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四萬~合宿編~

 日曜日――他校との交流試合が行われる当日。


「よし――全員、揃ったな?」


 桐竜高等学校の麻雀部4人は学校の校門前で集合しており、眼鏡先輩が点呼をとっていた。 ちなみに、今日は休校日なので、服装は自由ということなのだが、眼鏡先輩はファッションに疎いのか制服を着用していた。


 マリアさんは白くて綺麗な肌の上から、純白のワンピースを着ており、頭には直射日光を避けるためか麦わら帽子を被っていた――つい、浜辺で追いかけっこをしているシーンを想起してしまうほど、似合っていた。


 雀はショートパンツに、チェック柄の上着を着用しており、その上から青色のカーディガンを羽織っている――いつもの男子の制服を着ていなかったため、一瞬、女性と勘違いしてしまった自分が恥ずかしい!


 ちなみに俺はというと、ユニ○ロという大手企業メーカーで統一された服を着ていた。


 俺たちが学校の校門に集合してから10分ほど時が経ち、9時50分を迎えると――送迎バスが2台、桐竜高等学校の校門を通り、駐車した後、バスの扉から次々と人が降りてくる。


「どもども~! 本日は、よろしくお願いします~!」

「ウ、ウッス! 本日はお招きいただき、誠に感謝してるっす!」


 各高校の代表者っぽい人が、眼鏡先輩の前に集まり挨拶を交わしていた――1人は女性で、胸元に『麻當まとう高校』と記されたジャージを着ている。


 もう1人は男性で、いかにも体育会系といった具合に、背が高くて丸刈りで長袖の学ランを着用していた――暑くはないのだろうか? ちなみに、胸元に『倉望くらもち高校』と刺繍されていた。


「ああ。 こちらこそ、よろしく頼む」


 二校の代表者である彼らに怖じける様子もなく、眼鏡先輩は堂々と握手を交わしていた――。


 各代表者が挨拶している内に、各高校の部員達も集まっていた――『麻當高校』の部員達は皆お揃いのジャージを着ている。


「へぇ~! チームジャージってやつですかね? カッケぇ!」


 俺は『麻當高校』のオレンジと白を基調としたデザインに驚嘆していると、


「安心しろ。 今日試合に勝てば、あのチームジャージは私たちのものだ」


 麻雀の試合って、そんなルールがあるのか!? と困惑していると、眼鏡先輩はイジワルそうな顔を浮かべて楽しそうに笑っていた。


 今日の交流試合、眼鏡先輩が一番心待ちにしているかもな…。


 俺はそんなことを思いながら、3校の部員[計15名]は、桐竜高等学校の麻雀部の部室へと足を運ぶ――。



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