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ほろ酔いの夜 7


「マジか。それを亜樹本人にバラされるとはな」

耳まで真っ赤になっているのを見るのは久しぶりだ。


「言いたくてうずうずしてたみたいよ。籍入れた今だから教えてくれたみたい」

「言うの我慢してくれてたんだな」

「余計なこと言ってダメになったらいけないからって言ってた」

お酒に酔って少し火照った頬に夜風が気持ち良い。


「結婚パーティーにはその人呼ぶの?」

「呼ぶよ。来る気満々だもん」

「じゃあお礼言っとかないとだな」


大好きな人の側にいられて、周りにも祝福されて。この上ない幸せを噛み締めて空いてる方の手を優輝の腰に回した。




お風呂を終えて寝室に戻る。

灯りはついてたけど優輝の規則正しい寝息が聞こえる。


「もう寝ちゃったのね?」

声に出すけど、でも起きない。


彼の眠るベッドに潜り込む。

強引に腕を上げて胸筋を枕にする。一緒に暮らしてから、ベッド内の私の定位置はここだ。


「おやすみなさい」

返事を期待せずに呟くと腕に包まれた。規則正しい寝息はそのまま。


彼の体温に引き込まれるように眠りについた。




番外編 ほろ酔いの夜 fin.






Copyright(C)2022-藍沢咲良


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