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私達の最良の時/私達は幸いなる少数  作者: MV E.Satow maru
第3章 私達は幸いなる少数
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2021年12月(5) コンサートホール調整卓

 シネマ・コンサートが終わった。最後の音が消え一瞬の静寂が響き終わった後に盛大な拍手がホールを満たした。


 琴乃は手にしていた神戸公演台本をそっと閉じると新山監督や大井秀和さん、照明監督、音響監督に目線で挨拶して静かにその場を離れて裏口から外に出た。

街の喧騒の中、少しでも見晴らしの良いところを求めて歩道橋の上へ出た。そして東の夜空を見上げてふっと深く息を吐いた。そして祈った。


 新山監督は琴乃が置いていった台本の表紙を眺めてそっとなでた。為すべき事を一つやれた。自分や琴乃さんが巻き込んだ事で起きてしまった出来事。もとより取り返しはつかない事ではある。でも残されたあの子達のためのきっかけ、機会を作る事ぐらいは出来る。みんなが良い方向へと踏み出せたら良いのだがと願った。


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