388.欲望剥き出し!朱里に迫るキヨシの舌 side祐樹&朱里
VSランジェリーアーマー&ディメンションアーマーシリーズ第三弾!?
挑戦者=召喚勇者キヨシくん!
「ふふふ……キヨシ様、お気に召されたようで何よりですわ。すぐ服を剥いてボディチェックしますので少々お待ちください。その間、その煩い男を見ていて貰えると助かるのですが……」
「おう、それぐらいお安い御用だ。早いとこ頼むぜ」
エスカは朱里の服を脱がせ始める。
「ボディチェック!?やめろ、朱里に触れるな!」
「テメーは黙ってろ!」
― バキッ!ギュリリリィ
「ぐあっ!ぐぐぐぐ……」
キヨシは祐樹の顔面を殴打、さらに顔面を捩じるように踏みつける!
その間もキヨシはダクンッダクンッと歪な鼓動を刻み、朱里への情欲を増大させていく!
「おい、女はまだか!?」
「は、はい。それがこの下着を脱がす事がどうしても出来なくて……これどうなっているのかしら?」
朱里の下着相手に悪戦苦闘するエスカ。
「なんだと?ちょっと見せてみろ!…………はうっ!?」
― ダクンッ!
テーブルに横たわる朱里の淫靡で情熱的な紅薔薇色の下着姿を見て、キヨシの胸は飛びきりデカい鼓動をたてた!
「こ、これはたまらん!眼福すぎる!この女、最高だぁ!!!」
「ぐぅぅぅぅ、朱里ぃ……なぜ下着と鎧は反応しないんだ!テメェら穢れた目で朱里を見るんじゃねぇ!」
「やかましい!」
― べきっ!
「あがっ!」
またしても祐樹は殴られ、しかも今度はサルグツワを噛まされた。
どうやら脱がしていたのが同性だったこともあって、朱里のランジェリーアーマーとディメンションアーマーは、まだエスカを敵と認識出来ていないようだ。
祐樹のディメンションアーマーも、縛られているせいか装着できない。
「む、つつつつ……どうしてもフロントのホックが外れない、下の下着も指がかからないし、ハサミも通らない。これ、どうなっているの?」
エスカは額から汗を流しながら、なおも朱里のランジェリーアーマーと必死で格闘。
「どれ、俺に任せろ。少しもったいないが、こんな下着など引きちぎってやる! 」
そう言って胸のランジェリーアーマーに触れると……
―ピトッ
― ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
「ぎゃああああああああああああああああ!」
「きゃああああああああああああああああ!」
突然ランジェリーアーマーが火を吹いた!
「アジジジジジジジジ、い、今のは一体なんだ!」
「これは!? 正体がわかりました!これは下着じゃありません、魔族特製のランジェリーアーマーです!この小娘、なんでこんな高価な品を!?」
エスカは、朱里の纏う紅薔薇色の下着の正体に思い当たったようだ。
「なんだぁ、そりゃあ!?」
「性的な危機から女性を守るために開発された下着型の鎧です!これは少々やっかいな品ですよ!」
「なんとか外せないのか?」
「外せます。ですが特殊なキットが必要です。三日ほど待っていただければ……」
なんとエスカはランジェリーアーマーの外し方を知っていた!
このままでは三日後に朱里は剥かれてキヨシの慰み者にされてしまう!
朱里最大のピンチ!
しかーし!
「三日!?バカ野郎、そんなに待てるか!俺は今すぐこいつを俺の女にしたいんだよ!こうなったら火傷覚悟で剥いてやる!」
さっきからダクンッ!ダクンッ!と召喚勇者の本能に飲み込まれているキヨシ。
そんなキヨシが三日も待てるわけがない!
激昂しながらキヨシは強引に朱里の胸にタッチ!
― ムンズッ
― シュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオ!
「ぎゃああああああああああ!だがなんのこれしき!」
― ゴオオオオオオオオオオオオ!ジュウウウウウウウウウウウ……
肉を焼く臭いと煙が通気性の悪い地下室に充満する!
「うぐぐぐぐ、とても駄目だ!」
キヨシは断念してランジェリーアーマーから手を離した!
「ごほごほ、煙が目がしみますわ!」
エスカは慌てて階段上の扉を開けに上がる。
新鮮な空気が下りてきて、どうにか地下室は落ち着いた。
それにしてもこの騒動、完全にデジャビュである。
田中カオス、ネストル、そして久保キヨシ、行動パターンがまるで変わらない。
「アジジジジ……畜生めぇぇぇ!」
キヨシは悪態を付きながら、連邦から支給されている超高級ハイポーションを一気飲みした。
「くっそ、今は諦めるしかないか!なら今はこの露出している肌とヘソ、それにプルンとした唇だけ頂いておこうか」
キヨシは、スベスベで張りのある朱里の腹部を撫でようとする。
「むぐー!むぐー!」
サルグツワをかまされた祐樹が必死で叫ぶが言葉にならない!
