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自伝 〜Story〜  作者: 神道 龍也
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幼少期 6才編 〜スモーキング〜

いまも目立つ場所にあるこの傷は初対面の人の興味を誘い


「どうしたんですか?その傷跡?」


などと、よく質問をされます。

結局この一連の流れを説明するのが面倒くさいので


「いや〜昔兄貴にゴルフクラブでシバカレまして〜」

と答える始末…

だってゴルフボールが当たって額がパックリいくとは想像しにくいですよね!!


〜 6才編 〜



やんちゃをしていた、もしくは少しくらいかじった事のある人なら一度はした事がある会話…


「いつから煙草吸いだしたの?」


大抵の人が早くて中学生くらいであろう…

そんな私の煙草を吸うきっかけになったエピソード



私には幼なじみと呼べる同い年の人間が4人います。その中でも物心がつく前からいつの間にか遊んでいた友達が一人…


彼の名は

道上發二(みちうえはつじ)ー 通称:はっちゃん ー


そんな彼と遊んでいたとき、不意にある大人が近付いてきたのです。


彼は、はっちゃんの家の斜め向かいの長屋に住み

家がマッサージ屋を営む


井下川(いげかわ)

ー 通称:マッサーいげかわ ー

年齢は当時18才 高校3年生だったと記憶しています。


色んな事を知っている彼にハマリよくはっちゃんと2人で遊んでもらいました。マッサーいげかわはイタズラが大好きでビールの空瓶を見つけては他人地に投げ込むなど、いまで言ういらんことしいだったです。

そんな彼の行動にさすがのはっちゃんも親から遊ぶなと命令が出たのか、いつの間にかマッサーいげかわと遊ぶ時には一緒に遊ぶ事はなくなりました。

はっちゃんは家が散髪屋を営む長男坊〜親がまた強烈で父親がどう見てもヤクザ、母親もパンチパーマの口が達者な関西のおばちゃんって感じの人でした。

この厳つい親がマッサーいげかわに注意をしたのかマッサーいげかわからはっちゃんを誘う事もなくなり、いつも学校が終わった後は2人で遊んで金八先生を観たり、ハイスクール落書きを観たりして過ごしていた。

ある日、彼は持っている煙草を1本私に差し出し、吸ってみろと言うのです。


昔から自分の事を哀れなほどの馬鹿?というか、無知?というか、本当にどうしようもない奴だったんです。


何の躊躇いも無しにマイルドセブンを口にくわえ、マッサーいげかわと同じように煙草をふかしだし、煙を肺に入れると死ぬ程むせて

「なんやこれ?こんなんよく吸うわ?」

〜心の中ではそんな事を思いつつも

「肺に入れなきゃ平気やん!!しかもなんか悪そうでカッコイイかも…」


本当、何か疑いを持ってほしかった…

当然マッサーいげかわは、うちの親にバレるとまずいので煙草の後はハイチュウやガムを大量にくれるというメリット付き!!


もうどっぷりハマったのは言うまでもありません。

そんな付き合いを2〜3年した時、マッサーいげかわの家は引越し、今は何をしているのかさえ分かりません…


この時から今も吸い続けている煙草…

この時マッサーいげかわに出会わなければ…

もっとまともな人生だったのかもしれません。

煙草人生24年キャリア!!今も記録更新中〜

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