五話 デレデレ
毎回タイトルを、考え決めるたびに思いますが、とくに意味はないです。
その回の内容の一部を抜き取ったり、雰囲気で決めているので気にしないでください。
それでは今回の話もどうぞ!
帰り道。
僕と姉さんは歩いて帰宅していた。
もう、夕方だ。
約束の時間がすぐそこまで迫っていた。
それはともかく・・・。
「姉さん、いい加減に離してよ・・・」
もう、僕のライフはゼロだ。
ゲージの中は空。
「いや!このまま家に帰る」
「姉さん、夜の予定は分かってるよね?」
「分かってるよ~」
「ならいいんだ。じゃあ、一旦帰ろうか」
「うん」
そのまま家に帰ったんだけど、本当に最後まで姉さんは腕から離れてくれなかった。
まあ、姉さんは終始機嫌が良さそうだったし、まあいいか。
・・・
―高波家にて―
今回のデート楽しかったな~。
私、高波美香は止まらないニヤけを隠し切れずにいた。
指輪をギュッと握りしめる。
最初の待ち合わせのところでは変な奴に絡まれたからかな?
ちょっと嫌な気分になっちゃったけどナツが手を繋いでくれたからそんなのどうでもよくなっちゃった。
さすが私のナツ。
私は家で時間になるまで自分の部屋に戻っていた。
そして今回のデートを思い返すことにしたのだ。
待ち合わせの商店街の次にナツが連れて来てくれたのはなかなか雰囲気のあるレストランだ。
まあ、そこでも警戒すべき女の子はいたにはいたけど、ナツが説明してくれたから一安心。
しかも、ナツの学校での様子も聞けたし満足。
次は大型ショッピングモールに行って色々周った。
ゲームセンターは初めてで少し緊張したけど、ナツがカッコよくリードしてくれたから純粋に楽しめたな~。
その次に行った服屋ではナツにぴったりの服を買うことが出来た。
あの服、来てくれるかな?
ちょっと不安だな~。
でも、来てくれたらきっと私は嬉しいんだろうな~。
でも、それでナツがカッコいいことに他の子が気づいちゃったらどうしよう。
嬉しくもあるけど、やっぱり嫌だな。
でも、ランジェリーショップはやりすぎちゃったかな。
ナツ、終始顔が真っ赤だったし。
まあ、そんなナツもかわいいんだけどね!
かわいいとかっこいいの両方持っているナツは最強だよ~。
最後に行ったお店は気づいたら入ってた。
無意識で私は指輪を見ていた。
ナツに声をかけられて自分が何をしているか気づいた。
顔が赤くなっていったのを自分でも感じることが出来た。
ナツにはバレないように必死に隠したけど。
でも、どうしても指輪に目が行っちゃう。
それがナツにもバレちゃった。
でも、さすがにこの指輪は無理だよね。
ナツの勧めで隣にあった違う意味の指輪のコーナーを見た。
そこには私が普段から考えていたものと同じ意味を持つ指輪があった。
私がその指輪を見ているとナツが店員さんを呼んで私が見ていた指輪を買うと言い出した。
でも、これ・・・。
さすがに私の手持ちじゃ無理だよ。
でも、ナツは平気そうな顔でその指輪を購入した。
ナツの隠している秘密の一端が見えた気がした。
家族の私にも秘密なんて、いったいどんな秘密があるんだろう。
やっぱり気にはなっちゃう。
まあ、嬉しすぎてすぐに記憶の隅に追いやったけど。
最後はナツと腕組みしながら家に帰ったけど、最後まで私のわがままを聞いてくれたな~。
特に指輪は嬉しかったな~。
「えへへ~」
私はナツがプレゼントしてくれた指輪を見ながらついまたニヤニヤしてしまう。
さっきまではナツが私のために色々してくれた。
よし!
次は私が頑張る番だ。
覚悟しなさいよ~。
ナツを敵に回したことを後悔させてやるんだから!
読んでくれて感謝です。
次の話もよろしくお願いします。




