興味津々
「サマナさんは……魔法も使えるんですか?」
「あっ!! ……ガイコツさんの力を借りてですけど。でも!! 攻擊魔法は弱いし、防御魔法は初期魔法だけで……覚えたばかりだから」
チェリオのツッコミにサマナはしどろもどろに答える。誤魔化そうにも、サマナは嘘を吐けないからな。
「それでも凄いですよ。魔法を使うという事は、その水晶……じゃなく、ガイコツさんを使えば、誰でも魔法を使用出来るんですか?」
キララは興味津々な目をして、俺様に聞いてくる。それ次第で俺様をサマナから盗みつもりじゃないだろうな。
盗みが戦闘行為に入るかどうか。罠扱いになる可能性も十分ありえるぞ。
「すまない。彼女はこういう面がある。珍しい物に興味を持ちやすいんだ。それを盗むつもりはないから安心してくれ。パーティーを組む事を頼む相手にそんな事はしない」
チェリオはキララの頭を軽く叩き、彼女の正気を取り戻させた。
「ご、ゴメンなさい。そんなつもりはないです。魔法を使うのに憧れがあるだけで……高そうなだとも思いました」
キララもすぐに謝ってくる。本音を言ってきた事も信用は出来るか。俺様を気味悪い物と言ったが、高価な物と思うのは見る目がある。まぁ……俺様の骨は水晶だからな。
「嘘を吐かないだけマシだな。俺様を使えるのはサマナだけだ。売ろうとしても、呪いが掛けられるからな。止めておけ」
盗まれないとは思うが、念の為に予防線は張っておいて損はないだろう。
それとサマナ以外が使えるかは、まだ試してないからな。使わせるつもりもないが……契約者だけだと思うぞ。
「だってさ。サマナにとって大切な奴だから、盗む素振りを見せた時点で、僕達は敵に回るよ。ガイコツに意識があるから無駄なんだけど」
ラビもキララへキツめに注意した。ラビもサマナの事を気に入ってるみたいだからな。
「肝に銘じます。それで……ガイコツさんの意見は」
一瞬でも邪な気持ちが芽生えた奴を信じるかどうかだよな。キララも不安そうな顔を見せている。
その一方で、サマナは俺様を信じてるみたいな視線を送っているからな。気持ちは決まってるわけだ。
「俺様はサマナの意見を尊重するわけだが……答えを求められたわけだからな。キララとチェリオのパーティーに加わるべきだな。いや!! キララ達がサマナとラビの仲間になる……だ」
チェリオとキララの方が情報を持っているのだろうが、ここは下手に出ず、強気に行くべき。主導権はこちらにあるとな。




