気高き狼-1
気付いたらあけましておめでとうございます。
こ、今年こそは2桁目標に頑張る所存です。
「…………ローイ!」
「うげぇ!?」
腹の辺りから強烈な衝撃が走り、俺の睡眠は強制的に終了させられた。なお、変な声が出てしまったが、代わりに胃から込み上げてきた物は抑え込んだので問題ない。
「よし、起きたな」
「たった今、お前に殺されそうになったけどな」
「失礼な。オレはただ起こしてやっただけだぞ」
「デストロイとか叫びながら寝てるやつに腹パンするのは、少なくとも俺の知ってる普通の起こし方ではない」
俺よりも寝惚けたことを言っているハヤトの相手を適当にしつつ、寝ていた頭を覚醒させていく。
非常識極まりない起こされ方をしたせいで腹の辺りに鈍痛がするが、それ以外に変わった所はない。
「デストロイ聞こえてたら、何かしら対処しようとしね?」
「いや、微かに聞こえたかも位の言葉に目覚めてすらない状態で対応するとか無理だからな」
仕掛けてきた当人に言われたくないし、そもそもとして俺は朝に弱い。本当は二度寝したい所をこうして起きようとしてるのだからむしろ頑張っている方だ。
まぁ、さすがに朝から腹パンされた直後に寝れはしないが。
「よし、起きたところでメシだメシ」
「俺、朝は特にいらないんだけど」
「ちゃんと食べなきゃ駄目だよ。三食の中で朝食が一番大事なんだから」
隣のベッドに座っているノアがまるで母親のようなことを言っている。というか、この人腹パンするとこ見てたな絶対。止めてくれればいいのにってのは期待するだけ無駄だろうか。
「そうは言ってもめんどいし」
「ステ下がってるけど良いのか?」
「それは駄目だわ。仕方ないから何か食べないとなのか」
「健康的な仕様変更はいいことだね」
「腹の具合管理されるのって以外とキツい仕様だと思うけどな」
いつもなら食べたい時に食べ、食欲湧かなかったりめんどくさい時には食べなくて良かったが、食事がステータスに関わってくるとなるとそうもいかなくなる。
リアルとは違ってそこら中に24時間営業のコンビニやらがあるわけではないのだし、長時間の移動や戦闘なんかにも支障をきたすだろう。
「とりあえず、下に降りよう。軽いものでも良いから食べないとだよ」
「そうそう、腹が減ってはなんとやらだぞ」
「へいへい分かりましたよ。なんかこう、サッパリしたもんがあるといいけど」
仕方がないので朝食を食べるために1階に降りる。この世界の人達は早寝早起きが習慣なのだろう。食堂にはすでに多くの人がおり、みんな思い思いに食事を摂っていた。
夜中に近くのコンビニでコーヒーと食べ物買って、食べながら帰るのが好きです。




