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私達の最良の時/私達は幸いなる少数  作者: MV E.Satow maru
第3章 私達は幸いなる少数
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2021年12月(6)

古城こじょうミフユ


 私達はティエンフェイの楽屋に戻ると少し物思いに耽っていた。ホーちゃんがドアをノックした。


「みんな、オケの人達が一緒に記念写真撮ろうって!」


私達は顔を見合わせた。


「折角のお誘いだし行こっか」


中谷ちゅうやちゃんがそう言って立ち上がったので私達も彼女に続いて舞台へ戻った。


 そこではオケの人達とブラス・フリート、コメット・ストリングスのみんなが待ってくれていて温かい拍手で私達を迎えてくれた。

 指揮の大井先生と編曲を手がけた大井先生のお二人が握手を求めてきた。みんな応じているとお二人とも私達の事を誉めてくれた。ホーちゃんや薫子ちゃんが笑いながら抱きついてきた。

舞台袖から新山監督や琴乃さんもやって来た。


「さ、写真をみんなで撮りましょう。あまり時間ないから」


 最初は記録写真担当の人がデジタル一眼レフで撮っていたけどプロオケの人やフリート&コメット、私達の中からどこからともなく出て来た私物のコンパクトデジカメ、スマフォとか渡されて色々と撮ってくれていた。


 私は肩の荷が一つ下りたような気がした。もういくつか持っている気がするけど少なくとも一つは返せたように思える。ただ音楽という荷物、それは一生持ったままになるだろうなと思った。

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