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私達の最良の時/私達は幸いなる少数  作者: MV E.Satow maru
第1章 私達の最良の時
27/79

2020年5月23日土曜日(1)

古城こじょうミフユ


 大学祭1日目。キャンパスは賑やかな中、ティエンフェイは部室棟のスタジオがわりの部屋でリハーサル。

休憩中に嫌な予感がした私は妹にメッセしてみた。


ミフユ:6月の予定ってまだ決まらないかな?

ミアキ:ごめーん。お姉ちゃん。まだ友達の予定がね。もう少ししたら分かるから待って。

ミフユ:分かった。待つ。


 さて、この微妙なリプライは果たして大丈夫なんだろうか?

あの子のスマフォを鳴らしてみたけど出ない。

引っかかったので家に電話してみた。


「はい、古城です」


あ、お父さんだ。


「お父さん、ミフユです。ミアキと代わって」

「今日は朝から出かけていていないよ」

「ん。あ、それならいいや」


苦笑いしているお父さんが目に浮かぶ。


「そういえばミアキから大学祭がないと聞いたけど来年あるならみんなで行こうかな。ミフユの乗っている練習船は見てみたいし」


「え、今年はないよ」


思わず早口で全力否定してしまった。


「ミフユ、お父さんは来年と言ったけどな」


お父さんが呆れている。まずい。


「あ、ははは。ごめん。聞き違えちゃった。来年なら大丈夫だと思うからお父さん。楽しみにしてて。船内を案内して回るから」


冷や汗をかきながらそう言うとお父さんからさらに何か言われる前に大慌てで電話を切った。

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