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私達の最良の時/私達は幸いなる少数  作者: MV E.Satow maru
第1章 私達の最良の時
28/79

2020年5月23日土曜日(2)

古城こじょうミアキ


 今日は朝から陽子さん、肇さんと一緒に高速バスで神戸三ノ宮に向かっている。

ティエンフェイは大学祭1日目夜出演と分かったので旅費節約で朝一番の高速バスにしたのだった。


 私は家を出発する際に両親に携帯電話機能は切っていくから何か用事はメッセでと頼んでいた。バスで移動中の電話は何かとバレそうなのでスマフォの音声電話は留守電にしておいた。

 結局、お姉ちゃんに悟られなかったのかメッセは来たけどそれだけ。電話は鳴らしたみたいだけど留守電は入ってなかった。お姉ちゃんも灰色の脳を使ったらこれぐらい読めそうだけど。私、お姉ちゃんの事、買いかぶってたのかなあ。


「でもミアキちゃん、冬ちゃんが本当にバンドデビューなら電話どころじゃないでしょ?」と陽子お姉ちゃん。

「うーん。そうなるとやっぱりお姉ちゃん、有罪?」

「ミアキちゃん、有罪ってそれはちょっと可哀想じゃない」

「私の姉なら堂々と家族に報告して欲しいです。あの音痴の姉がデビューってすごいんだから」


陽子さんと肇さんは私の力説に苦笑していた。


 15時前に三ノ宮に着くと電車で甲子園に向かった。鉄道系ホテルをお父さんが取ってくれていたのだ。ホテルに着くと気を利かせてもう一度確認しておいた。


 フロントで肇さんが手続きをしてくれた。英国メイドものドラマで出てきそうな執事みたいなおじ様が対応してくれた。


「いらっしゃいませ」

「古城さんから大人二人子ども一人で予約が入っていると思うんですが」

「古城守雄様から承っております。日向様ですね。こちらに記入をお願いします」


 肇さんが手続きをしている間に陽子さんにもう一度確認した。


「肇お兄ちゃんと陽子お姉ちゃんが同じ部屋でもいいですよ?」


陽子さんからは速攻で怒られた。


「また、そんな事言って。ダメよ。ミアキちゃんは私と一緒の部屋だからね」

「気を利かせたのになあ。チェ」


 気のせいか肇さんが苦笑していた。ちょっとからかいが過ぎたかな、反省。

部屋に荷物を置くと私達は駅に戻って深江キャンパスに向かった。


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