第144話 造ったばかりのお迎えアンドロイドからの元とそこまで広さは変らない
「よーこそ! いらっしゃいまーーー!!」
「うっわ、くっそ元気!」「鉄道警察の真壁ラクシュミでーーー!!!」
「わあ、子供の獣人がまた1人ですわあ」「お仲間で同僚でごぜーますよ!」「うん、『になかお』だね」
元ネタも1日警察署長とかやってたな、
という訳で着いた地下鉄の駅、鉄道警察の9歳設定2人(2体)と、
アイリス姫が戯れている間に地上へ、雨だけじゃなく風も強いな立地的なせいか。
(僕がここへ来たばかりの荒地に似てるな)
フィーナさんはついてきたが良いが姫が気になるようだ。
「大丈夫ですよ、また僕とガーベラさんしか見れないですから姫の所へ」
「そうか済まない、ではまた上がって来た時にはもう都市が」「の予定です」
「ならば駅の中を見学させて貰おう」「人間用の大きい駅ですから色々あると思いますよ」
ということで地下鉄の出入口だけの場所、
広さは……ミニ城塞都市の予定としていたけど、
想像していたより広いな、まあ何も無いからっていうのがあるか。
「園長、以前あった旧辺境伯邸の街、あの敷地の74%になります」
「ほぼ4分の3かあ、そこまで広さは変らないね、で、ここにドームをと」
「開閉式の、雨が降りそうになったら閉じるタイプの」「あと敵襲とか」「一応、影響範囲内ではありますが心配なら周囲にまた」
ハルクパークと同じように、
また都市をぐるりと取り囲む結界の道を造るか、
自業自得とはいえ前の崩落があるからね、あの跡地を見た人が不安にならないように。
(僕も実際に見せて貰ったよ!)
残骸から思い出の品でも探すかとか言われたが、
もういいやって帰ったんだった、宝石類は回収済みらしいし、
正確にはアヤッペ&スミッペが盗み出したのを取り戻したらしい。
「では城壁選択、ドーム型、うわ、たっか!」
「でも魔石がまた」「うん、桁が回復してるね」
「衛生都市の名前を付けましょう」「うーん、ウィリパテルドームで良いかな」
ウィリパテルは辺境伯としての領地や家の呼び名、
で僕のフルネームはハルク=ウィリアヒルね、前世では、
小説や漫画は貴族名と苗字が同じだったりする事が多いが、領地が分割したり血筋がいとこにずれると変わったりする。
(あと、新たに貰ったりすると前と紛らわしいからね)
そもそも前の辺境伯領だって、
何も無い所をハルカひい婆ちゃんが開拓した、
僕も同じことを……でも前の住民が安心して住めるように、名前はあえて同じにしたい、あくまで『移転』だ。
「中心はお城にしますか」
「うーん、どうしようかな」
「以前と同じにしたいなら園長の別荘にでも」
ここでふと思いつく。
「僕が前に住んでいた家とまったく同じにするのは」
「良いですね可能ですよ、ただ衣服や食器までは、あくまで設計を」
「それでいいや、ただ住まわせる人が居ないっていうか、母上に留守番させるかあ」
あと一応、姉上も居るっちゃあ居るが。
「園長の子供で、例えば次男や三男の家にするとか」
「将来的な話だね、当面は住まないなら集会所とかにでもするかあ」
「周囲も出来るだけ同じ家の再現を」「いや、それだと元の住人が園内に居るのに『ウチの家だ!』とか主張して面倒なことに」
このあたりオーダーメイドも出来そうだから、
まだ戻ってきていない住民に聞きつつ設置とか良いかも、
でも雨が上がった明日か明後日に、一気に全員来る訳じゃないしなあ。
(人口的にはスペースは足りている、はず)
旧辺境伯から避難した住民が100として、
すでに戻って園内に住んでいるのが30くらい、
だからすでに、残り70がこっちへ来たとしても元の74%なこの都市にはちょい空きがでるくらい。
(エルフの森みたいに、周辺にも小さい村をちょこちょこ造る手もあるし)
まあいいや、とりあえずドームと元の屋敷だけ造ろう、
あと教会もか、冒険者ギルドは良いよねそれこそウチの屋敷内に造っても良いし、
ということで例によって、てもち魔石の桁を減らして設置、っと……うわ、一気に出現した!
(一瞬、真っ暗になってすぐに全体の灯りがついた!)
うん、巨大ドーム都市だね、
雨が止んだっていうか一気に防がれた、
屋根は……縦に割れ目が見えるから左右に開いてオープンするタイプか。
「あっ、人工池がある」
「噴水付きですよ、そしてあちらが」
「懐かしい、崩壊したはずの実家だ!」
まさか戻ってこられるとは。
「まだ無人ですが」
「えっ、黒猫は」「ここは人間だけの街にするのでは?」
「そうだったそうだった、『になかお』も駅から出ないように言わなきゃ」
て、あんまりこの愛称使うのやばいかな、
こうしよう、2体の仲が良い尾っぽで『になかお』というデュオ、
いや歌とか出す訳じゃないけど、『2仲尾』ということで駅にポスターでも。
(この2人は獣人だけど鉄道の治安員なので許してねっていう)
9歳にそんなことさせるなって苦情がきたらまた別の対処ってことで、
黒猫獣人の9歳は人間でいう18歳ですよみたいな、成長とかさせられるんだろうか?
今はそこを心配している場合じゃないか、ええっとあと公共施設って何があったっけウチの元城塞都市。
「すみませんガーベラさん」「はい」
「元の、住宅以外の部分で必要な公共施設を再現して設置しておいてください」
「わかりました、では箱はお借りしておきますね」「うん、じゃあ僕は駅に一旦戻るよ」
ということで投げましたー!
いやほんと我が相棒、便利過ぎるや。




