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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

優しいだけの人 短編を纏めたものです

 「ごめんよ。でも……母上が大事だから。…………すまないね」

言いたいことを言って、背を向ける王子セハル。
今日は婚約者同士のお茶会だが、本当にお茶を飲んで数分で席を立ってしまうことが多かった。

あの人は、いつも優しい。
「ああナルカ、君は綺麗だ」
「努力する君を尊敬するよ」
「大好きだよ」

それ以上に、母親である王妃を褒める彼。
いつも台詞の後には、この一言が着くように聞こえた。

「ああ、君は綺麗だ、母上の次に」
「努力する君を尊敬するよ、母上の次に」
「大好きだよ、母上の次に」

子供が母親を敬愛するのはある程度は仕方ないが、彼が慕う母親は、6歳しか年の違わない義母だった。
その1
2024/07/24 13:55
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