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付加魔法は自分のために  作者: 仙堂レイ
第一章:日常の終わり
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ソロプレイ-6

我ながら、この時間帯の更新が最近多い気がする。

「じゃあ、お前も街を目指す感じ?」

『まぁ、こっちは見晴らし良いから、街はもう見えてんだよな。だから、キツくなるまではここでレベ上げしとくつもり』


 うーん、ハヤトがそんなだとすると、俺もそこまで人里から離れてはいないのだろうか?

 出来れば、早めに他の人と合流して、コスパどうにかしたいんだが……。


『ちなみに、森は草原の奥にあるから、出ようと思うなら多分そんなにかからないぜ?』

「貴重な情報どうも。ついでに聞くが、こっちに来る気は?」

『今は毛頭ない』

「だろうな」


 こいつの場合、俺が困ってたとしても何もしないだろう。どうせ大丈夫とか言われそうだ。

 だが、これで目処は立った。とりあえずは森を抜けて草原に行き、そのまま街までゴーだ。


『んじゃ、せいぜい足掻けよ』

「あぁ、やってやるさ」


 俺らなりの励ましをして、チャットを終了させる。

 にしても、やはりハヤトはバリバリの近接戦闘特化だったか。そういや、ノアのスキル構成はどうなってるのか聞き忘れたな。【料理】があったのは聞いたが、それだけだ。


「ともかく、周りを散策するか」


 とりあえず、身の回りの確保とある程度出来ればレベル上げをしときたいところだ。

【水属性適性】は悪くないんだが、何せ場所が悪い。属性的にキツいだろう。

【弓】は、さっき番えてみたのだが、補正があるのだろう。動作が自然と出来ていた。しかし、やはり弾数が補充出来ないとメインには据え辛い。

 そういえば、【使役】と【付加魔法】を使ってないな。確か、消費が激しいのと、ターゲティングが短いんだっけか。


「じゃあ、とりあえずは……アタック」


 自分を対象に、攻撃力上昇させるアーツ《アタック》をかける。感想としては、ほんの僅かに上がった……のか?って感じだ。

 そして、それもものの1分程度で切れてしまう。重ねがけは……多分、無意味だろうな。

 実際どの程度変化してるのかは、検証しないと分からないがこの程度だと誤差の範囲内だろうな。


「んじゃ、次は……サモン」


【使役】のモンスター召喚アーツ《サモン》。俺の呼びかけに呼応するように現れたのは……。


「プギィ……」

「あぁ、うん。お前か」


 茶色い毛並みに潰れた鼻、小さな四肢を動かしているこいつは……ウリボー。

 早い話が、さっきのボアの小さい版みたいな奴だ。


「うわっ、消費えげつないな」


 特に何をさせるでもなく召喚していたら、いつの間にかもうMPが半分程なくなっていた。

 時間消費も馬鹿にならないが、召喚する時に大量のMPを消費するみたいだ。

 うん、あの程度の奴でこれなんだから、確かにキツいスキルだわ。


 その点、【付加魔法】自体は、ほとんど自分用だけどステータス上げるのはやっぱり良いよな。

 いやまぁ、【使役】もレベル上げればコスパ良い奴出せそうだけども。

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