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付加魔法は自分のために  作者: 仙堂レイ
第二章:十人十色
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始まりの街-25

最近更新が遅くなってる……。

きちんと書かないとなぁ。

「ちょっと待ってくれ、マジで?」

「それはもちろん、本当だよ?」

「えっと、つまりノアは俺と一緒の部屋で寝ても構わないと?」

「うーん、今さらじゃないかなそれ?それとも、ミナトは嫌なの?」

「いや、それは……」


 もちろん、嫌な訳ではない。ただ、むしろノアに悪いとは思っていた。だって、若い男女が同じ部屋に寝泊まりするんだぞ?良からぬ妄想をされても仕方ないだろう。いや、何もする気はないけどな?


「まぁ、昔は一緒の布団で寝てたじゃん」

「ほんっとに昔の話だからなそれ?」


 一体、何年前の話だというのだ。確かにそんな時期もあったが、それはほら、幼さ故の何とやらってやつで、今とは全然状況が違う。

 というか、大学生とはいえ仮にも二十歳を超えた成人同士なんだから、少しは配慮して欲しいものである。


「どっちにしたって、もう選択肢はないよ?」

「それはまぁ、そうなんだけどさ」


 そう、ここでいくら何と言おうが現実は変わらない。どうせこの部屋しか使えないのだし、さっさと覚悟を決めた方が楽だろう。

 何、動揺することはない。所詮はただのノアだ。いつも通りにしていれば、何の問題もない。

 そうだ、ノアだってわざわざ変なことはしないだろうし、気にしたら負けと言うやつだ。


「あぁもういいや。さっさと入ってさっさと寝よう」

「そうだね、明日は付き合ってもらわなきゃだし、きちんと準備しないとだもんね」

「ちなみに、何処に行くとか予定はあるのか?」

「うーん、ミナトのいた森がいろいろ素材ありそうなんだよね」


 まぁ、そうだな。他にどんな場所があるのかは気になるところだが、俺としても森に行って弓の素材を集めておきたいところだ。


「よし、んじゃそういうことで」

「おやすみ〜」


 〜〜〜〜〜〜


 うーん、寝れん!無駄に緊張しているのが自分でも分かる。ホント、どうしてこうなってんだ?


「……ミナト、起きてるでしょ?」

「……どうした?」

「いやぁ、ちょっと遠くまで来たなぁと思ってね」

「遠くどころか別世界らしいぞ」


 実際、普通の手段ではどれだけ目指したところで来れないような場所だ。いや、遥か先の未来ならあるいは出来るのかな?


「それでも、ミナトはミナトなんだよね」

「まぁ、俺以外の何者にもなれないしな」

「うん、そうだよね……。よし、何か安心した。それじゃおやすみ〜」

「あぁ、おやすみ」


 唐突に変なこと言い出したなとは思ったが、何か一人で納得したようだ。しばらくすると、微かに寝息が聞こえてきた。どうやら、眠れたようだな。

 さて、俺もそろそろ寝ないとな。


 〜〜〜〜〜〜

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