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異世界転生クールorキューティ  作者: 氷華
はじまりの時
9/11

魔法の練習?

おいしかったぁ 

やっぱり 家庭の味っていいよね!

朝からこってりしたものではなく、キャベツにに似た野菜とニンジンっぽいオレンジの野菜が入った塩味のあっさりスープと白いパン デザート?にイチゴに似てるけど大きさがりんご並みに大きい果物が出てきました。

なんか 似てるようでびみょーに違うんですよね。不思議



食後の余韻に浸ってると、しっかりと家庭教師の顔になったリリンさんがわたしのところに来ました。いえ ちょっと違いますね。


しっかりと、エロい格好(胸元がざっくり開いたシャツに三角メガネ?と指示棒)に変身したリリンさんが抱きついてきました。


ほんと わたしに何を求めているんでしょう?この人は…

こんな格好しては居ますが、しっかりやることはやるみたいです。




さすがに家の中だとパパに内緒にしてる意味がなくなっちゃうので、リリンさんがパパに



「ちょっと ヒョーカちゃんとお散歩行って来ますね。兄さん」



と言って、パパが



「じゃあ 僕も行くよ。」



とか言い出したので、すかさずママが



「あなたはわたしといい事しましょうね♪」



とか言われて家の中につれてかれました。いい事ってなんでしょうね?

わたしにはわかりません

とりあえず 連れて行かずにすんだのですかさず近くの森まで移動です。



「まず ヒョーカちゃんは見ていてくださいね」



そう言ってリリンさんは、わたしからちょっと離れて手をかざします

そして何か呪文を唱えはじめました。


「水の精霊よ 力をお貸しください。命の源、清らかなる水よ、我が手に集え。………」



呪文を唱え終わると、そこには手のひらサイズの水の球が浮かんでいます。

ただ浮かんでいるだけかとも思いましたがどうやら違うみたいです。水の球は、ものすごい速さで回転してるように見えます。

そして リリンさんの額にはうっすらと汗がにじんでいます。



「今おねーさんが何をしてるのか。ヒョーカちゃんはわかる?」



回転してるだけじゃないの?と答えに悩んでるとわからないと思われたのか



「これはね。回転させてるのよ?わかる?」



それは気がついてます。



「それだけじゃないんだけど、ただ回転させてるだけじゃなくてランダムでいろんな方向から力を加えて、まわしてるのよ♪ちなみに…」



とその辺にある小石を中に放り込む 

しばらくすると、ころっと中からきれいな小石が出てくる

あぁ 洗濯機みたいなものか…


「ふふん♪これは わたしのオリジナルなんだけどどう?すごいでしょ」



すごいのかな?よくわかんないけど とりあえず



「すごいです…」



と素直にほめておこう…



「これ完成させるのに、3年かかったのよね…」



ふぅん そう思ってわたしもさっそくやってみよ

とりあえず、自分が見やすいような大きさの最初に出した水の球位のを、ポンっと出す



「え?」



なんかリリンさんがびっくりしてる…まぁいいや 

回転ね回転 どれくらいつぎ込めばいいんだろぅ これくらいかな?ふむ…


この間わずか1秒かかってないくらい…


どうでしょう?



「どうでしょうか?」



とリリンさんに聞いてみる…



「う…うん…出…来てる…出来てる…」



何かリリンさんが、おかしい



(あれ?そういえば この子呪文詠唱してたっけ?してないよね)



「えと…ヒョーカちゃん。詠唱どっかで習ったのかな?うちに本とかおいてあったっけ?」



え?詠唱?何それ? あぁ さっきリリンさんがしてたやつ?



「知りません」



なんか リリンさんがポカーンとしてる。大丈夫か?



「そっか…イメージ力が強い子って実際にいるんだなぁ…うらやましいなぁ…」



ん?イメージ?



「ヒョーカちゃんとりあえず先に言っとくね。まず普通の人は魔力を使うのに集中力とイメージが必要なの。それはもう大変なくらい。それを助けてくれるのが詠唱なの。ほら わたしが最初にしたやつ」



へぇ…わたしは最初から突拍子もなく出来たから全然わからないけど…

要するにイメージさえ出来れば、いらないってことでしょ?長くて覚えられないし



「より強い魔法を使うには、より一層集中力が必要で時間もかかるのよ。詠唱も長くなるし」



それは なんとなくわかる気がする。強さをイメージって難しいもんね。



「さっきのも、水を出すイメージと回転するの方向への力加減を同時に行わないといけないの…」



なるほど… 後で聞いたのだが、回転する方への力加減を間違えると球体にはならないらしく、相当に難しいことだったらしい



(これは、教えがいのある子に出会えたな…わたし。こんなに可愛いし。明日から楽しくなりそう♪)



とりあえず 今日のところは、一応散歩という名目で出てきてしまったので、そろそろ帰らないとまずい

異様にさっきよりも笑顔になったリリンさんがわたしの手をつかみながら岐路に着く

忘れないうちにリリンさんが



「あ そうそう。さっきの水の回転球、お風呂場でもいいから練習しとくといいわよ。イメージ力のトレーニングだと思って…」



わかりました先生。 と言ったら余計テンションがあがったみたいで、



「先生!いい響きね。美人教師と可愛い教え子の甘い甘い個人授業…♪」



駄目だこいつ 早く何とかしないと… 

もう手遅れか…



とりあえず、リリン先生に言われたとおり、この水の回転球を日々の練習に使うことにする。

これが、後々とんでもないことにつながるとは、今はまだ誰も知らない。




ちょうどその頃、リンとシスイはというと…


「あ…そこ… いい…♪」


艶かしい声をあげながら・・・・・・・・









二人で、マッサージをしていたのだった。




見てくださってありがとうございます

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