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アスターの案内で進んでいくと、成程、まず2体。
「んー、捕まえておこ。拘束、眠れ」
先程同様、鎖で捕らえて眠らせる。後ろの方が騒がしい気がするけど、無視して進む。
……リラちゃん?次、ねぇねって化け物?って言ったら、ねぇね怒るからね?ソラくん、リラちゃんに同意するなら君も同罪だよ。アスターさん……は、俺も覚えたい、かぁ。じゃあ試しに今度やってみる?
腕の中にいるフローラは、ねぇねすごい!カッコいい!と褒めてくれる。おめめもキラキラ。可愛いねぇ。
進むとまだ出てくる。今度は3体。何か増えていってるね、何でだろ。
「キリがないなぁ。」
本当に何だろう。慧眼が何故か通じなくて分からない。ケンタウロスって群れで動くんだっけ?それなら殺さない方がいい。
「あなた達の仲間なら、私が預かっているわ。何もしないなら、無事に返してあげられるんだけど。私達に攻撃したら、私も容赦しないよ?」
脅しに近い交渉を持ちかけると、やっぱり言葉が通じるのか、大人しくなった。
「分かってくれて嬉しいわ。」
仕方なく、という感じがする。これは何かありそうだね。
そのまま野営地に着き、コテージを出して改装する。全体的に広くして、客室を追加した。
「急ごしらえの部屋ですみません、よろしければ各々こちらのお部屋をお使いください。」
「……いいのか?君にとっては、俺達は見知らぬ他人だろ?」
あ、男性が初めて話した。
「はい。アスターの知り合いですし、悪い人には見えませんから。」
慧眼があるからとかではなく、アスターの人を見る眼はあると思う。私は別として、これまでアスターの知り合いとか、話している人を見ていたけど、本当に良い人ばかりだったから。
「まずはゆっくり休んでください。外にいる魔物達と少し話してきます。アスターも、ゆっくり休んでね。」
アスターも着いてこようとしたけど、ソラとフローラと一緒に休むよう言い含めた。
「さて、行きましょうか。」
先程耳飾りを通じて白虎を呼び出しておいたので、リラと白虎をお供に向かう事にした。
魔物の元へ到着し、捕まえていた仲間をバッグから出す。よかった、ちゃんと生きたままだった。
道中、白虎とリラから、先程の魔物について解説してもらっている。その知識を頼りに話をするつもりだ。
『あれは地球で言うケンタウロスとほぼ同じで合ってるよ。知能が人間と同じくらい高くて喋ることができるし、仲間意識が強いよ。』
『人間に対して滅多に攻撃はせん。それに加え、自分達より強い者には敬意を表する習性もある。ユリシアは自分達より強いと伝わっているだろう。』
『多分、ねぇねは攻撃対象になってないよ。あんなに凶暴にならないし、人間側の方が強いのは確かだし。人間側が何かしたんじゃないかな。』
「成程。」
それなら、私は適任なのだろう。話くらいは聞けるんじゃないか、と多少期待しつつ、魔物の集団に辿り着いたのだ。




