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戦国爆乳秀吉〜主人公は秀吉を天下人に育てたい〜  作者: 星野林


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14歳 褐色火薬

 家族の皆と秘密を共有して数ヶ月……。


 萌衣姉さんと美虎がまた孕んで、生理が来るようになったからって中出ししまくったら秀吉も孕んだ。


 やっぱり1回孕むと妊娠しやすくなるのかな? 


 信長様もなんかまた孕んでいるし……。


 俺のマジカルチンポが強いのか、皆が孕みやすいのか分からないけど、こんなポコポコ孕むものなのかな? 


 ……あ、信長様はもしかしたら排卵誘発剤まだ残っていたからそれ使ったか? 


 こっそり使ってそうだな……。


 そんなこんなで1550年に突入。


 俺と秀吉は14歳になっていた。


 ここ最近の大きな出来事だと将軍のお母さん……第12代将軍足利義晴公が病で亡くなったと風の噂で聞こえてきた。


 約25年間将軍職を務めたが、細川晴元の暗躍や政治闘争で何度も京からの逃亡を余儀なくされたりと大変な人って印象。


 まぁ補佐するからって数え年で9歳の娘に将軍職を譲るのは常識を疑うけど。


 今13代将軍をしているのは足利義輝公。


 奇しくも同じ年の現在14歳。


 若干親近感湧くけど、既に剣豪将軍って噂が聞こえてくるので、政務よりも武芸が好きな様子。


 三好長慶と細川晴元の政治闘争に巻き込まれて大変なことになっているけど頑張ってほしい。


 あと有名どころだと石山本願寺の門主(一番偉い人)が亡くなって12歳の顕如っていう女の子が最高指導者に就任したらしい。


 全国に門徒を抱える宗教勢力のトップが12歳……これはまた荒れるなぁ。


 京は三好長慶がバリバリ敵対勢力を潰しまくっていて元気に動いている。


 西の九州では二階崩れの変と言う大友家で政変が起こって、当主が家臣に殺されたり、東だと今川義元の息子が武田信玄の娘と婚姻が成立して、もう少し先に起こる甲相駿三国同盟の下地が出来上がりつつあったり……。


 信長様が外交の権限を握ってないから、動くことができないのがもどかしい。


 と言うか史実をなぞらないと思うのと、三河の争乱で将来徳川家康を支えたはずの家臣の母親世代が大勢亡くなっていたので、徳川家康が誕生するか分からないんだよな……。


 西に行く前に東進する可能性もあるのかな? 


 まぁ三河手に入れることができたら、木綿を大量に作りやすい土壌だから紡績工場建てて布を量産しても良いかも? 


「あれ〜面倒くさい三河武士が争乱と今川乱入のおかげであらかた片付いているし……今川追い出したら上手いこと織田が空白地帯を手に入れられるかも……まぁ織田内紛を早期に終結させること前提の動きだけど……」


 三河武士のヤバさ……。


 1つ、基本メンヘラ。


 リスカ感覚で主君を暗殺する。(実例複数回)


 2つ、国人衆みたいに勢力持っているので旧体制的で兵を大動員できない。(代わりに鬼の様に強いけど)


 3つ、土地が痩せているし経済音痴ばっかりなので商業が全く発展しない。(貧すればって話で、貧しているから現状に不満持って暴れ出す)


 4つ、宗教が根強い。(着火すると主君でも普通に裏切る)


「うーん……面倒くさい。まぁ武田とかはもっと面倒くさいけど、土地だけなら魅力的だから今川追い出して手に入れたくはあるな……問題は史実みたいに徳川がサンドバック役にならなくて不都合出るかもしれないけど」


 そんなことを俺は考えるのであった。






「燃える石が見つかった?」


「ええ、長秀の領地で燃える石が見つかったんですが……」


 石炭かなって思って、丹羽長秀殿に案内してもらい、見に行くと、そこにあったのは石炭ではなく、褐炭だった。


 褐炭というのは石炭をより品質を悪くした物って言えば良いか……水分量が多くて蒸気機関には利用しづらい燃料である。


 炭に混ぜて使えば火を長持ちさせられるので、全く無駄ではないけど、商業的に使えるかというと微妙な……。


「ん? ちょっと待てよ」


 俺は荷物を漁るフリをしながらネット通販を開き、火薬の種類の本を購入し、ペラペラめくる。


「綺麗な書物ですね。挿絵があって見やすい。紙の品質も素晴らしいですが、異国の文字で読めませんね」


「ええ、異国の技術書なのですが……あ、あったあった。この褐炭を使えば今の火薬よりも銃への負担が少ない火薬が作れますよ」


「本当ですか!」


「ええ、火薬に使われていた炭を褐炭に置き換えるんですよ。そうすると燃焼速度がゆっくりになって、爆発の熱で銃身が歪むのを抑えることができるんですよ」


 黒色火薬に対して褐色火薬と呼ばれるライフル火縄銃などの銃弾とライフリングで火薬の爆発の威力が隙間から抜けにくくなるため、燃焼速度をゆっくり(威力はそのままに)して、過剰な力が銃にかかならないようにする火薬である。


 実際に丹羽長秀殿の許可を貰って、サンプルをいただき、硝石、硫黄、それに褐炭の粉末を混ぜて褐色火薬を作り、ライフル火縄銃で射撃訓練をしたところ、連射しても銃身が歪んだり、亀裂が入ることがほぼ無くなった。


 回数による問題もあると思うが、これでライフル火縄銃の耐久性が上がるので、結果事故率や故障率が減らせる。


 ただ無煙火薬ではないので、黒色火薬と同量の煙や火薬の煤が残るので、毎回の掃除は必須である。


 信長様に報告すると、


「へぇ……長秀の領地でそんなものが採れるんだ……他の場所でも採れるかな?」


「調べてみたら尾張北東部……犬山城辺りが多く採れるらしいですが、今森殿が居る楽田城付近でも採掘できるかと」


「ふむふむ、木炭も地味に高いからな。採掘してそれを粉末にし、混ぜればいいのであれば、そんなに値も張らないか」


「尾張で取れないのは硫黄だけですが、周辺諸国で採掘できますし、流れてきますからね」


「うむ、あとは弾になる鉛も熱田や津島にはある程度の量が流れてくるからな」


「そうですね」


 一番値段が張る硝石は森殿の領地で流民を使って生産準備を始めたので、数年後には量産が可能になる。


 それまでは俺がネット通販で量確保すれば良いしな。


「せっかく那古野城に来たことだし……ちょっとお茶会でもしてゆっくり話さないか?」


「信長様……甘い飲み物飲みたいだけでしょ」


「てへ!」


「いいですよ。お茶会にしましょうか」


 俺は信長様の部屋でお茶を飲むことになるのだった。



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