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にゃ~~ん、ひもじいにゃ~~んちにたくないにゃ~~ん……
――ブル猫が捨てられてる!!
「ぴえええ、ぴえええっ……誰かぁぁ……誰かあたちをひろってにゃあぁん」
明らかな捨てブル猫だ。
グロバシオのような規制団体の圧力は年々強まっている。最近は特にひどい。
罰せられる前にゴミに出されたブル猫だろう。
「大丈夫か?」
声をかけた。
「にゃ~~ん、ひもじいにゃ~~んちにたくないにゃ~~ん……」
プルプルと生まれたての子鹿のように震えるブル猫。鼻につく匂い。ひどい環境である。
「たちゅけてほちいにゃ~~ん」
ブル猫が懇願する。
(保護するかどうか)
ただ、俺の保護は生ぬるいものじゃない。しっかり働いてもらうし、えっぐい形で使い倒す事もある。
(それを伝えた上で希望するなら……考えてみるか)
俺はコイツを――
【保護する】
【何もしない】




