表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/103

46.奴隷購入

アキトたちは奴隷市に到着した。


アキトは奴隷市では死んだ目をして上半身裸でボロイ腰布つけて檻に入っている奴隷が大量に広場で売られている。そんな想像をしていたが、事実は全く違った。


まず広場ではなく、地上2階地下1階のめちゃくちゃ広い建物だった。ゆったりとしたロビーで受付を済ませる。予算を聞かれたので最大でも200万と言っておいた。


地下に案内されると、奴隷の腕輪をつけている奴隷が机に座って勉強していたり、広い訓練室で戦闘訓練をしているのが見受けられた。


アキトたちは観察しながら奥のほうに歩いていき、最奥にある部屋に通された。


「いらっしゃいませ、当奴隷市においでくださりありがとうございます。今回はどんな奴隷がご入用でしょうか?」


奥の部屋に奴隷の販売員が待機していたのだろう。早速話しかけられた。


「戦闘奴隷が欲しいと思っています。性別は特に気にしておりません。ただ、女性がいるパーティーですので性的な目でパーティーの女性を見たりする男性はいりません」

「それはそうでしょう。では女性の奴隷から見ていただいて、後に男性を見ていただきましょう。少々お待ちください」


販売員は部屋を出て行った。少し待っていると10人ほどの女性が連れられてきた。


「左から順番に説明させて頂きます。

24歳、ジョブ剣、斧、短剣

28歳、ジョブ白魔、弓、盾、小盾

15歳、ジョブ黒魔

17歳、ジョブ槍、剣」


そこまで聞いたところでアキトは一番右に並んでいた黒髪黒目の女性と目が合った。かわいい系の顔をしているが、この薄い顔に黒髪黒目は日本人か?アキトは気になったので聞いてみることにした。


「すいません、ちょっとこの一番右の黒髪の子に話しかけてもいいでしょうか?」

「ええ、どうぞどうぞ。ですがその子は言葉が通じないようで、年齢もジョブもわからず処分に困っている子なんです。会話は出来ないと思いますよ?」


アキトは日本語で話しかけた。


『こんにちは、あなたもしかして日本人じゃないですか?』


劇的な反応が返ってきた。


『は、はい!そうです!わけがわからないうちにここに連れてこられて凄く困ってたんです。あなた日本人ですよね!?助けてください!言葉は通じないし途方にくれてて、でもなんとなくここって奴隷商じゃないかって、私このままじゃ良く知らないところに売られちゃう!』


めちゃくちゃ必死だった。そりゃそうだろう。言葉が通じない場所に1人で放り出されて奴隷商に売られたら誰でもそうなる。アキトは同情した。


『ええ、私があなたを購入しても構いませんけど私たちは冒険者なので一緒に魔物狩りをしてもらうことになりますよ?それでもいいですか?』


少女は少し悩んで


『はい。今の状況より悪いことってないですから。言葉が通じる人がいてくれるだけで安心できます』


アキトは買うことに決めた。


「それではこの黒髪の子を買おうと思いますけどおいくらでしょう?」

「ありがとうございます。旦那様!100万ポロンでいかがでしょうか?」


販売員はニコニコしながら揉手をしている。


「言葉が通じないんですから高いですよ。50万ポロンなら買いますよ」


アキトは値切った。


「うーむ、旦那様は商売上手だ、いいでしょう!70万ポロンにまで下げましょう」


今後もまた利用するかもしれない。値切りすぎるよりこの値段で買うことにした。


「では70万で買います。早速連れて帰りたいんですけど」

「ではこちらの契約書にサインを。このまま連れて行っていただいて大丈夫ですよ」


アキトは金を払い、契約書にサインをした。


『それじゃ今日からよろしく!えーと君名前何て言うの?』

『私アカリです。大塚朱莉、15歳です』

『私は北条明人、14歳です』

『えー!男の子なの?男の娘?』

『もうそういうのいいから!男の子です。今度男の娘って言ったら胸掴んでヒギィって言わせるから!』


アカリは思った。こいつどSだと。


「アキト君、私たちのことも紹介してよね!わからない言葉で会話されても困るよ」

「あー、ごめんごめん。えーとこの子はアカリだってさ、15歳らしい」

『で、こっちはレンさん、こっちの子がヨンさん、そういえば年齢知らないわ』

「レンさん、ヨンさん、年齢教えて」

「私が15でヨンが13よ。そういえばアキト君はいくつなのよ?」

「私は14ですよ。」『レンさんが15でヨンさんが13だって』

『ていうか日本語とこっちの言葉の使い分けめんどくさいわ』


アキトはアカリにこちらの言葉を教えることを誓った。今日からスパルタで教え込もう。アカリは背筋が寒くなったが、気のせいかと流した。


「今日はアカリに1日言葉教えるからダンジョンはお休みで!」



アキトたちは宿に帰ることにした。

《名前》 アキト・ホウジョウ  ギルドランク:E

《称号》天才の異世界人(成長速度100倍)

《ステータス》

ATK 12 +10 +10 +10 +3 +100% +100% +100% +30% = 193

DEF 10 +12 +10 +110% +100% = 99

VIT 10 +10 +100% = 40

DEX 12 +9 +80% = 37

INT 13 +11 +100% = 48

MEN 12 +11 +100% = 46

SPP 10 +10 +100% = 40

SPD 12 +11 +10 +100% +100% = 99

HIT 11

《加護》女神の加護(仲間の成長速度10倍)

《ジョブ》《拳将》Lv0《上忍》Lv1《剣将》Lv0《白魔法》Lv1

     《黒魔法》Lv1《強槍士》Lv4《斧将》Lv0《大剣将》Lv0

     《槌将》Lv0《防将》Lv2《大槌士》Lv3《盾将》Lv0

     《棒将》Lv0

《特殊ジョブ》《魔物使い》《ダンジョンマスター》《鑑定士》

《熟練度》《格闘》Lv10《短剣》Lv10《剣》Lv10《杖》Lv10

     《槍》Lv8《斧》Lv10《大剣》Lv10《槌》Lv10

     《小盾》Lv11《大槌》Lv3《盾》Lv10《棒》Lv10

《スキル》《豪拳》Lv5《投げナイフ》Lv5《隠蔽》Lv5《速斬》Lv5

     《強斬》Lv5《上級回復魔法》Lv1《上級攻撃魔法》Lv1

     《速突》Lv5《強突》Lv4《強撃》Lv5《爆撃》Lv5

     《重斬》Lv5《爆斬》Lv5《強打》Lv5《爆打》Lv5

     《堅固》Lv2《遮断》Lv1《豪蹴》Lv5《岩砕》Lv3

     《受流》Lv5《庇う》Lv5《連撃》Lv5《三連撃》Lv5

《特殊スキル》《アタックオーラ》Lv1《自動回復量アップ》Lv1

     《大型殺し》Lv1《中型殺し》Lv1《魔防》Lv1《致命》Lv1

     《格闘マスター》Lv1《防御無視》Lv1《物防》Lv1

     《スピードオーラ》Lv1

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