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第41冊 旅日記・武雄温泉駅にて、やっぱ何かあるのね

 



 つづき。


 書き忘れていたけれど、今回の旅行はハリケーンレディとの二人旅ではなく、義父母との4人旅である。


 なんだけど、実は義母は熊本に行っていたので、ヨメちゃんは熊本までわざわざ迎えに行くところからスタート。私はヨメちゃんを駅に一旦送り、家に帰って洗濯物を干してから義父をつれて再び出撃、武雄温泉駅で件のTシャツ切符をスムーズに受け取るべく、先行して特急に飛び乗った。




 ……めんどくさいことこの上ない。





 西九州新幹線は全通していないため、「特急リレーかもめ」は「新幹線かもめ」の待機するホームの対面に到着し乗り換えをするという方法をとっている。


 この乗り換えのタイミングで待機していた私がヨメちゃんのスマホを受け取り、ダッシュでTシャツ切符を受け取りに行くという、そのハードなミッションのために私はわざわざ一人先行したのだ。




 ところが「想定外」はどんな時にもついて回るもので。




 私が乗車した特急「みどり・ハウステンボス号」は、終着駅が佐世保駅・ハウステンボス駅なので、「在来線ホーム」に到着したのだ。


 そうすると、どんな事態が発生するか。


 そう!「新幹線ホーム」に到着する「特急リレーかもめ」のホームには入れないので、ダッシュしなければならないのは私じゃなくてヨメちゃんなのだ!



 このことに気付いたのは、武雄温泉駅に降り立つ直前。「ヤバイ!」と思って急いでヨメちゃんに連絡するも、相手も既に電車の中。ようやく電話に出て話が通じたのは、ミッション本番10分前……!ハリケーンレディがちょいとばかり不機嫌になったのが電話越しに伝わってくる。しかし私の特急券を予約したのもこんなハードモードを強いたのは他ならぬレディ自身なのだ。決して私のせいじゃない。






 そう。決して私のせいじゃない。

 大事なことなので2回言いました。





 しかしそうは言っても万全の体制は整えなければならない。来たるその時に向けて、私は新幹線改札口近くの受け取りカウンターの係の人に事情を説明し、受け取りセットを御準備いただいた。係の方も「無理でしょーねー」と言いつつ、特急の到着を待つ。











「〜番線にリレーかもめが到着します。乗り換えの新幹線かもめは〜」 




 特急到着のアナウンスが駅の構内に響く。  

 いざ、決戦の時!




「ハイ!スマホ!私戻る!」


 予想よりはるかに速く改札口に来たヨメちゃんはまさに疾風の如く去っていく!その様子を見ていた係の人はQRコードを読み取るべく既にスタンバイ、渡したスマホを操作して「いってらっしゃーい!」と送り出してくれた。この間わずかに1分程!これなら間に合う!



 しかし行く手を遮るは大量の赤いTシャツを着た同類達!エスカレーターはダメ、階段を駆け上がれ!



 ホームに到着と同時に鳴り響く出発合図のベルとアナウンス!その結果やいかに…………!












 ……余裕で間に合いました。


 なぜかと言うと、あまりにも人が多すぎて自由席どころか指定席通路まで利用しなければいけない状況だったから。さすが3000円で一日乗り放題。おかげさまで恥ずかしくない!





挿絵(By みてみん)

 これ着た人がいっぱいいるので、駅の構内・ホームは真っ赤っ赤。一瞬マツダスタジアムに向かう広島カープの応援団と勘違いしそうだが、これはJR九州さんのコーポレートカラーが赤色のため。(ちなみにJR西日本はブルーで東日本はグリーン)


 肩にチケットが縫い付けられているのがお分かりだろうか?それにしても、この後どんなシーンでコイツを着れば良いのか。後ろにはデッカく「夜祭」の文字が。ヒジョーに悩ましい……。




 



挿絵(By みてみん)


ついでにゾンサガの写真も撮る。

なぜグッズを売っていないんだ武雄温泉駅………



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