転生した自称ヒロイン(?)にモブ推し(?)だからがんばってと言われた私は悪役令嬢らしい。
伯爵令嬢ミリーナは幼馴染みの侯爵家嫡男アルフ・アルヴァレズにずっとずっと恋をしてきた。
二人の仲を進展させようと臨んだ魔法学園の学園生活ーしかし入学二日目にして、彼が特待生と桃色の髪の女子を奪い合ったという噂が!
嫉妬するミリーナに彼女は衝撃の告白をする。
曰く、その桃色の髪の彼女は前世でこの世界そっくりの乙女ゲーム(?)のシナリオを作っていたが、パワハラ上司(?)のストレスにより、死んでゲームの中のヒロイン(?)に生まれ変わったのだという。
『あたし、あなた(悪役令嬢)とメインヒーローをくっつけるためにここに来たの!だってあのクソババア(上司)の思い通りになるとか癪じゃない!?安心して、推しは別にいるから!……え、違う。あ~そういうことじゃない!んーもう、だから何でそうなるの!どうせ両想いなんだからさっさと既成事実作っちゃえよお願い!』
これは不器用な悪役令嬢と変な所で天然なメインヒーローに周りがやきもきするだけのお話…になる予定です。