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欠落家族の欠落少年  作者: FOOL
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壊滅都市

ドルフ歴635年ーー

世界には三つの大国がありそのすべての国が争い繰り返している。

その中でも1番の大国であるグクリア帝国は武力に物を言わせ他の国を侵略しつつあった。




「はぁ、終わった!大佐はいつも私にばかり書類を押し付けて!」

私の名前はリズ

今存在している三カ国の中で最も小さいイントという国の軍人だ。軍人といっても書類整理科記録係なのだが。皆んなはここのことを馬鹿にするけど私はこの仕事が大好きだ。何故って、世界のあらゆる情報や過去の出来事なんかを自由に読むことができるからだ。昔から本を読むのとかものすごく好きで、この仕事をできるって聞いた時はテンションが上がりすぎて家の階段を上り下りするという奇行に走っていた。注意されてやめたんだけどね。そんなことを考えていたらいつもみたいに大佐の部下が書類を運んできた。

「これ今日の最後の分な」

はぁ、この仕事の中で一番嫌いな時間だ。最後の書類だけはどうしてもなれない。今日死んだ人の記録だ。私は前髪をいじりながらそらぁ好きなことばかりできるなんてことはないですよねと甘い考えを正して記録を始めた。戦争中ですもんね。また今日もここで寝るのかなぁ。戦争中だから死者の記録が一番時間かかるんですよね。

まぁ始めましょ。こんな感じで毎日を過ごしてます。

だが数日後とんでもない記録を書くことになるなんて思ってもいなかった。

大国であるグクリア帝国の都市が1つ突如として壊滅したのだ。

その壊滅した都市は海に面しているだけでこれといって戦争に関わっていたところでもない。だからといって武力国家であるグクリア帝国の都市が簡単に壊滅するなどあり得ない。その事はもう国中でも噂になっていた。帝国めざまぁみろという人もいれば、ただただ怖がる人もいた。

「リズ記録係大佐がお呼びです、至急会議室へ」大佐に呼ばれた、いつもいい事ないんだよな。

「リズ、今からお前はグクリア帝国に行き都市壊滅の情報を調べにいってもらう。しかしこの任務は極秘事項でもし、グクリア帝国にイントの人間だとバレたら処刑されるので気をつけて、じゃぁ」

へ?何いってんのこの人、とうとう頭がおかしくなったのか?しかも、じゃあってなに、ちょっとかるすぎない?私が何をいってるかわからないという顔をしていたら大佐に早くいって来いと言われ会議室から追い出された。

数日後ーーということで、無事グクリア帝国に入れました。はがない旅人という設定だ。壊滅したバロンのすぐ近くまで馬車で来ていた。途中馬車に乗せてもらいながら情報収集をしていた。その馭者の人がこちらを見て眉を寄せながら話しかけてきた

「旅人さん、あの街にはいかないほうがいいですよ、なんてったって角の生えた怪物がいるって噂ですから。今の街を見たら絶対にお客さん、驚きますからね」早速良い情報が入ったと私は陽気に手帳に記しておいた。そうこうしてる間に馬車が止まり

「ついたよ、あれがバロンだ」

私は門をくぐってすぐのところで降りた、そこで私はなんとも言えない感情で街を眺めていた。どんな軍隊に襲われればこうなるのか、どんな魔法を使ってもこうはならない。街は見るも無残に全壊していた。住める家などほとんど残ってない。こんな惨状は今の戦争の時代でも例をみない。私が仕事場にこもってる時に読んだ記録でも都市が半壊したのが最悪の状況として記録されていた。普通なら半壊するまでに都市の防衛機能が停止してその場で降伏の決断をするし、その他にも戦争の拠点にするため全壊などすることはない、全壊させてしまっては拠点としても使えず攻めた意味がなくなってしまうから。



その有様を見ながら私はこの街の大通りだと思われるところを歩いていた。道の端には住むところを失い無気力に座り込んでる人たちがいた。その中には親の姿が見えない子供やもう動けそうにない老人などが多くいた。しかし、この有様は敵国でありながら可哀想とおもえてくるほど。そうしていると前の方にテントが密集している簡易の施設があった。そのとなりには私の乗ってきた馬車があった。施設の中では軍服をきた人たちが食べ物やランプなどを売っていた。普通の半分以下くらいの値段で売られていた。でも、この街の現状ではお金を払える人は珍しく、食べ物を買って行く人も少量ばかりだ。そんな中

「おう、にいちゃん残ってる食糧の半分を売ってくれ」

そこにいたのは体がでかくムキムキのハゲツルピンのおっさんだった。おっさんは食糧を持ってきていた荷車に乗せて自分で引っ張って帰っていった。半分て言ったってそこそこな量があった。絶対今の人その辺の軍人よりつよいわ。軍人の人によると毎日こうして買いに来るそうだ。ラーファスという人らしい。

施設の中には食べ物を売っている場所の隣に死亡者や行方不明者の名簿がありその横には家族に当てた手紙などを貼ってる掲示板があった。

「母さん、僕はとなりの街のおじさんの家に行きます」

「子供を探してる人募集しています」

こういうのを見ると戦争の後のことを思ってしまう。私は何て平和なところで暮らしているのだろう。

テントをでたら、夕陽が沈みかけていらことに気がついた。そうだ、宿を探さないと。そう思っても探すほどの家はなく休ませてくれそうな家を一軒一軒回って行くしかなかった。そうしていると、人だかりができているところがあった。そこは一際大きく、活気のある二階建ての建物だった。近くへ行ってみると、ごく普通の宿屋兼酒場だった。看板には休むところ、食べ物に困っている人無料で提供します、ぜひうちにと書いてあった。こんな大きな建物が壊れずに残っているなんて。この街の唯一の救いに見えた。

私も建物の中に入ってみると

「らっしゃい」

すぐに声をかけられたさっきみたハゲツルピンのおっさんのラーファスさんだった。

まさかの、ラーファスさんが営んでいる宿屋だったらしい。

「止めて欲しいんですけど」

私の顔を見て見なれない嬢ちゃんだねと行って部屋へ案内してくれた。

明日の朝に起こしにくるからとそそくさと行ってしまった。お金はどうするのと思いつつ、私は荷物を置き酒場へ戻った。

1つテーブルが空いていたのでそこに座った。周りではこんな惨状にもかぎらず、泣いてる人はいなかった。そうしていると勝手にご飯が運ばれてきた。頼んでないんですけどというとこの店には今はこのメニューしかないそうだ。魚の揚げ物にごはん、ちょっとしたサラダがついてきた。それを食べていると、目の前の席に今にも泣きそうなお兄さんが座ってきた。案の定何もしていないのに泣き始めた。そしたら、ラーファスがやってきた。頭に血管を浮かび上がらせながら

「にいちゃん、泣くのは外にしてくれここはメシを食う場所だ」と怒鳴り込んだ、お兄さんは、はい、と言ってすぐに泣き止んだ。なるほど、どうりで泣いてる人がいないわけだと思い。同じテーブルに座ったよしみだ話くらいは聞いてあげようと

「どうしたんですか?」

と聞いたらお兄さんはまた何かを思い出すように喋り始めました。

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