表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
16/16

第16話


王都への帰還は、予想以上に騒がしかった。


馬車の中で8大精霊がいつものように大騒動を繰り広げている。


ディネ:「アリス、戦闘後の汗が酷いわよ。すぐに湯浴みしなさい。美少女の肌は戦いの後が一番荒れるの」


サラ:「そんなことより飯だ! 俺、肉が食いたい! 派手に焼いたやつ!」


シルフ:「風呂より空飛ぼうよー! 王都の上空一周!」


ウィプス:「みんな、仲良くねー! アリスちゃん疲れてるよ!」


セレネ:「……本当に賑やか。月の静寂が恋しいわ」


ノーム:「……我慢しろ」


ジェイド:「……アリス、休め」


エント:「アリスちゃん、肩が凝ってますわ。揉みましょうか?」


アリスは馬車の座席にぐったりと寄りかかり、力なく笑った。


アリス:「みんな……少し静かにしてくれない? 頭がくらくらする……」


ミクリが御者台から振り返り、苦笑いを浮かべた。


ミクリ:「アリス、精霊たちを完全に飼い慣らすのはまだ先みたいだな」


アリス:「飼い慣らすって……もう家族みたいなものだよ」


ディネ:「あら、家族扱い? 光栄ね。でもアリスったら、まだまだ教育が必要だわ」


アリス:「教育って! 誰があんたの生徒だよ!」


いつもの毒舌ツッコミ漫才が馬車内に響き渡る中、王都の城壁が近づいてきた。


---


王宮に到着すると、国王と王后が心配そうに出迎えてくれた。


国王:「シャル、無事で何よりだ……黒の要塞で魔王と対峙したという報告を受けたぞ」


アリス:「父上……はい、戦いました。でも、魔王はまだ倒せていません」


王后がアリスを抱きしめた。


王后:「もう十分よ。無理はしないで……」


アリスは母の温かさに少し目を細めたが、すぐに背筋を伸ばした。


アリス:「私は王女としても、冒険者としても……この戦いを最後までやり遂げたい」


その夜、王宮の私室で8大精霊会議が開かれた。


ディネが地図を広げ、いつものように仕切る。


ディネ:「魔王ヴェルグは『第二段階』の準備に入ったらしいわ。四将も生き残ってる。次は王都を直接狙ってくる可能性が高い」


サラ:「だったらこっちから攻め込もうぜ!」


シルフ:「風で一気に飛んでっちゃおう!」


セレネ:「……馬鹿な提案ね。敵の本拠地に突っ込むなんて自殺行為よ」


ノーム:「まずは情報を集めろ」


ジェイド:「……影の工作が王都にも及んでいるらしい」


ウィプス:「みんなで守ろう!」


エント:「アリスちゃんの体を第一に考えましょう」


アリスはベッドに座りながら、みんなの声を聞いていた。


アリス:「……みんな、ありがとう。

正直、まだ魔王の力は強すぎる。でも、8大精霊全員が揃ってる今……絶対に勝てる気がする」


ディネが優しく、しかしいつもの毒舌で言った。


ディネ:「当然でしょ。私たちがいるんだから。……でも、アリス。あなたが倒れたら元も子もないのよ。ちゃんと休みなさい」


アリス:「うん……わかった」


翌朝、王宮の庭園で軽い訓練をしていたところ、緊急の報告が入った。


伝令:「王都近郊の村が魔王軍の影の部隊に襲われています! しかも……リリスが直接指揮を執っている模様です!」


アリスは即座に立ち上がった。


アリス:「行くよ、みんな!」


ミクリ:「俺もだ」


ディネ:「また寄り道? まあ、いいわ。リリス……今度こそ叩き潰してあげる」


サラ:「派手にいくぜ!」


一行はすぐに王都近郊の村へと急行した。


村に到着すると、リリスが優雅に微笑みながら待ち構えていた。


リリス:「あら、また会ったわね、アリス。8大精霊を従える可愛い王女様」


ディネ:「相変わらず下品な化粧ね。美のセンスが致命的に欠如してるわ」


リリス:「ふふっ、水の精霊。貴女こそ古臭いわよ」


二人の毒舌対決が再び始まる中、アリスは大剣を構えた。


アリス:「もう、村の人たちを巻き込むのはやめて!」


激しい戦闘が始まった。


8大精霊の連携は前回より洗練され、リリスの魅了魔法をことごとく弾き飛ばしていく。


アリス:「今度こそ……決着をつける!」


8色の光が融合した極光の一撃がリリスを直撃した。


リリス:「……くっ……素晴らしいわ。本当に……価値がある子ね」


リリスは苦笑いを浮かべながら、影の中に溶けるように撤退した。


アリス:「三人目……! あと一人……!」


村人たちが安堵の声を上げる中、アリスは息を整えた。


しかし、リリスが消える間際に残した言葉が、アリスの胸に刺さった。


リリス:「アリス……魔王様は本気よ。

次の戦いが……本当の最終決戦になるわ」


ディネ:「……覚悟を決めなさい。アリス」


アリスは剣を握りしめ、静かに頷いた。


アリス:「うん。みんなと一緒なら……絶対に勝てる」


8大精霊とミクリ、そして王都の仲間たちと共に。


元王女アリスと毒舌精霊たちの、笑いと熱い戦いは——

いよいよ最終局面を迎えようとしていた。


すみませんが、PVが良くないので、今一度再考しなおします。

続きが気になる方は、「聖精美少女剣士アリス ~異世界で契約精霊に育てられ最強になるようです~(改訂版)」をお願いします。

ごめんなさい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