上位の成績を収めるようになっていた。


『分かる』こと、『できる』ようになること。

それは、彼女たちが、これまでの人生であまり経験することのなかった、純粋な『学ぶ喜び』だった。知的な刺激は、彼女たちの心の中に眠っていた、向上心や、自己肯定感といったものを、少しずつ、しかし確実に呼び覚ましていく。


もちろん、厳しい訓練は続く。英語だけでなく、美しい姿勢や歩き方、丁寧な言葉遣い、テーブルマナーといった、『淑女』としての所作も、サスキアから徹底的に叩き込まれた。

時には、その厳しさに涙ぐむこともあったが、それでも、誰も脱落しようとはしなかった。


なぜなら、彼女たちの目には、常に、サスキア・デ・フリースの姿があったからだ。

知的で、洗練されていて、どんな時も冷静で、そして、自分たちの可能性を信じ、厳しくも的確に導いてくれる、完璧な大人の女性。


(サスキアさんみたいに、なりたい…)


その、漠然としていた憧れは、日々の『教育』の中で、より明確な『目標』へと変わりつつあった。この厳しい訓練を乗り越えれば、自分も、あの人のように、知的で、美しく、そして『強い』女性になれるかもしれない。

その思いが、彼女たちを支え、突き動かしていた。


二週間の『合宿』が終わる頃には、彼女たちの雰囲気は、見違えるように変わっていた。

まだぎこちなさは残るものの、その立ち居振る舞いには、以前にはなかった洗練さが漂い始め、言葉遣いも驚くほど丁寧になっていた。

そして、その瞳には、以前の不安や諦めの色ではなく、学ぶことへの意欲と、自らの変化への確かな『感動』と『喜び』の光が宿っていたのだ。


サスキアは、そんな彼女たちの変化を、冷静な、しかし、どこか満足げな表情で見つめていた。


(ふふ…予想以上の仕上がりね。恐怖と欲望、そして、ほんの少しの『憧れ』…これらは、やはり最高の教育ツールだわ。まあ、本当の『教育』は、これからなのだけれど…)


彼女たちの『教育』が、単なる接客スキルや語学習得に留まらず、エミリアとサスキアが求める、もっと別の『資質』――すなわち、絶対的な忠誠心、鉄壁の守秘義務、そして、時には非情な判断を下せる精神力――を植え付けるための、巧妙な第一段階に過ぎないことを、この時の少女たちは、まだ知る由もなかった。


窓の外では、冬晴れの光を降り注いでいる。

もうすぐ、エミリアと佐藤が、北の大地から戻ってくる頃だろう。

少女たちの、新たな『舞台』の幕が、静かに上がろうとしていた。


                    ***


十二月も下旬に差し掛かり、街がクリスマスムード一色に染まる頃。

定食屋の店内は、昼の喧騒が一段落し、午後の穏やかな時間が流れていた。

厨房からは、源さんが夕食の仕込みをするリズミカルな包丁の音と、煮物の良い香りが漂ってくる。

女将さんは、カウンター席で、いつものように分厚い帳簿とにらめっこをしていたが、時折、店の奥にある座敷スペースの方へ、気遣わしげな視線を送っていた。


その座敷では、『合宿』を終えた夜組の少女たちが、数人、静かに過ごしていた。二週間の『集中トレーニング』は、彼女たちに驚くほどの変化をもたらしていた。


「美咲さん、こちらの資料、目を通しておきました。…少し、分からない単語があったのですが」


吉田真奈が、英字新聞の切り抜きと思われる紙を手に、高橋美咲に小声で尋ねている。

以前の、どこか投げやりな雰囲気は消え、その表情は真剣そのものだ。


「ありがとう、真奈ちゃん。後で一緒に確認しましょうか。…あ、陽子、そこのお醤油、取ってくれる? …Please」


美咲の言葉遣いも、以前に比べて格段に丁寧になり、時折、まだぎこちないながらも、英語のフレーズが自然に(あるいは、意識的に)混じるようになっていた。


「はいよー! …って、あ、はい、どうぞ!」


小林陽子は、いつもの明るさはそのままに、しかし以前のようなけたたましさは鳴りを潜め、慌てて丁寧な言葉遣いに言い直しながら醤油差しを渡す。

彼女の手元には、英語学習アプリが開かれたスマートフォンがあった。


隅の方では、千葉亜美が、意外にも熱心に単語帳をめくり、遠藤詩織は、小さなスケッチブックに何かを描きながらも、時折、英語のニュース音声(誰かが小さなラジオで流しているのだろう)に耳を傾けている様子が見える。


