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最高で最後の恋  作者: 佑里
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彼女

  僕、彼女います


  電話の向こうから聞こえてきた彼の声は忘れられない。ほとんどの人は知らないんですよ、詮索されたくなくてね、でもあなたには知っていてほしくて、と彼は続けた。頭の中が白くなっていくのを覚えながら、4歳年下で管理栄養士になる子で、今はまだ女子大生で、紹介で知り合ったんですよと話を聞いていた。夜も更けて、じゃあね、おやすみなさいと電話を切ったあと、複雑な気分で眠れなかった。

  そういえば、クリスマスも連休とっていた。落ち着いた佇まいはパートナーがいる証拠。でもでも、なんなのこの重苦しい胸の内は?

  あなたには知っていてほしかった…ってどういうこと?なにより彼女がいて当然で、なぜこんなに動揺しているのか、彼女がもしいなかったとして、どうなるの?私には夫もいて家族もあって、好きだけれど…,。どうしようもない想いは、どうしようもない。諦めるしかないことくらい、わかっているはず。

 家族がある、夫がいる。22歳も年下なのに。

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