↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦国爆乳秀吉〜主人公は秀吉を天下人に育てたい〜  作者: 星野林


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/63

2回目の競売 鉄砲の入手

 信長様の初陣が無事に終わった頃、織田信秀様の軍勢は美濃攻略を開始したが、前回と同様に大敗してしまい、身内の一部や家老職の一部を失う敗戦となった。


 これ以上戦うのは双方得が無いとして、急速に和睦へと舵を切っていくことになるのだった。


「というわけなの。僕もなんか結婚させられそうだし」


「そうなんですか……お相手は?」


「帰蝶って言う男らしい。僕としてはまだ結婚したくないんだけどね……それよりもこのうどんって言う料理は美味しいね。鶏肉ってこんな味がするんだ」


「ありがとうございます」


 初陣が終わって帰ってきた信長様は池田さんに伝えていたように、直ぐに俺達の茂部家に来て、料理を食べていた。


 今回出したのはうどんでとり天を添えて食べてもらったところ気に入ったらしい。


「いや、でもびっくりしたけど、森が言っていた様に武芸も達者だったんだね英聖は」


「信長様、だから言ったじゃないですか〜」


「ごめんごめん、やっぱり男って非力の印象があってね」


 ちなみにうちには森さんと池田さんも護衛として一緒に来ていて、一緒にうどんを食べていた。


「味噌の奥に深い味わいがあるけど何を使ったらこんな味になるんだい?」


「味噌を作る時に出る汁を濾した液体(醤油)と熱田で手に入れた昆布を使って出汁を取り、それで味を整えています。鶏肉は小麦粉と卵を塗って油で揚げるという中華の料理法を使い、天ぷらという料理に……」


「うどんに浸せばしっとり汁を染み込んで美味しいし、そのまんまでも塩をふりかければサクサクしていて美味しいわね! これ気に入ったわ」


 森さんはとり天を気に入ったらしい。


 池田さんも無言で食べているが、美味しさで頬が緩んでいる。


「さてと、今日来たのは褒美ってのもあるけれど……池田」


「は!」


 池田さんは馬に積んでいた火縄銃を3丁ほど俺達に渡してきた。


「近江の国友村から仕入れてきた鉄砲よ。これを本当に複製することができるんでしょうね?」


「できる腕前の職人は抱えております。普段は刀鍛冶をしていますが」


「ふうん……まぁできれば僕的には嬉しいけど、あんまり期待しないでおくよ。それと商人達から競売を再び開いてくれって陳情が来ているけど、品の準備はできているのかな?」


 どうやら商品の確認もしに来たらしい。


 ネット通販の品を保管しておく蔵を俺は新しく建てていて、そこに定期的に商品を購入して保管していた。


 蔵を空けて中を見せる。


「まずは前回と引き続き砂糖を……今回は10貫(約37キロ)ほどと蜂蜜酒(一升瓶)を100本。新しく干し椎茸を1俵分(30キロ)(合成繊維の)色鮮やかな着物50反分、陶磁器の茶碗(1個300円くらい)50個を用意しました」


