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この夏がずっと続けばいいのに。  作者: すくねる


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2/10

夏の始まりは



2050年7月19日


「ぷはーっ、キマッタぜ!」

夕の部屋の床には足の踏み場も無いほど、エナジードリンクの空き缶が散乱している。

「夏休みになったし、気分も上々〜。底辺高校ざまーみろ」


夕はボサボサの長い黒髪を後ろに結びVRゴーグルを磨き始めた。

「キャラクリどうしよ〜」


夜11時、ベータテストまであと1時間。夕はテンションが上がっていた。


夕はベッドに転がると

「このゲームも自分に合わなかったら、どうしよう....」

夕はゲームをたくさん持っているが、そのほとんどがプレイ時間1〜2時間で止まっている。合わないと思ったら徹底的にやらない。

夕の瞳に薄っすら涙が滲む。



11時40分


夕は裸になり、ウェットティッシュで全身を拭き始めた。この日のために買ったお気に入りのダボダボのTシャツを着て、クーラーを21℃に設定した。


「今日は壊れないでよね」



11時50分


もうログインできるという情報がネットを駆け巡った。ネットニュースにもなり、かなり話題だ。

「来たか。でも....私は0時から」



深夜0時


夕はVRゴーグルを被りベッドに寝そべった。

部屋からは明かりが消え、外の雨音だけが聞こえる。



「さよなら。地球」




ステラへようこそ。あなたの名前は?


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