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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
後日談 ハルクパークに国王陛下がやってきた!

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第139話 選ばれし冒険者の休憩所からの1人になりたい時の隠れ場所

「こちらが宿泊エリアです」

「あっ、ちゃんとベッドがある」

「1つの部屋で2段ベッドが4つですね」


 大柄の冒険者だとちょっと窮屈な通路だけど、

 その分、サイドのベッドは広めに造られている、

 しかも頑丈そう、こういう部屋があと4つあるのか。


「あっテレビが付いてる、見られるのか」

「はい無料です、こんな所ですからねサービスです」

「とはいえ1部屋1つですね、みんなが同時に見られる位置ですが」


 窓がない分の代わりみたいな、

 よく電波届くな、おそらくどっかにアンテナ設置してる、

 上手い具合にハルクパークいやフィーナ公園の方向に隠した状態で……


「トイレはさすがに共同ですね」

「きちんと男女に分かれています、食堂はこちらです」

「といっても自販機ばっかりですね」「贅沢言わないで下さい人外魔境で」


 S級パーティー達も、

 ほうほう頷きながらあちこちを見ている。


「いやありがたい、本当に魔物が入ってこないなら天国だ」

「むしろここに住みたいって奴が現れるぞ」「長期滞在可能ですね」

「ふむ、我がフィーナ公園が無人だった頃のをさらに洞窟内に押し込めた感じか」


 フィーナさんが自分でフィーナ公園とか言ってら、

 いや僕だってハルクパークの園長なんだけれどもね、

 一応は自炊エリアもあるな軽いキッチンに洞窟じゃ貴重な換気扇も。


「シークレットベラさん、この換気扇からにょろりと毒蛇が入ってきたりは」

「洞窟はフィーナ公園と同じように結界の効果が」「よく届きましたね」「一部的に届くんですよ」

「逆に、ぎりぎり影響が及ぶ一番遠い所って感じですか」「ただやはり狭いので従業員の常駐は1人までですね」


 いやほんと前世の、

 奥地の山小屋みたいだな、

 そうなると物資はヘリコプターじゃなくドラゴンで運ぶ感じか、救助も。


「宿に食堂にトイレに、あと何が」

「屋上の見晴し台から外は見られます、とはいえ今は」

「まだ雨ですか、あっ、お風呂は」「地下に共同の温泉が」


 S級冒険者、半分以上見えなくなったから、

 雨で濡れた服とか乾かしているのかと思ったら風呂か、

 確かに地下への階段の方まで行くと奥から温泉の匂いがする。


「ふむ、そちらもちゃんと男女別に」

「いえさすがに供用ですが、時間で分けようかと」

「ハーレムパーティーの場合は」「一緒に入って貰って構いませんよ」


 ってなぜ僕を見るフィーナさん。


「ええっと、僕もお風呂に」

「あとでフィーナさんと一緒に入る時間を、換えの下着なら自販機で」

「そんなのまで売ってるんですか」「温泉の脱衣所で、牛乳も売ってますよ」


 あちこち見回っていると、

 関係者以外立ち入り禁止とある扉が!


「えっとここは」

「管理人室、私の部屋です」

「入って良いですか?」「ええどうぞ、園長だけなら」


 ということで僕だけぬるっと入れて貰う。


「あっ、メンテナンスルームの奥に近い」

「洞窟周辺のカメラで周囲が見られますよ」

「まだ雨ですねえ」「……で、この奥が園長と私の秘密なんですが」


 更に奥に扉が合って、

 入ると……ワンルームだ、

 人間用の、ちゃんとトイレ付きユニットバスまである。


「ええっとここは」

「もし人間がここの管理をするようになった時の宿直室、というのは建前で」

「本音は」「園長の隠れ家です」「僕の?!」「テレビもネットもベッドも完備ですよ」


 確かに引きこもれるな。


「なんでまた」

「新婚生活や園長の仕事をしていて、疲れる事も出てくるでしょう」

「まあ確かに、多分、おそらく」「それで完全に1人になりたい時は、ドラゴンでこちらへ」


 食事も心配なさそうだよね。


「うーん、その時の僕の世話は」

「私です、あと私の交代要員でナイショベラさんがフィーナ公園に」

「きちんと何かの時の予備がスタンバイしているんですね」「はい、そこで提案なんですが」


 なんだろ。


「フィーナさん達には内緒にってことですよね、わかりました、乗っかります」

「話が早い、なおかつその延長線上のお話なんですが」「はい」「秘宝はお持ちですよね」

「もちろん、魔物の死体とか魔石とかの回収は黒猫が出来るけど、まあ何かのために、大切に」


 一応、出して見せる。


「寂しくて泣いて園長がこちらへ逃げて来た時のために」「はい」

「この私、シークレットベラとナイショベラに、念のため、セクサロ」「あの機能ですかあ」

「最後まで言わせてくれませんね」「ええ、言わせませんよ」「それだけフィーナさんを」「付けましょう!!」


 男とAIアンドロイドとの、

 秘密のお話でした、と食堂へ戻ると……

 備え付けのテレビ画面でパーティーメンバーの方の黒猫獣人が何かやってる、有線で身体と付けてら。


「なんですかこれポーターベラさん」

「はい、園長のここまでの活躍を編集しています」

「いったいなんでそんな」「国営テレビのドキュメンタリー放送のためですよ」「僕の番組?!」「ええ、園長のかっこいい」


 そのために連れて来られたのかーーー!!!

 ボス級の敵にわざわざトドメを刺す手柄を僕にくれたのも、

 全てそういうシーンの撮れ高のため、周囲のS級冒険者やフィーナさんが脇役みたいに編集されてる。


「これってヤラセでは」

「敵は、魔物はガチですし、あくまで編集による演出ですよ」

「いいのあなあ」「映像自体は嘘はついていません、見せ方の問題でして」


 まあいいや。

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