 ぎっしり蔵に詰め込まれているのを見て、信長様も満足そうである。


「これは何だ?」


 信長様は筒の様な物を見つける。


「それは懐中電灯と言って、日の光を蓄えておくことができる異国の道具です」


 スイッチを押すと周囲を明るく照らし出した。


「おお! 凄い! 光った!」


 小さい太陽発電してくれるパネルが付いていて、日中日の当たる場所に置いておけば2時間ほど照らしてくれる代物である。


 それのランタンタイプを10個ほど用意しておいた。


「売れますかね?」


「いや、これは売らないで僕が貰っていいかい?」


「どうぞ差し上げますが、絡繰の耐久上、2年から長くても5年で壊れるので」


「いやいやそれでも夜の部屋を日の光で明るくしてくれるのは便利な代物だね」


「なかなかこれは手にはいらない代物なのでよろしくお願いします」


「うん……1個どれぐらいするんだい?」


「買えるところでは1個500文もしませんので気にしないでいいですよ」


「……深くは聞かないでおくよ」


 信長様は懐中電灯を大切そうに受け取り、俺が使い方を説明する。


「光の強弱も選べるのか」


「強くすると1刻(2時間)も持たないので気をつけてください」


「弱くても十分に部屋を照らせるからね。大切にするよ」


 ニコっと信長様が笑う。


 ちょっとドキッとした。


 髪とか服装をちゃんと整えれば顔も整っているし美人さん何だよなぁ……。


 そんな感じで商品紹介を終えて家に帰ると、物干しに布団が干されているのに気がついた。


「あれは?」


「布団ですね。寝具の一種で、布地で綿を包み込み、敷布団を床に敷いて、掛け布団を体に掛けると温かくて寝やすいのですよ……いります?」


「欲しい!」


 予備の布団一式を引っ張り出して紐で結んで池田さんの馬に乗せる。


「じゃあ明日にでも競売の品は那古野城に運び込みますので、また門番には入れるようにお伝えください」


「うん、わかった!」


 お土産にサツマイモを使ったスイートポテトを渡したら信長様は上機嫌で帰っていくのだった。







「英聖、いいんですか? そんなに信長様に肩入れして」


 信長様が帰った後に美虎がそう聞いてきた。


「あの人は信秀様よりも才気に溢れているよ。将来大物になるよ」


「そうなのでーす? 今のところわがままなお嬢様にしか見えないですが」


「うつけの姿と本来の姿を使い分けてるのが只者ではない証だよ。それに俺達には本来の姿を見せてくれているし……信頼されている証拠だ。期待に応えられるように頑張ろう」


「それもそうでーす! ……今日は私を抱いてくれませんか?」


「勿論。今日は美虎を重点的に開発するから覚悟しろよ」


「いや~んでーす!」








 翌日、競売の品を那古野城に運び込んで、村に帰ってから鉄砲を藤原兄弟に見せる。


「ほほう……これが南蛮の武器……鉄砲」


「信長様が戦で活用されたと聞いたが……全然戦果を挙げられなかったとも」


「それは数が揃えられなかったからね。数を揃えてちゃんと作戦を立てれば弓よりも強力な飛び道具になるし……」


 嫁達も巻き込みながら、火縄銃の1丁をパーツを分解して図面を描いていく。


 そのまま何度か分解と組み立てを繰り返していくと……


「これ前に作った旋盤だったりネジを作る工具が使えるんじゃねぇか?」


「兄貴、銃身も刀を作る技術を応用すれば作れるし、絡繰部分も今ある道具で作れるんじゃないだろうか」


「うーん……人手がもっと必要だね」


 正常が言う様に鉄砲を作るのに人手が必要。


 どうにかなりませんかって俺に聞かれたので、道場で腕前が上がらずに燻っている人だったりをお金を支払うからと雇って、10人ほど人員を補充。


 勿論直ぐに戦力になるわけじゃないので、1年かけて銃の開発と人材の育成を藤原兄弟は行なっていくことになり、俺はじゃぶじゃぶ予算を投入した。


 というかそれくらいしか現状お金の使い道は無いし。


 新しく雇った人達は男4人の女6人だったが、最初男に教わるのはって女性陣は怪訝な顔をしていたが、作られる刀の品質や鉄砲を作れれば1貫の材料で10貫で売れるって教えれば、金になる=生きていくる→結婚できるの計算式が成り立ち、真面目に働くようになっていった。








 そんなこんなで俺達は信長様から計算ができるんだったら競売の帳簿付けを手伝ってくれって言われて、召集を受けた。


 俺、萌衣姉さん、美虎、秀吉のいつもの4人に、算術が得意で金の計算が滅茶苦茶早い秀吉の妹の小竹……元服して秀長を名乗り始めたも連れていき、5人プラス那古野城で働いている文官達と競売の入札してからの計算を行なっていく。


「す、凄い……信長様が最近雇った茂部家の人達……滅茶苦茶計算が早い」


「あの指で弾いている道具はなんだろう?」


 俺達はそろばんを使って高速で計算をしていたが、文官の人達は興味津々でこちらを見てくる。


「よろしければ今度このそろばんをお譲りしますし、使い方を教えましょうか?」


「「「是非お願いします!」」」


 萌衣姉さんがそろばんの使い方を教えましょうかって周りに言うと、文官達は揃って頭を下げた。


 ちなみに競売自体は大盛況で、今回は7500貫ほどの売上になっていて、なんか家臣達への給金の計算とか城の維持費の計算とかもやらされて、競売以外のこともやるのだった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。