「煩いですよ!サウザンドウイック!」
― ビシビシビシビシ!ベッチーン!!!!!
「むぐー!?ぐぎゃっ!」
またしてもエスカの鞭撃!
祐樹の全身にイラっとする痛みがくまなく走る!
「ぶはっ!はぁ、はぁ……」
だがそのおかげで(鞭の衝撃で)サルグツワが外れた!
「鎧よ、こいつらは敵だ!いい加減に認識しろーーーーーーーーー!!!!」
怒りマックス!
ド音圧の祐樹の叫び!!
― キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!
同時にキヨシの背後で二つの時間空間が開く!
「ヒヒーン!」
「ブルルル!」
「な、なんだいまの嘶きは? て、わぎゃ!?」
キヨシの振り向きざまに、顔面目掛けてリキオウとホノカの後ろ脚蹴りがクリーンヒット!
― パカラーン!ベシャ!
キヨシは壁まで吹き飛ばされて頭が壁にめり込んだ!
すぐさまリキオウとホノカは、キヨシを滅多蹴り!
― ドゴッ!バゴッ!パカーン!ボカーン!
「ぎゃああああああ、なんだ、何がどうなっているんだ!?」
「ひいいいいい、なんで地下室に馬が!?」
― ベコォ!
キヨシは強引にめり込んだ頭を壁から引き抜いた!
そして聖剣に手をかけ振り向いたのだが、その瞬間にリキオウとホノカは時間停止空間に戻ってしまった。
「なんだああああああああああ、今のわあああああああああああ!!!!」
「わ、わかりません!なんで!?どうして!?」
「くっそーーーーーー!!!!」
キヨシはヒステリックになり、何もない空間に向かって聖剣をブンブン振り回す!
「はぁ、はぁ、どうやらもう大丈夫そうだな」
もう何も起こらないと判断したのか、キヨシは再び朱里に迫った!
それでも『だるまさんがころんだ』でもしているかのように、頻繁に後ろを向いて注意を怠らない。
「よしよし、大丈夫なようだな。さあ朱里ちゃ~ん。その可愛いオヘソを舐め舐めしてあげましょうねぇ~」
「テメー!朱里に近づくな!舌を出してヨダレを垂らすな!ぶっ殺すぞ!」
「はぁ~?聞こえんな。それでは……ぐふふふふふ」
キヨシはワザと祐樹に見せつけながら、朱里の清らかなオヘソに汚らわしい舌を這わそうとする!
「やーめーろー!!!!」
しかし祐樹の絶叫を、キヨシは心地よいBGMかのように聞いて満足そうだ。
「うむ、実に心地よい悲鳴だぜ。それ、ベロ~ンとな!」
しかしキヨシを敵と認識したディメンションアーマーが、そんなマネを許すはずがない!
― バシュン!
「はがっ!?」
キヨシの汚らわしい舌は、朱里の腹部を覆った冷たい鎧をベロンと舐めた。
冷たく不快な味がして、キヨシの舌を刺激する。
「ぺぺ、なんだこの金属的な味は!?て、なんじゃこりゃあああああああ!?」
― バシュン!
― バシュン!
― バシュン!
― バシュン!
― バシュン!
キヨシの目の前で、次々と朱里の身体が和洋折衷の鎧に覆われていく!
「まさかこれは!?」
「エスカ、これが何だか知っているのか!?」
「はい、恐らくこれはティラム世界の英知を結集して作られた|ディメンションアーマー《次元の鎧》の一種かと。これ一つで連邦の小国がまるまる一つ買えてしまうほどの品です!でもこんなデザインの鎧なんて見たことも聞いたこともありませんわ!」
「なんだと!?なんでこんな普通の女の子がそんなもんを!?えーい!なら唇だ!唇を奪ってやる!」
キヨシは唇を突き出しムチュー~っと朱里に迫るも、当然――
― バシュン!
「ほがっ!?」
顔が金属製のマスクに覆われ阻まれる!
「ちくしょおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
― ベロベロベロベロベロベロベロベロベロォー!
自棄になってキヨシは鎧の上から全身を舐めまくるも――
「おええええ、どこを舐めても金属の味しかしねぇええええええ!!!」
そりゃ当然である。
「おいエスカ、この忌々しい鎧をなんとかする方法は無いのか?」
「わかりません……時空系のアイテムを使えば可能性はあるかもしれませんが、やはり取り寄せに三日はかかるかと……」
「また三日かよぉ。そんなに待てねーっての!」
「そうだ!キヨシ様、この娘に勇者の魅了を掛ければ良いのでは?」
「それだ!勇者の魅了を掛けてこいつ自身に下着と鎧を外させりゃいいんだよ!エスカでかした、代金は奮発してやるからな!」
「はい、ありがとうございます!」
― ピクッ
勇者の魅了と聞いて祐樹は反応した。
「なるほど、そう来るか。やつらにもうすぐ目にモノ見せてやれそうだ」




