プロローグ
「世界の人々は皆、能力がある」
そんな当たり前のことを友人の有利が言いだした
「え、いきなりどうした?」
「なあ、颯斗この常識いつからあるかしってるか?」
「200何十年とかじゃなかったっけ?」
「はい、ざんねーん!不正解!正解は今日で丁度300年前らしいぜ?」
「えーと、今日が2300年の10月5日だから、あ、本当だ今日じゃん!」
俺が少し驚きながら言う
「てかさ、もう学校遅刻しそうなのに何を呑気に歩いてんの?」
「マジ?」
自分のスマホを見る有利
「やべ!じゃあ飛ばしますかー!」
能力発動の影響なのか元々赤かった有利の髪が更に赤くなり始めた
《チャージ》
そう言うと有利の足が赤くなり周りの温度が一気に上がった
「颯斗掴まれ!」
俺は有利の方に手を置いた
《ブースト》
足から炎が吹き出し一瞬でもといた場所見えなくなる程に有利は飛んだ
学校には10秒もかからなかった
相変わらず早すぎだろ
「じゃあ行くか」
「ちょっとまて」
「ん?どした?」
「さっきので俺めっちゃ暑いんだけど?」
「俺のブーストでちょっと汗かくだけなんて凄すぎだから?」
「じゃあその凄すぎな俺にドリンク奢るべきだと思いまーす」
「言うと思ったわ!仕方ねぇな!まだ時間あるしいいよ!奢ったる!」
結局俺たちは遅刻ギリギリの時間になった
「やばいやばい!急ぐぞ!颯斗!」
「誰かさんが落とした100円にこだわってるからだろ?てか10分もかかって取れてねーのって…フッ、ハハハッw」
「いやいや!お前!100円結構でかいから!?」
そして俺達は自分の教室の扉を開けた
「おい颯斗!有利!ギリギリだぞ!?」
そこには教卓で怒っている黒髪ロングのお姉さん?先生こと美咲ちゃんがいた
「ごめんごめん!美咲ちゃん」
「俺もごめんー!」
「お、おい!颯斗!先生って呼べ!」
「ごめんなさい、美咲ちゃん先生!」
「はあ、いいか!この学校は能力ランクがAランク以上の者しか通えないエリート校だ!少しは余裕を持って登校しろ!」
「すみませーん」
「まったく、それじゃあホームルームを始める」
「あ、そうだ今日の1限目はクラス内での順位付けがあるから体育館に遅れないようにな」
あ、そうか今日は順位付けの日か
そんなものだいたい順位なんて決まっているだろうに…
学校がこんなことをやろうとするのは能力の成長具合を知るためである、能力は鍛えれば鍛えるほど強くなるその評価の為に行われるらしい
「それじゃあホームルームを終わる」
ジャージに着替えねーと
「ねね、颯斗」
そう言って後ろから肩を叩かれた
そこに居たのは席が後ろで幼なじみの香りだった
香織今日も可愛いなぁー!
「香織じゃん、どうしたん?」
「あのね、うちってさ体育委員じゃん?だから今日の順位付けの準備とかあるから早めに行かないとなんだけどさ…一緒に行って手伝ってくれないかな…?」
上目遣いをしながらそんなことを言ってくる
あぁー可愛い!好きだわぁー!もう告るか?いやまて振られたら絶対しぬ!余裕でしぬ!
「あーそっか!じゃあ一緒に行こうぜ!」
一緒に歩けるだけで最高、、、
なんかめっちゃいい匂いする
抱きしめて嗅ぎたい
おっと、俺は紳士だ、そんなことは決してしない
「着いたー!じゃあ準備すぐに終われせちゃお」
「おう、了解!速攻でやって香織の負担減らせるように頑張るわ」
「あ///え、?ま、まあうちだって颯斗の負担減らせるよう頑張るし///」
「じゃあ俺は香織に負けないように更に頑張んないとだね」
それから約10分が過ぎた頃クラスメイト達が来た
「おいおい!カップルで何してんだー!?」
そう言いながら入ってきたのはクラスメイトの流星だった
「あ、やっぱり?そー見えちゃう?」
「そんなんじゃないってば!流星も颯斗も…てか!颯斗はいじられてる側じゃん!何言ってんのー///」
そう言いながらポカポカと殴ってくる
ちょー可愛い何これ可愛すぎるんだけど
「ごめんごめん!」
「なあ流星俺の順番っていつだっけ?」
「颯斗って1番じゃなかった?」
「え?マジ?相手だれだれ!」
「光だった!光るとはまだやった事ないもんな!頑張れよ!」
「最初から俺と光か…」
光は今年の9月までアメリカにいた帰国子女なのだ
アメリカでも猛者達が集まる大会などでも優勝経験が何度もあったり、他にも20人と戦ってもわすが7秒で仕留めたとか能力ランクSを3人相手にしても圧勝してしまうぐらい強いアメリカ国内最強とまで言われていた光は世界的にもその強さは有名で知らない人はほとんどいない、光がこの学校に来て半月ぐらい経つが光とやるのは初めてでとても楽しみだ
「なんだい2人して僕の話かい?」
そう言って金髪を揺らしながら入ってきたのは光だった
「おう!今日はよろしくな」
「僕のこそ、今日はお手柔らかに頼むよ」
「おい!お前ら!集合しろー!授業始めるぞ!」
「ではまずは初戦だ!颯斗と光お互い両端に行け!」
「りょーかい〜」
「はい!分かりました」
ジャージの裾を何かが引っ張ってきた
その方を見てみると香織がいた
「光君強いんでしょ?頑張ってね!」
あぁ!あああ!か、かわいぃ!何この生き物持って帰りたい!
「でも負けねーよ、圧勝してやるさ」
「それでは!初め!」
美咲ちゃんの合図と共に順位付けの初戦が始まったのだった




