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狂人の失踪 ~異世界で吠える~  作者: おひんぽ丸出し大黒柱
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1/12

第1話 万引きは犯罪です

大型犬の屁のような音を上げながら彼の愛車は加速する


ベビカ150


ベビーカーに草刈り機のエンジンを搭載した彼、自慢の一皿だ


これには流石の本田宗一郎氏も草葉の影では自らの陰毛を毟りながら悔しがることでしょう


それはもう意気揚々とアクセルをおっぴろげ


市立 辺呂中学校に登校する彼こそ、この物語のキッコーマン


野崩 狂ノ進 その人である


現在の年齢は昔の福くんと同じ14歳

そして昔のえなり君とも同じ14歳

まぁここに関しては15歳以上であれば誰でもいいです


ベビカ150は更に大きなゴルデンレトリーバーすると凄く加速した


その瞬間!!!


法隆寺の陰から飛び出す影が!!!


「キキィィィィィィッィィィィ」


ブレーキの搭載を忘れていた狂ノ進は取り敢えず口でスキール音を再現した

こういう細かな気配りが後々の裁判に響いてくるという判断だろう


悲鳴を上げる少女

「ジジィィィィィィィッィィィィィッィィ」


それを見ていた宮さん

「魔女の宅配便ってのはどうだろうか?」


ドカーーーーーーーーーーーーン ポフッ

二人が衝突したことにより凄まじいエネルギーが生まれた Happy Birthday


狂ノ進はベビーカーから投げ出され地面に3m程、身を擦り下ろされた


対して少女の方は、事故の衝撃で吹っ飛ばされ放物線を描き、そして地面に叩きつけられた


だがなんと、そのインパクトを殺す様に地面を転がると

勢いそのまま明後日の方向へ駆け出した


世にも珍しい轢かれた側が逃走するタイプの轢き逃げである


その様子を呆然と見つながら狂ノ進は呟いた

「beautifullをば」

綴りが間違っているのは中二ならではのご愛嬌


読者の諸兄(しょにーに)にだってプリントをテープのりで一生懸命ノートに貼っていた時期があるはずだ

是非に、そのことを忘れずにレジを通さず店を出ていただきたい


































































お巡りさんこいつです→   - ー   ←お前

               ー



狂ノ進は立ち上がると自身の体についた砂や犯罪歴をパッパと払い落とした


そして再び産業廃棄物に跨ると極めて何事もなかったかのように走り出した


ブオゥーーーーーーン

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