表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/18

10

そう言えばこんな友達がいた。

その子は光に手を近づけると、虹色にちかちか変化するのだった。でも、私以外誰もそれに気づいてはいないらしく、それどころか私の目が虹色になっていると笑われたりしたこともあった。仕組みは一切不明だが、あの子の手をじっと見ていると、私の目の色まで虹色になるらしい。

中学校卒業までは虹色だった、昆虫図鑑でタマムシってのを見たことがある、それに似た色だった。だけど、中学の卒業式の日に手は

どんなに光が当たっても虹色にはならなかった。なぜか、その時に思い出したのが修学旅行の日、その子が寝ている部屋まで来て、手を握ったことだった。保冷剤みたいに冷たい手、肩に近づくにつれて少しづつ温かくなっていく。あの時、手を光に翳したらどんな色だったのだろう。ああ、良くないなそんな事を気にしてしまうのは。

私の手は今日も虹色にはならない

そして、ほんのりあたたかい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