その変化は、傍から見ていても明らかだった。

言葉遣い、姿勢、立ち居振る舞い。

以前の、どこか荒っぽく、刹那的な危うさを漂わせていた雰囲気は薄れ、代わりに、作法を身につけ始めた者の持つ、一種の落ち着きと、知的なものに触れる喜び(あるいは、そう振る舞うことへの慣れ)が、彼女たちの全身から滲み出ているのだ。

それはまるで、煤けた原石が、丁寧に磨かれ、予期せぬ輝きを放ち始めたかのようだった。


「…いやぁ、大したもんだな、あの子たちも」


カウンターの中から、源さんが、目を細めてその様子を見守りながら、感慨深げに呟いた。


「たった二週間だろ? あんなに変わるもんかねぇ。言葉遣いも丁寧になったし、なんだか、ちょっとしたお嬢さんみたいじゃないか」


その声には、彼女たちの成長を目の当たりにする、保護司としての純粋な喜びが溢れていた。


「…そうねぇ」


女将さんも、帳簿から顔を上げ、同意するように頷いた。

しかし、その表情には、喜びだけでなく、一抹の寂しさのようなものも浮かんでいた。


「本当に、見違えるようだわ。…でも、なんだか、少し遠くに行っちゃったみたいで…。前みたいに、くだらないことで大騒ぎしたり、甘えてきたりすることも、めっきり減ったしねぇ…」


手がかからなくなったのは良いことだ。更生への道を歩み始めたのなら、これ以上嬉しいことはない。

だが、同時に、あの、少し手のかかる、子供のような部分が失われていくことに、母親のような気持ちで彼女たちを見てきた女将さんは、言いようのない寂しさを感じていた。


そして、その寂しさ以上に、夫妻の胸には、拭い去ることのできない、もやもやとした違和感が、ずっと燻り続けていた。


確かに、少女たちは変わった。

それは良い変化に見える。

サスキアさんから見せてもらった研修の記録映像(一部だけだったが)でも、彼女たちは真剣に授業を受け、マナーを学んでいた。

自由時間には、交代で店にも顔を出し、『元気にやっています』『英語、難しいけど楽しいです』と、礼儀正しく報告もしてくれた。


だが、その変化は、あまりにも急激で、そして、どこか表面的なものに感じられてならなかったのだ。

まるで、完璧な脚本と演出の下で、訓練された役者が、見事な演技を披露しているかのような…。


(サスキアさん…あの人は、一体何者なんだろうねぇ…)

(英語に、高度なマナー…普通のジャズ喫茶の仕事にしちゃ、求められるレベルが高すぎる気がするんだが…)

(あんな高給を払ってまで、この子たちに、一体何をさせようとしてるんだろう…?)

(あの子たちの報告も、なんだか、用意された言葉を話しているような…守秘義務だとかで、肝心なことは何も教えてくれないし…)


疑問は尽きない。

だが、少女たちは、今の生活に(少なくとも表向きは)満足し、希望を見出しているように見える。

そして何より、彼女たちを預けた松田刑事も、最近は別の大きな事件で忙しいのか、以前のように頻繁には顔を出さない。

夫妻には、この状況に口を挟むだけの情報も、力もなかった。


「…まあ、あの子たちが、道を踏み外さずに、ちゃんと前を向いてくれるんなら、それが一番なんだがな…」


源さんは、自分に言い聞かせるように、そう呟いた。


女将さんも、黙って頷く。

しかし、その心の奥底にある、もやもやとした違和感は、晴れることはなかった。まるで、美しいガラス細工の表面に、微かな、しかし消えることのない曇りを見つけてしまったかのように。


午後の陽射しが、定食屋の古びたテーブルを温かく照らす。

その穏やかな光景の裏で、少女たちの未来と、それを操るかもしれない見えない手に対する、保護司夫妻の、静かで、しかし消えることのない不安だけが、静かに、そして確実に、その影を濃くしていくのだった。


