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鴉と黄金
まどろみの中目を覚ます。
(あれ?ここは…)
仰向けなのか背中には硬い石の感触と、目に入るのは見慣れない天井。
(って、なんで俺はこんなとこに寝てんだよ!)
自分の今いる場所を確かめようと体を起こそうとしてみる。
「おおっ!なんという…そんな馬鹿な事がっ!」
いきなり聞き覚えのない大きな声が響き渡った。
俺は声の聞こえた方を向くと、そこには中世の貴族のような豪華な装いの顎髭の長い大柄な男が立っていた。
声の主であろうか、俺をみてひどく驚いているように見受けられる。
そして…
「わたくしも驚きましてよ。まさか使い魔が人とは…わたくしも聞いておりませんでしたわ」
今度は大柄な男とは反対の方向、俺の後ろ側からこえがする。
使い魔?何を言っているんだと振り返る。
そこには……
綺麗な金色の長い髪をなびかせる
少しつり上がった蒼く澄んだ空のような瞳の
目の覚めるような美しさの少女が
俺の前に立っていた。




