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最恐魔導士は、おれがお嫌い  作者: 水桜崎 有叉杜
最終章

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エンディング

 森の中の住みかで、嘉一は、寝室のベッドの中で寝ている。

 その姿は、嘉一の元の姿だ。

 自分の姿に戻ったユィンが、ゼノの方を見ていて、嘉一の家族達も居る。


「嘉一君、目を覚ましたら何て言うかな」


 ドア越しに、その窓から、嘉一を見たユィンの言葉に、ゼノが「元の自分に戻って、ラジアンと日本を行き来できる事を?」と返す。


「目くらましが掛かってる限り、この場所は安全だし、ルサナが暮らしてる所は治安も良いから、俺も、あの辺で暮らそうかな」


 そう言って、ユィンが少し微笑んだので、ゼノは「とりあえず来て頂いたけど、初嘉さん達は、どうします? 嘉一が目を覚ますまで待ちます?」と、初嘉の方を見た。


「はい。もう会えないと思ってたけど、また嘉一に会えるんですよね?」


 ゼノが「そうですね」と答え、初嘉は「ありがとうございます。それだけで嬉しいです」と微笑む。

 ユィンは「嘉一君が羨ましかったけど、逃げちゃ駄目だよな」と苦笑した。


「逃げなきゃ駄目な時も有るだろ。殺されそうな時とか」

「そうだな。俺は殺し過ぎた。幸せになっていいのかな」

「俺も似たようなもんだよ。分かんないけど、苦しんでいる人は助けたい」

「……俺もかな。ゼノは家どうするの?」

「どういう意味?」

「俺、一緒に暮らした方がいい?」

「……どういう意味?」

「一人で寂しくない?」

「…………どういう意味?」

「嘉一の家族と暮らしたおかげで、俺は一人が寂しい」


 ユィンの本音を聞いて、ゼノが「……俺、一緒に暮らした方がいい?」と、聞いた。


「大丈夫だけど、ゼノは彼女さん、どうするの?」

「……彼女?」

「彼女じゃないの? ヴァンさん」

「……違う」

「そっか。嘉一君、いつ目覚めるかな」


 嘉一の家族も、ゼノもユィンも、寝ている嘉一を見ている。

 ゼノが、優しい笑い方をして、口を開いた。


「起きたら、一応、聞いてみるか。日本とラジアン、どっちで暮らしたい? って」

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