第182話 園内合流からの今日は屋外アトラクション
「あっ居た居た!」
黒猫城の園内、
お城の周りもアトラクションいっぱいなんですよ、
そのうち黒猫ゴーカート場へ行くとアイリス姫とフィーナさんが戻ってきた所だ。
「楽しかったですわあ」
「これは良いな、レースもしてみたいぞ」
「あー、将来的にはそういうサーキット場を造るのも良いかもですね」
すっかり良い天気、
ちらほらと見えるのは、
陛下についてきた騎士団の親子、って男だらけのグループも、独身組かな。
「ハルク様、あのブラックソフトクリームが食べたいですわ」
「うん、名物みたいだね、あとブラックわたあめも、フィーナさんもどうぞ」
「私は私であの『黒猫まん』が食べたいのだが」「表皮が黒くて中身が黒あんこのやつですね」
おっ、メインゲートから子供がいっぱい入ってきた、
これは孤児院の子供たちだな、駅から来たってことは開通したのか、
工事用アンドロイドも全員、こっちに集中しているからな、てことはサファリパークもか。
(早速、僕がこっそり改名した『ベラッキー』や『ベラミニー』と戯れている)
遅れて孤児院の院長さんが。
「これはこれは園長、ご招待頂きありがとうございます」
「いえいえジャルノさん、って今日はウェアウルフも一緒なんですね」
「そっちの子も遊びたいようで」「その世話かあ」「今日の食費も全部、園長持ちということで」
そもそも招待も食事代も聞いてないけどまあいいや、
黒猫獣人AIアンドロイドとしては言わなくても大丈夫と判断したのだろう、
もちろんそれは間違っていない、ただ個人的には孤児院&がんばれ荘の黒猫も来れば良かったのに。
(居残りで施設の掃除とか色々、仕事があるのかな)
あとはまあぶっちゃけ黒猫獣人AIアンドロイドは全て繋がっていて、
つまりは全部同じ中身と言って過言では無いからね、こっちの従業員黒猫が、
そういうのはケアしてくれることだろう、建前上はあっちの黒猫を休ませる体にもなってそう。
「わーお城だー」「綺麗な黒猫さんだー!」
「テレビで見たやつだー」「ほんとに黒猫城はあったんだ!」
「女王様やお姫様に会えるかなあ」「美味しそうな匂いがするう!!」
子供達もはしゃいでいる、
これを見るだけで幸せかも?
黒猫テレビで本格的な黒猫城の宣伝が始まれば、もっと人で溢れそうだ。
(もちろんエルフやドワーフもね!)
ジャルノさんと別れて、僕らが行ったのは黒猫タワー、
ここはテレビ&ラジオ局だけど、ついでにアトラクションでもある、
局の裏側に乗り場があるな、従業員の黒猫さんが手招きしている、かわいい。
「ようこそ、ここは『黒猫タワーフリーフォール』です!」
「どういうアトラクションで」「まんま座って上下に上がったり下がったりですよ」
「あっ、しかもこれ回転するのか」「一瞬止まるポイントがいくつかあります、あとは乗ってのお楽しみ!」
椅子が横に4つ並んでいて、
乗ると上がるみたいだな、よし、
安全ベルトを装着して……ブザーが鳴って、ってうわっ!!
「いきなり凄い重力!」
「落ちるような速度で上がっていますわ」
「あっという間に塔の頂上まで来たぞ……」
競馬場や刑務所が見える、
そして急激に下がったり上がったり!
さらに椅子も回転して、あっ内側を、塔側を向いた!
(何やら窓越しにスタジオが見える)
まさかこれって生放送中では?!
と思った瞬間、また落ちたーーー!!
いやこれ楽しいな、姫もキャッキャ楽しんでいる。
(そして無事に着地、終了っと)
ふう、楽しかった、
と3人降りるとやってきたのは……!!
「おおハルク殿」
「あっ陛下、じゃなくアマーティンさん」
「ここはまさに楽園じゃな」「はい、明日朝まで楽しんで行って下さい」
国王陛下一家4人も乗るようだ、
そして続いてやってきたのは、
僕とこっちへ一緒に移動して入口で別れたガーベラさん。
「園長、何か気になった点は」
「うん、さっき競馬場や刑務所が見えたけど、気になった場所が」
「何でしょう」「隣に黒猫城と同じくらいの空き地が」「第二の園に備えて」
あー、ランドの横にシーがあるみたいな。
「計画あるんだ」「園長次第ですよ」
「ガーベラさんとしては」「あっちは我々の城ではなく村にする手も」
「そっか、もっと黒猫と触れ合える的な」「もちろん他の使い道もご自由に」
サーキット場にも出来るかな、
あとはサーカス小屋とか競輪場、オートレース場、
って池造って競艇場にも、あとはカジノという手も!
(いや、カジノは黒猫城の地下でもいいか)
後は前も思ったけど大人向けの……
まあそのあたりはもっと先の話だな、
今、使うとすれば……あっ、閃いたかも知れない。
「そっちの近いウチの使い道は、また後で」「はい」
「という訳でアイリス、フィーナさん、他の屋外アトラクションも全て乗りましょう!」
「楽しみですわ、そして楽しいですわあ」「ハルク、本当に良い物を造ったな」「みんなの公園ですから!」
森を利用したジャングル遊園地なんかも楽しそうだ、
ドラゴンに追いかけられる風のアトラクションとか、
運が良ければ浮く巨大気球とか、その名もジャングリ……
(ううっ、あ、頭があああぁぁぁ)
なぜか思い出してはいけない前世の記憶が、
しかも『大炎上で大赤字』という文字が浮かんだ、
ただ『従業員はみんな良い人』というイメージまで、なんだこれ、まあいっか。




