主な登場人物紹介
主たる登場キャラクターの紹介です。
『闇守護業』はシリーズ物ですが、この紹介を読めば初めての方でもおわかりいただけるかと思います。
『闇守護業』主な登場人物
蒼波 遼平…21歳
紺色のやや長い髪は寝癖でいつもボサボサ、瞳は漆黒。裏警備会社中野区支部社員の男。「最低最悪の裏切り者、《邪鬼の権化》」と呼ばれているらしい。
『音の民』蒼波一族の末裔で、普通人間には聞こえない超音波を聞き取り、発する能力を持つ。蝙蝠と意思疎通が可能で、吸血蝙蝠「宋兵衛」と契約を交わしている。肉弾戦が得意。
面倒臭がりでキレやすい。頭の回転は鈍く、ほとんど勘で行動。ふざけた態度と感情的な言動、かなり野生的。自己中心的な性格。
純也…?歳
白銀の髪、ライトブルーの双眸。裏警備会社LK中野区支部の社員兼治療員担当の少年。見た目は15〜6歳くらいで、現在は遼平のアパートに居候中。
2年前、遼平に拾われた時以前の記憶が無く、覚えているのは自分の名前らしき『純也』と膨大な医学の知識だけ。どこの誰なのかは一切不明。風を操る不思議な特殊能力があるが、普段は専ら合気道に近い武術を使う。
穏やかで非常に優しく、記憶力・洞察力に長けるが子供っぽい。趣味は料理と折り紙、更に大食い。身長が低く遼平より頭一個分下。人や動物を傷つけることを嫌い、殺生を憎む。
霧辺 真…25歳
金の跳ねた短髪。瞳は黒で、皮膚は浅黒い。裏警備会社LKの若き中野区支部部長。関西弁を話す、自称『愛の警備員』であり、自らのことを『死人』とも言っていた。
普段は腰に下げた木刀で敵を薙ぎ払うが、それは鞘であり、中に凶刃『阿修羅』が収まっている。とある流派の剣術を使用するようだ。
いつもは賑やかな遼平達の傍観者だが、最近は特に部下にいじられ気味。メンバーの中では最もマトモな感性の持ち主。最近、メンバーの非常識な言動に胃薬が手放せない、苦労人。一度暴走し始めてしまった部下(主に遼平)を止める為、ハリセンを常に携帯している。実は物凄い愛妻家。
紫牙 澪斗…22歳
淡緑色、ストレートな短髪。瞳は暗褐色。裏警備会社LK中野支部社員の男。かつて暗殺成功率百パーセントの殺し屋、《消去執行人》(エクスキューショナー)との異名を持っていた。
仕事中かけている眼鏡は別に目が悪いわけではなく、希紗の作った照準グラス。ちなみに、澪斗が専ら使用するカートリッジ式銃『ノア』も希紗の手製で、照準グラスと連動している。実は愛用のリボルバー式マグナムもあるが、希紗の前では使いたがらない。
冷静で寡黙、他人の感情に鈍く、時に冷酷でもある。プライドが高く、遼平の挑発にのることもしばしば。慎重で、人間不信な面もあるが、根は生真面目で頑固。人間に興味無し。遼平とは犬猿の仲。
安藤 希紗…19歳
茶髪、ポニーテール。瞳はやや茶色。裏警備会社LK中野区支部の社員であり、(自称)天才メカニッカーであり、紅一点。
巡回などより監視室での監視、警備員の装備品の制作、監視システムの改良などが主な仕事。非戦闘員。
明るく常に元気で、遊び心の塊。どんな状況でも空元気で突き進む、支部のムードメーカー的存在。過去のトラウマにより、拳銃を恐れている。実は、少女っぽく繊細な一面も。
「裏警備会社Lose Keeper」
『裏社会』……近未来日本の、犯罪が絶えない無法地帯。そんな社会に、《守護》を仕事とする変テコで一流な警備会社、それが『ロスキーパー』。
これは、影を背負いながらも《守護業》を貫く、おかしな人間達の物語――――。