                    ***


サスキアによる『英語集中トレーニング合宿』の説明と、それに伴う『同意書獲得』という試練。

夜組の少女たちは、高給と特別ボーナスへの期待、そしてサスキアという存在への複雑な感情(憧れと、逆らえないという諦め)を胸に、それぞれの困難を乗り越えた。(あるいは、仲間と協力し、保護司夫妻の温情に助けられ)


結構です。皆さん、素晴らしい。約束通り、特別ボーナスは後日、指定の口座に振り込みます」

サスキアは、完璧な微笑みで労いの言葉をかけた。そして、まるで当然のように、次のステップへと進んだ。


「さて、明日からはいよいよ本格的な研修と、開店準備に入ります。それに先立ち、皆さんに着用していただく『制服』をお渡ししますね」


サスキアが示した先にあったのは、マネキンに着せられた、黒を基調とし、白いフリル付きの長いエプロンと、清楚なヘッドドレスが特徴的な、古風で、しかし上質な生地で作られたメイド服だった。

それは、現代のメイド喫茶で見かけるような、ポップでカラフルなものとは全く違う、重厚で、歴史を感じさせるデザイン。


「え…? こ、これを…私たちが着るんですか…?」


陽子が、思わずといった体で声を上げる。

他のメンバーも、戸惑いの表情を隠せない。

亜美などは「うわ…なんか、コスプレみたい…」と小声で呟いている。


サスキアは、そんな少女たちの反応を予測していたかのように、穏やかに、しかし有無を言わせぬ口調で説明した。


「ええ。これは、私たちが開店するジャズ喫茶の、コンセプトを体現するための、特別な『制服』です。お店は、古き良き時代の、落ち着いた社交場のような空間を目指しています。お客様に、日常を忘れ、心から寛いでいただくために、スタッフである皆さんの服装も、その世界観に合わせて統一する必要があるのです」


(まさか、『オーナーの個人的な趣味と、特定の男性客(佐藤様)を店に呼び寄せるための、特殊な餌付け戦略です』などとは、口が裂けても言えないわね。エミリア様も、時折、本当に突拍子もないことを思いつく…まあ、それを形にするのが私の仕事だけれど)


「それに」


サスキアは続けた。


「これは単なる服装ではありません。正しい姿勢、優雅な所作を常に意識するための『型』であり、皆さんの接客技術向上のための、訓練の一部でもあります。この服を完璧に着こなせるようになった時、皆さんの立ち居振る舞いは、きっと見違えるようになっていますよ」


もっともらしく、そして少しだけ期待感を煽るような説明。

少女たちは、まだ完全に納得したわけではないだろうが、『店のコンセプト』『訓練の一環』と言われれば、反論する言葉を持たない。特に、サスキアへの憧れを持つメンバーは、『(これを着れば、サスキアさんみたいに綺麗になれるかも…?)』などと、わずかな期待を抱き始めていた。


そして、『合宿』と称する、ビル内での研修と生活が始まった。英語、マナー、接客術…サスキアによる徹底的な教育は、厳しくも的確で、少女たちは必死にそれに食らいついていった。


二週間の『合宿』期間が終わろうとする頃、サスキアは、再び少女たちを集めて、新たな提案を持ちかけた。


「皆さん、この二週間、本当によく頑張りましたね。目覚ましい進歩です」


まずは労いの言葉から入るのが、彼女のやり方だ。


「それで、今後のことなのですが…このまま、このビルに住み込みとして働きませんか? 通勤時間も不要になり、より研修や仕事に集中できるかと思います。もちろん、家賃や光熱費などは、一切、こちらで負担させていただきますが」


その提案に、少女たちの間に、今度は明確な戸惑いと、わずかな抵抗感が広がった。


「え…住み込み、ですか?」美咲が、代表して尋ねる。

「ずっとここに…?」陽子の声にも不安が滲む。


確かに、家賃と光熱費がタダというのは、彼女たちの経済状況を考えれば破格の条件だ。

しかし、それは同時に、このビル(=エミリアとサスキアの管理下)に、完全に生活を縛られることを意味する。

ようやく手に入れた(かもしれない)自由を、また失うことになるのではないか?


