シネマ・コンサート神戸公演台本 G PART2
バンド:
香久耶、理里香たちが演り切った。
陽一:
盛大に拍手する。
(MUSIC)OST:SEE,YOU,AGAIN
理里香:
「そろそろ時間切れかな。帰らないと行けないし」
香久耶:
「名残惜しいけど、私も同様。また会えたらいいね」
理里香:
「本当にそうだよ」
香久耶、理里香のバンド:
楽器を片付けると陽一に声を掛けて帰って行く。
「卒業おめでとう」
「あの日は放火犯から私達を助けてくれて感謝してるから」
「スタジオに聞きに来てくれてありがとう」
「元気でね」
「私達はもっと上手くなるからまた聞いて欲しいな」
香久耶、理里香:
最後に香久耶と理里香が残った。
(ハモって)「陽一、ありがとう。決して君の事は忘れない」
陽一:
「二人ともお元気で。また会う日まで」
手を振る。
体育館の外へ出て行く二人。
(MUSIC)F/O
(効果音)耳鳴りのするような重低電子音に高周波音が被って音が切れる。
(暗転)すぐ元の情景に戻る。
帰って行った香久耶と理里香たちの気配や余韻は消え去っていた。
玲佳:
「いい歌、いい人達だね」
陽一:
驚いて見上げると玲佳が二階の観客席にいた。
玲佳が手を振っている。
驚いた陽一はすぐ2階観客席に向かって駆け出した。
(MUSIC)OST:REIKA,TOGETHER,FOREVER
<2階観客席通路(雛段式)>
2階上段に飛びだした陽一の姿を見て階段を駆け上る玲佳。
通路中程の踊り場部分で二人は立ち尽くす。
そして二人は抱き合った。
陽一:
(万感の思いを込めて)「玲佳、玲佳、来てたんだ」
玲佳:
(照れ臭そうに)「卒業おめでとう。陽一」
陽一:
「玲佳はどうしてたの?」
玲佳:
「とても長い旅をして母さんの所に帰って、説得して、またここに戻りたい、もう母さんの下に戻れないとしてもそうしたいって言って母さんには理解してもらった。で、やっと戻ってきたら陽一があの人達と再会する機会がありそうだったから集まってもらった。最初で最後のわがままを聞き届けてもらった」
陽一:
「いいの?」
玲佳:
「帰って欲しいのかな?」
陽一:
「いや、ずっと側にいて欲しい。君の側にいたい。もう玲佳がどこか永遠に消えたりしたら嫌だ」
玲佳:
(いたずらっぽく微笑む)
「まあ、どうなるかわかんないけど、お互いに好きならそうなるんじゃない?私はもうずっと君の世界にいるから。もう消えていなくなったりしないから」
(MUSIC)C/O
ENDROLL PART




