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第十五話 束縛のキスは未来へ
黎明は、飛燕を公私ともに自分の隣に置き、強固な「愛の鎖」として結ばれた。
ある日の政務中。黎明は、臣下の前で、飛燕を玉座の隣に座らせた。
「飛燕。この辺境の統治策、貴方の見解を聞かせよ」
飛燕が冷静に意見を述べると、黎明は満足そうに微笑み、臣下たちの前で、飛燕の唇に深く口づけをした。
「貴方の意見は、常にこの国を救う。貴方のすべては、私を救う」
臣下たちは、皇帝の寵愛の深さに驚愕したが、誰も異を唱えることはできなかった。飛燕の戦功と、皇帝の愛は、もはや揺るぎないものだったからだ。
黎明は、飛燕を抱きしめ、その耳元で囁いた。
「貴方は、私の愛から、二度と逃れられない。貴方は、私の永遠の宝物だ」
飛燕は、黎明の独占的な愛の中で、これまでにない絶対的な幸福を見つけた。彼の心は、黎明の熱烈な愛によって満たされ、彼の人生は、愛の鎖に繋がれた幸福な日々へと変わったのだった。