美咲と、特に現実的な真奈は、その提案にすぐには頷かなかった。

「少し、考えさせてください」「自分たちで、アパートを探してみようとも思っているので…」と、やんわりと保留の意思を伝えた。


それから数日間、美咲と真奈を中心に、何人かのメンバーは、なけなしの金と時間を使って、都内の不動産屋を巡り始めた。

自分たちの力で、安くて安全な部屋を見つけ、ここではない場所で、新しい生活を始めようと、ささやかな希望を抱いて。


だが、現実は厳しかった。

東京の家賃は、彼女たちの想像をはるかに超えて高かった。

敷金、礼金、保証料…初期費用だけでも、今の彼女たちには到底捻出できない金額だ。

保証人になってくれるような頼れる大人もいない。

不動産屋の担当者の、どこか値踏みするような視線と、「このご予算では、かなり厳しいですね…」という事務的な言葉が、彼女たちの心を容赦なく打ちのめした。


数日後、すっかり意気消沈して事務所に戻ってきた(あるいは、合宿所にしていたスペースに戻ってきた)彼女たちに、サスキアは、何も聞かず、ただ静かに温かい紅茶を差し出した。


そして、その夜。

客間の座敷に再び集まった少女たちの間には、重い沈黙が流れていた。


「……やっぱり、無理だよ…」


最初に口を開いたのは、真奈だった。

その声は、諦めに満ちていた。


「あたしたちが借りられるような部屋なんて、都内には、ほとんどない…」

「…だよね…」


美咲も、力なく頷く。


「初期費用だけでも、今のバイト代じゃ、何ヶ月かかるか…」

「……」


他のメンバーも、言葉もなく俯いている。

そこに、追い打ちをかけるように、サスキアの提案が、悪魔の囁きのように思い出される。

家賃無料、光熱費無料。

安全な(はずの)寝床と、高給の仕事。

自分たちで探そうとしたからこそ、その条件がいかに破格で、そして抗いがたい魅力を持っているかを、彼女たちは痛感していた。


「……なあ」


陽子が、おずおずと口を開いた。


「…やっぱ、サスキアさんの言う通り、あそこに住まわせてもらうのが、一番…いいのかな…?」

「……」


誰も、すぐには答えられない。

それは、自立への道を諦め、再び管理下に入ることを意味するからだ。


だが、その時、亜美が少しヤケになったような口調で言った。


「てかさー、もう良くない? あそこで。家賃タダだよ? 光熱費も! そんなウマい話、他にあんの? みんな住むんなら、あたしだけ抜けるとか、なんか仲間外れみたいでヤだし!」


その、ある意味、非常に正直で、そして稚拙な『大義名分』。

しかし、それは、今の、他に選択肢を見いだせない彼女たちの心に、奇妙な説得力を持って響いた。

そうだ、みんな一緒なら。

仲間外れは嫌だ。

それに、家賃と光熱費がタダなら、もらった給料は全部、自分の好きなことに使えるかもしれない…。


「……まあ、確かに…通勤時間ないのは楽かもね…」

「…サスキアさんのそばにいれば、色々教えてもらえるし…」

「……うん…」


一人、また一人と、住み込みを受け入れる方向へと、心が傾いていく。

それは、積極的な選択というよりは、現実の厳しさから逃れるための、消極的な受諾であり、仲間との同調だった。

しかし、結果は同じだ。


後日、美咲が代表してサスキアに伝えた。


「あの…もし、まだよろしければ、皆さんで、こちらに住み込みで、お世話になりたいのですが…」


サスキアは、その言葉を、予想通り、というように、静かに、そして完璧な微笑みで受け止めた。


「ええ、もちろんです。賢明なご判断だと思いますわ。部屋の準備は、既に整えてあります」


(…やはり、こうなりましたか。若さ故の理想と、厳しい現実の壁。そして、経済的なメリットと同調圧力…人間を動かすのは、いつだって、そういう普遍的な要素なのよね。これで、ようやく本格的な『教育』が始められるわ)


こうして、夜組の少女たちは、サスキアの思惑通り、自ら、事務所のある雑居ビルでの『住み込み勤務』を開始することになったのだ。

保護司である源さん夫妻には、サスキアから事前に指導された通り、『研修に集中するため、一時的に寮を提供していただくことになりました。でも、自由時間には、ちゃんと顔を出しますから!』と、笑顔で(しかし、核心は誤魔化して)報告を済ませて。

夫妻が抱いた『もやもやとした違和感』の正体に気づくこともないまま、少女たちの、新たな、そして奇妙な日々が、静かに始まろうとしていた。

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