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最高で最後の恋  作者: 佑里
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初めての電話

 年寄りの介護の仕事には、トラブルはつきものだ。一月末、彼の仕事の中で問題が起こり年の功か私が解決の一役を担った。


 今日は迷惑かけて、すみません>_<


 彼からのメールに少し話したいから電話してもいいかと返信した。だいたいの時間を指定してくれた。ドキドキだった。家族から離れて、携帯電話の充電器に延長コードを取り付けその時間にかけた。心が踊るとはこういうことをいうのか、ときめく感覚におかしくなりそうだった。

 仕事の一件をとりあえず話して、その後はどこに住んでいる、どんな車に乗っている、趣味やら、通勤方法やら、取り止めもない話が弾んだ。アジアの恵まれない子供達のために小学校を作りたいと彼は熱く語った。壮大な夢が叶うよう協力するよと言うと、声を高めて彼は喜んでくれた。彼の母校の教師がたまたま私の知り合いだったこともあり、高校時代の話しもしてくれて秘密を共有したようでなんとなく彼に近づけたような気がしていた時、彼は言った


 僕、彼女います


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